カテゴリー「経済・政治・国際」の記事

2026年3月 1日 (日)

米+イスラエル イラン攻撃

20260301
今や満開 大手町 丸紅前の河津桜

忘年会や新年会が終わり、年末・年始は忙しいので2月に会おうと約束した延期バージョンの諸会合もこの時期になってやっと終了した。昨年末に受けた健康診断で「要再検診」などの注意があった項目については、「まあ、大丈夫だろう」との自己判断もあったが、そこは小心者の老生である。2月にはそれぞれ専門医を一応受診して「まあ、良いでしょう」とのお墨付きも先ごろもらった。この時期は、確定申告も終わってホッと一息の季節である。ふと気が付くと街角から沈丁花の匂いがそこはかとなく漂い、都内では河津桜が満開の時期を迎えた。「めでたさも中ぐらいなりおらが春」と云う心境である。


オールドメディアではほとんど報道されていなかったが、かねてからネット界隈で喧伝されていた通り、米軍とイスラエル軍によるイランへの爆撃が始まった。この問題は以前より軍事衝突が必至だと云われており、一説には先週末に米軍が攻撃を開始する可能性が非常に高いと云われていたのだが、現実はネットの識者予想より1週間遅れての戦闘となった。ここで戦争が始まればペルシア湾の原油輸送に重要なホルムズ海峡が多大な影響を受け、ガソリンの価格も高騰するであろうから、自衛策としてこのところマイカーのガソリンは常に満タンをキープすることを心掛けてきた。昨日もガソリンを満タンにしたばかりとあって、暫くはガソリンの給油も必要なく私としては高みの見物である。もっとも戦闘が長引けば船舶燃料用バンカーオイル(C重油)の値段も高騰することが想定されるが、この春に乗船予定の「飛鳥Ⅱアラスカ・ハワイクルーズ」のバンカー(燃料油)サーチャージは1月末までの原油価格を基準に算定されるとあり、今回は適用外とあってまずは一安心。中東の出来事は決して他人事ではない。


週明けには世界で一番早く開く東証始め世界中の株価が多大な影響を受けるのだろうが、この処の株価の急激な値上がりからどれだけ下落するのか、こちらも注目である。反対にホルムズ海峡が封鎖されたり紅海地域への紛争拡大が続けば、代替航路の手配で船舶輸送のトン・マイルが増大し海運株の値上がりが起きるかもしれない。他方、極東情勢を見れば、今の米軍は2正面で作戦を展開する余力はないだろうから、この機に乗じてシナは台湾に軍事侵攻する可能性も取り沙汰される。4月の米中首脳会談を前に、シナが危険な賭けに出るのは難しいという考えもあり、いずれにせよ台湾情勢にも目が離せない。米軍によるベネズエラのマドゥロ大統領の鮮やかな拘束作戦に肝を冷やしたシナ人民解放軍は、現在の実力では米国とコトを構えたくない姿勢になったとも報道されており、イランでの軍事衝突からシナ共産党は台湾進攻について何を学ぶのだろうか。イランの後ろ盾にはシナがいるとされており、習近平はこの戦争を大いに注目していることだろう。これからの世界で何が起きるのか、ネットやオールドメディアを比べながら過ごす閑な老生の週末である。

2026年2月16日 (月)

中道改革連合 負けに不思議の負けなし

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交差点の向こう側 中道 海江田候補の選挙演説 


週に一度くらいはブログを更新したいと思っているが、トピックスも見当たらない。こともなく日々が過ぎてゆく。この間、衆議院選挙では自民党が予想以上の大勝とあって、誠にご同慶の至りだ。東京第一区に住んでいるので、私も妻も選挙区では自民党の山田みき候補に、比例区では日本保守党に投票した。山田みき候補は中道改革連合の海江田万里候補を破って当選、残念ながら日本保守党は当選者を出せなかったが、直近の選挙で2%以上の得票を得ることが必要とされる政党要件を今回も満たすことができ、我々の投票が死票にならなかったことは幸いである。私はふだんから山田候補を特に応援しているわけではないが、元来が保守主義である上に対立候補の中道(ex立憲民主党)の海江田候補には絶対に一票を投じたくないという理由がある。そもそも海江田氏は慶応の経済学部卒とあって同学部を卒業した同窓で親近感はあったし、かつては自宅の近所で良く辻立ちもしていたので16年前にはこんな内容のブログもアップしている。

 

『駅前演説』(2009年7月31日付)

『 朝、衆議院選挙に立候補するであろう、民主党の海江田万里氏が駅前で演説しているのを見た。大学同窓のよしみ、またこれまで、かつての「朝まで生テレビ」その他あちこちのテレビでの彼の発言に好感を持っていたから、いつも「頑張ってね」と声をかけてきた。彼はそのたび演説をやめ、歩み寄って来て「ありがとうございます」と握手を返してくれていたが、先の「郵政民営化」選挙の自民党圧勝のあおりで現在は浪人中の身、演説もより熱がこもっている様だ。

今回は朝の出勤時であったが、一言彼の姿を見たらどうしても言いたい事が思い浮かんだ。 「 海上自衛隊の洋上補給は民主が勝っても続けるのだろうね。あれをやめたら世界の笑われ者になるよ、本当は民主はどちらなの? 」と歩みを止めて彼に聞くと 「その通りです。私が当選すれば、なんとしてでも続けるようやってみます」と明確に答えていた。民主党でも、まっとうな候補者はやはり解っているのか、と少し安心したのだが、では選挙になってやっと現実的な対応も検討するいう事は、派遣が決まった時は現実を見ない党であったという事になる。私などは、ここいらで自民党が野党になって永年の膿、澱を一度出し尽くしてもらいたいものだと願っているのだが、そんな反対の為の反対をして国会の審議を伸ばした民主党しか受け皿がないかと思うと、急に情なくなる。ましてや社民党と連立を組む事を民主党は想定して、その為に自衛隊の扱いがあいまいだ、などとニュースで聞くと、やはりこの党に投票するのはどうしようかと思ってしまう。

悩ましい次回の選挙であるが、さて海江田氏はてっきり学校の後輩だと思って、街頭でも偉そうに口をきいてしまったところ、駅前で配られたビラを良くみるとほんの僅かだが彼が先輩だった事がわかってびっくり。かつてなら1年違えば身分は奴隷であったから大変生意気な注文の仕方をしてしまった、と反省。次回駅前で見かけたら「先輩、頑張って下さいね」と小声で応援する事にした。』


自衛隊の洋上補給とは、当時アフガニスタンなどで頻発したテロの対策として、米軍を中心とした艦隊がインド洋に展開し、これら艦艇に海上自衛隊が燃料や物資を国際貢献の一環として行っていた行動である。これに対し例によって共産党や社民党などのサヨクが反対表明をしていたのだが、民主党が政権をとった暁には、この問題にどう向きあうのかを、辻立ちの海江田氏に聞いたものである。その時は、選挙が終わっても海上自衛隊の洋上補給は「なんとしても続けるようにやってみる」と私に向かって断言した海江田氏であった。その言葉を信用して彼を見守っていたのだが、いざ民主党の鳩山政権が2009年夏に誕生してみると、翌年初頭にはあっさりと自衛艦の派遣を止めてしまった。その当時、新聞やテレビでは海江田氏が民主党内で洋上補給を続けるべしと主張したなどの報道は一切なく、挙党体制で海自の派遣中止を決めた模様で、私は「なんだ彼はやはり口先だけの男だったのか」とひどく落胆し、以後一切の応援をしないことにしたものである。


今回の衆議院選挙でも自宅の近所の交差点で海江田候補の選挙演説が始まった。選挙目当ての完全な野合集団である中道改革連合を鼻白む思いで見ていたので、信号待ちの間に周囲にいる海江田候補の運動員に聞いてみた。「辺野古への移設は公明は賛成、立憲は反対だけど一体どうするの?」「安保法制は違憲なの、合憲なの?」「原発は廃止?維持どうするの?」の三質問である。本当は喋っている本人に聞きたかったが、演説の終わりを待つほど暇ではなかったのでビラを配る運動員に尋ねてみた。最初に質問をぶつけた若い運動員は、マスク越しに困った顔をするばかりでなんら返事を寄越さない。次に聞いたやや年上の運動員は、これまたマスク越しにうすら笑いを返してくるばかりで返事が一切ない。「そうか答えられないのか、そうだろうな、じゃあしょうがないな」と毒づいて青信号になった交差点に踏み出した。中道改革連合の大敗については、すでに様々報道されている通りだ。言えることは、旧態依然たる(日本ではなぜかリベラルと呼ばれる)サヨクの教条主義や安全保障観のいかがわしさ、ジェンダーフリーなどの過激思想に国民が飽きたこと、TVや新聞などサヨクびいきのオールドメディアがネット社会に凌駕されたことなどが挙げられる。その上、シナ共産党による誠に時宜を得た恫喝外交が高市政権への大きなアシストになったことは言うまでもない。「負けにふしぎの負けなし」である。

2025年11月18日 (火)

第1回日本保守党 党大会に参加

20251118

11月14日(金)夕方、有楽町の「東京国際フォーラム」で開かれた、第1回日本保守党 党大会に参加した。大勢の参加が見込まれるため、会場入場はQRチェックインで行われるとのことで、妻の指導の下、我が家で「スマホで党員証画面のQRコードを表示する」の予行演習を何度も行い、それでも若干の不安を覚えながら当日は会場に赴いた。最近はスマホがないと、イベントにさえ入場できぬとあって、年寄りは大変だ。思えば政党の大会に参加するなどは人生初めての体験である。かつて全共闘全盛の時代に学生時代を過ごした私は、学ラン着用の體育會学生だったこともあって、ヘルメット姿の活動家による学校封鎖などの革命ゴッコに腹が立ち、機動隊に投石するバカな左翼のデモ隊に向かって逆に石を投げていた方だ。人生一貫して右寄りとあって、これまで政治活動の集会には無縁だったものの、安倍さん亡きあと自民党の左への急旋回、なかんずく岸田首相によるLGBT法案の成立に憤慨して、日本保守党を応援することにしたのは、『LGBT法案が成立したら自民党支持はやめる』(2023年6月14日)『日本保守党(百田新党)に入党(新規会員登録)』(2023年10月3日)に記した通りだ。


国際フォーラム最大のAホール(5000人収容)にはQRコードの効果もあって混乱もなく入場できた。続々と詰め掛ける党員で、夕方6時半の開会時には広い会場も満席の盛況である。人生初めての政党集会とあって、どんな人たちが集まるのか内心やや心配していたのだが、周囲を見ればごく普通の老若男女ばかりで、サラリーマンがいれば自営業風もおり、普通会員の席は皆一人かせいぜいカップルでの参加である。若い女性もいるし品の良い化粧姿の中年婦人も入場しており、周囲の顔ぶれを見ても怖そうな国粋派などはまったく見当たらずまずは安堵の胸をなでおろす。政治活動と云えば、日比谷公園や霞が関あたりでデモをしている団塊世代らしき冴えないサヨク老人をどうしても思い出しがちだが、保守党の応援者はごく「フツー」の人たちばかりだとあらためて我が意を強くした。隣席に座った若い女性は「仕事を残していて、途中で退席し職場に戻るので通路をお邪魔することになるのでスミマセン」と丁寧な挨拶をくれ、働く人たちが金曜日の夕方に取る物も取り敢えず駆け付けたのが分かった。


恒例の「君が代」斉唱で大会が始まったが、他のイベントでの「君が代」より一段と唱和する声は大きく、会場内には清々しい空気が流れる。冒頭、百田尚樹日本保守党代表の挨拶は、LGBT法案成立を契機に政党を立ち上げた経緯を語り、減税や外国人の入国制限、再エネの中止などで”日本を豊かに強く”する活動を促進して、次の国政選挙で10議席獲得を目ざすと言う。この人の話術は実に巧みで、冗談を交えて人を話に引き込むのがうまい。続いて島田衆議院議員と北村参議院議員の活動報告、有本香事務総長の会計報告などが続いたなか、会場は終始笑いと万雷の拍手に包まれ、和やかな雰囲気でつつがなく議事が進行した。百田代表と有本香事務総長の掛け合いなどは、まるで夫婦漫才のようで、ここは政党の大会というよりは演芸会場にでもいるかのようだ。最後に百田代表は10年後には与党になることが目標であり、「その際には会場におられる方々は、記念すべき第1回党大会に出席したレジェンドだと周囲に自慢することが出来ます」と宣言して会場は大いに盛り上がった。第1回日本保守党党大会に出席して『普通の人々による保守の新しいうねり』がいま始まったのだと我が心は大いに盛り上がった。

2025年10月11日 (土)

中味のなかった石破所感 『なぜあの戦争を避けることができなかったか』

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今日の読売新聞に掲載された「石破所感」と最近読んだ『あの戦争は何だったか』辻田真佐憲著(講談社新書)

 

昨日発表された6000字超と云われる「石破所感」を全文読んだが、何も書かれていなかった。安倍首相の戦後70年談話を上書きしたいとのことで、思わずひっくり返るようなトンデモ所感かと思ったが、この程度なら大東亜戦争へ至る道を新書本などを数冊読んだことのある人なら誰でも書ける内容である。なにやら歴史を学ぶ心構えを青臭い新任教師から諭されたような中味だとも云える。統帥権の干犯やら美濃部天皇機関説を持ち出して彼は喋っているが、これらは従来さんざん議論されてきた問題であり、わざわざ蒸し返さずとも 「そんなことはとっくに分かっている」、「何を今更」という内容だ。石破総理は「なぜあの戦争を避けることができなかったか」(所感冒頭)と云うテーマをどうしても述べたかったそうだが、そうだとすれば当時の我が国を取り巻く東アジア情勢という一番重要なことに触れていないのかが 「所感」を読んでまず最初に浮かぶ疑問である。そこに敢えて触れないところが、この人のセンスのなさを物語っているようだ。この全文を2回読んでみたが「何でこんなもの出す必要があるの?退任を前にした、ただの自己顕示欲?」と云うのが読後の感想である。

 

当時はフィリピンを含む東南アジアの殆どが欧米列強の植民地であったこと、シナや朝鮮半島は匪賊が跳梁跋扈する混沌の地であったこと、なによりロシア(ソ連)の南下が恐れられていた状況だったが、それに触れずして、我が国だけの在り方を議論しても意味がないことは、誰でもが直ちに考えつくことだ。資源を持たないにも関わらず、アジアで国民国家として一早く立ち上がり、独立自衛を果たさねばならなかった当時のリーダー達の労苦を顧みなければ正確な判断など出来ようもない。「なぜあの戦争をさけることができなかったのか」を追求したいのであれば、分裂していたシナの国内状況、新たなフロンティアを求めて太平洋を西進してきたアメリカとの確執、特にルーズベルト大統領が大戦への参戦機会を強く求めていたこと、ソ連共産主義の驚異などの諸情勢を考慮に入れる必要がある。その分析を踏まえた上で、我が国の国内体制の不備や制度上の問題点、メディアの好戦的報道姿勢を語るべきであろうが、自分ならそうはしないとばかりの後付け、かつ上から目線の組織論的な論考ばかりが石破所感には目立つ。我が国が置かれていた状況を一切捨象したかの『独白』は、日本近代史の試験なら100点満点の30点ギリギリというのが相場だと云える。


さて予想されたことだが、高市さんが総裁に選ばれた瞬間から、メディアやサヨクの一斉攻撃が始まった。その中で何とも喜ばしいのは、公明党の連立政権離脱の報道である。外苑東通りの信濃町近辺をクルマで通る度に、道路の両側に立ち並ぶ創価学会本部始め新しく立派な建物群を見て、一体この金がどこから来るのか、シナからか?といつも不愉快になるのだが、かつては「折伏」でよその家に上がり込んでその家の仏壇を壊し、今やシナ共産党の下僕となる政教一致の迷惑集団が、自民党の足かせから失せるのである。何とも喜ばしいことではないか。かつて石原慎太郎氏が「公明党は必ずや自民党の足手まといになりますよ」と安倍さんに注意したとおりの展開で、いまここで縁が切れるのは自民党にとっては、将来に向けてもっけの幸いだと云える。公明党の応援が無ければ当選できないような自民党議員は落選していなくなれば良い。この後、高市さんが総理大臣として選ばれるか否か注目されるが、自民党が野に下るのもまた善しである。足かせが消えて少しは右に寄ってまともになる自民党 vs 理念がまったく不一致の野合寄せ集め連合という構図になれば、どちらが日本国の為になるのか、国民にはこの後のいろいろな選挙で判断する大きなチャンスがやってくる。

2025年10月 4日 (土)

祝 高市さんが総裁選勝利 !(番外)

なんとなんと、オールドメディアの小泉推しに反して、自民党総裁選挙は高市さんが勝ってしまった。世界の保守化現象がやっと日本にも上陸した。ここ数年、保守でなくなった自民党にはホトホト愛想が尽きていたが、高市さんが総理大臣として国会で首班指名された後に、どういう舵取りをするのか大いに注目である。憲法改正論議はさておくとして、スパイ防止法を早急に制定し、ガソリン税減税を矢継ぎ早に実施、さらには靖国神社に首相として参拝すれば、去っていった自民党岩盤支持層の票も戻って来ることだろう。そうなった暁に解散総選挙をしたら良いと、久々に明るい日本の未来がほのかに見えたようでちょっと嬉しい。連立の観点からは、親シナの公明党とは袂を分かち、参政党か国民民主党と政権を組んだらよいのではないか。もちろん日本を何とかして貶めたいメディアやサヨク陣営はありとあらゆる手段で、これから高市イジメを繰り広げるであろう。しかし最早ネットの声は新聞やテレビなどのオールドメディアの偏向報道を完全に凌駕する世の中になった。臆することなく日本国と日本人のために、高市さんには 「ワーク・ライフ・バランスを捨て馬車馬のように」 働いてもらおう。期待してます。

 

2025年10月 2日 (木)

自民党総裁選 スーパ―のレジ袋の恨みと保守本格政権への期待

保守を自認している私は、安倍さんが亡くなった後、LGBT法案を党議拘束までかけて国会を通した自民党にすっかり嫌気がさして、あらゆる選挙で自民党に投票しなくなったことは、何度もここで吐露してきた通りだ。その代わり一時は参政党に注目し、今は日本保守党を応援しているが、これら新興の保守政党はなぜ簡単に内部分裂を繰り返すのか見ていて情けなくなる。参政党は当初は武田邦彦氏や吉野敏氏、かの赤尾敏の孫娘である赤尾由美氏などが幹部に名を連ねていたが、「理念が違う」などの内紛であっという間に彼らがいなくなってしまった。いま、日本保守党も友党としていた河村たかし氏率いる「減税日本」と連携を解消したと報じられている。強い信念を持ったリーダーの下に結集したこれら新興勢力は、世間に名前が知られると、何かのきっかけで、それまで同士を引き付けあっていた求心力が、大きく反発しあうバネになるのだろうか。「小異を捨てて大同につく」ことを心に、少々の不平不満は我慢したら良いのにと思うが、小さな所帯ではそうもいかないのか、政治の世界に入ったことのない私には理解ができない。

 

反対に色々な考えの人がいても、共存して生きていけるのが自民党の強みであろう。その自民党はやっとあの悪夢の民主党政権をも上回る史上最悪だった石破総理を引きずり降ろして、総裁選の真っただ中である。例によって頭が空っぽの小泉進次郎を(文春以外の)オールドメディアが露骨に持ち上げているが、インターネット上の動画に彼ばかりを称賛し他の候補を中傷するコメントを自陣営が投稿したことがバレて批難を浴びたと思ったら、地元の神奈川県連が、対する高市候補支持の党員を排除(離党扱い)していたことが分かって大きな問題になっている。小泉進次郎と云えば、個人的にはスーパーのレジで「有料のビニール袋要りますか?」と聞かれるたびに、「まったく人気取りだけのためにこれまで無料だったことに余計な事をしてくれたものだ」と彼の顔が浮かんで腹が立つばかりだが、自民党内にはその人気だけを利用したい人間も多いのだろう。しかし議員立法の実績はわずか数件、ちょっと難しい質問には論点ずらし、何より確固たる国家観や経済政策を持っていないようで、彼の口から出るのは誰かの原稿を読んだかのコメントばかりである。一方で彼は人当たりだけはとても良く、自民党の重鎮からは評価が高いそうだ。正に「神輿は軽くてパーが良い」を地で行く総裁候補である。

 

安倍さん亡きあとの自民党などは、どうでも良いが、もし小泉進次郎候補が総理大臣になったら、本当にこの国が正常に機能するのか、その点は心配で仕方がない。ちょうど一年前の今頃、海の向こうのアメリカでは、カマラ・ハリスの頭が空っぽだったことが次第に分かってしまい、NYタイムスやワシントンポストなどリベラル系オールドメディの応援報道をあざ笑うかのごとく、最後はトランプ氏が大統領選に圧勝した。同様に日本でもいざ総裁選挙が実施された暁には、オールドメディアの小泉推しに逆らって、保守の高市候補が勝っていたという状況にならないか、ひそかに期待している。高市さんならシナや韓国の横グルマに反しても靖国参拝を実行するであろうし、憲法改正の道筋にも曙光が見えるだろう。何と云っても、彼女は積極財政派だから景気も上向きになることが期待できる。ここのところアメリカだけでなく欧州でも保守派が伸長しているのは、行き過ぎたグローバリズムが多くから飽きられたことを意味している。洋の東西を問わず、人々は「共生」だの「ジェンダー」、「多様化」、「人権」やら「持続可能な環境」など、耳障りばかり良いプロパガンダにウンザリしており、保守的な心情に根差した家族・友人・地域・国家を基盤とする安定的な社会の到来をいま望んでいるのである。日本にも高市さんによって、久々の保守本格政権が戻って来ないものか。

参考:「参政党 新しい保守に注目」2021年12月24日
参考:日本保守党(百田新党)に入党(新規会員登録)2023年10月3日

2025年1月24日 (金)

「 日本外交の劣化 」 山上信吾・著(文芸春秋社刊)

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反中姿勢を露わにするトランプ政権の誕生で、戦狼外交もこのところホンの少しおとなしめだが、覇権国家として西側の民主主義国家に牙をむくのがお約束のシナである。台湾情勢も今後どう展開するか分からぬ中、元外交官の評論家たちを交えて情勢を分析をするテレビの政策番組も多い。尖閣の例でも明らかなように、彼ら評論家らの討論を聞いていると、シナに関しては一応「ケシカラン」との声を挙げながらも、相手の言い分も忖度し、我が国の過剰な反応を諫めるかの融和的な物言いに落ち着く発言もよく聞く。そんな中、最近テレビやネットで、一貫してはっきりとした反中を貫く意見を繰り返しているのが、前オーストラリア特命全権大使で、現在は外交評論家である山上信吾氏である。外務官僚上がりに似合わぬ明快、かつ小気味よい主張を繰り出す山上氏のことを注目していたら、昨年彼の新著「日本外交の劣化」が文芸春秋社から出版され、これが評判となっているらしいので購読してみた。


総じて日本の外交は問題が生じた際に事なかれ主義で、ややもすれば相手国に押され気味であり、外務省は国益をどう考えているのかと日ごろ私は心配していたのだが、山上氏が本書で指摘する外務省の実態をみれば、「やはりそういうことか、役人はそんな考えで動いているのか」と合点がいく箇所が非常に多い。曰くロビイング能力の劣化、気概の弱さ、外に出て行かない内向き志向、規律の弛緩、政治家との不適切な距離、チャイナスクールの視野の偏り、国益に背く行動など、いまの外務省の内部に巣食う宿痾を氏は本書で舌鋒鋭く批判する。自分の上司たちを実名で論評したかと思えば、総合商社のトップから中国大使となって注目を浴びた伊藤忠の丹羽氏(と思われる人物)も批評しており、読みながら勇気ある発信に感心することしきりである。東大法学部に入る前は桐朋学園でピッチャーだったというだけあって、全編忖度なしで「おいおい、ここまで書いても大丈夫なのかい?」と心配になるほどのスポーツマン的ド真中の豪速球直球の内容であった。


本書の後書きには「本書は、外交官としての私の遺言である。遺言である以上、かつての先輩、同僚、後輩との人間関係に遠慮して行儀よく丸く収めることは、とうにあきらめた。むしろ、今後の日本外交のために、歯に衣着せず、敬称を略して語ることとした」と氏は覚悟を披露しているが、こんな直言居士的性格のため、本人としては人事的に今一歩報われなかった口惜しさも随所ににじみ出る文章だ。しかしものごとをソフトに収めるのが「大人」のような世の風潮のなか、国益や後輩を思えばこそ歯に衣を着せず黒白はっきりと意見を通す氏の姿勢には好感がもてる。第2次トランプ政権の誕生で世界のパラダイムは大転換するであろうに、相変わらずグローバリズム追従かつ媚中の石破政権をバックにするのが今の外務省だと云える。内部崩壊の韓国、無法のシナやロシア、ロシアに歩み寄る北朝鮮など激しく移り行く国際情勢から目が離せない中で、外務省の重要性は一段と増している。山上氏のように保守の心情に立脚しつつ、日本人の矜持を持って国益を追求する人材が、今の外務省に多数いるのだろうか。読めば読むほどそんな心配を想起させる「日本外交の劣化」であり、氏が苦言を呈する人事・教育の適正化を同省に望みたいところである。

2024年12月29日 (日)

2025年はトランプ政権の再登場で日本の覚悟が試される

20241229
この時期に「日中戦略的互恵」で良いのか?

年の瀬である。明ければいよいよ1月21日から米国で第2次トランプ政権が始まる。ワシントンD.Cでは、すでに対シナ強硬派と見られる閣僚や政権中枢メンバーも発表され、新政権は初日から全力で、バイデン大統領政権がこの4年間行ってきたリベラルな政策をひっくり返す新大統領令を次々と出すというから実に楽しみだ。まずは不法移民の取り締まり強化と国外追放、地球温暖化対策の諸協定や諸施策からの離脱、関税の追加導入、特にシナ相手に大幅なタリフ増を行うことなどが予想されている。ここのところ世間に流布されて来たグローバリズムのくびき、特にジェンダーフリーやいわゆる”ポリコレ”による制限を一蹴し、WOKE(=意識高い系)運動から「常識を取り戻す」と彼は宣言していると云うから拍手を送りたい。そう云えば日本国内ではバイデン大統領の下、エマニュエル大使の強引な内政干渉によりLGBT法案が成立してしまったが、本家本元の米・民主党は ” 行き過ぎたポリコレ”でコケてしまい、LGBT法案ではすっかり足をすくわれた格好になっているのが自公政権。だからバカな法案を拙速で通すんじゃないと言ったでしょ、と内心密かに笑いが止まらない。

 

先日JALに搭乗したら、日本語に続き、"LADIES AND GENTLEMEN" というお馴染みのアナウンスが、なんと " GOOD AFTERNOON, EVERY ONE”に変わっていてのけぞった。なんでも「ジェンダーに中立的な表現」を導入したとの航空会社のホームページの説明だが、妻は「有象無象っぽい " EVERY ONE"よりも " LADY"の方がいいのに」と苦笑いをしていた。このような行き過ぎたジェンダーフリーブームにトランプ氏は「性は男と女の2つのみ」「トランスジェンダーの狂気を止める」と広言し、LGBT問題などでバイデン政権により毀損された女性の権利保護に立ち向かうそうだ。なんとも頼もしい男だ。まさにGENE AUTRY の「COWBOY CODE」で歌われたような "HE MUST RESPECT WOMEN, PARENTS, AND HIS NATION'S LAW”を体現するマッチョ大統領の再登場である。 言葉狩りやメディアによる表現の規制ではなく、「まっとうな常識」の世界に戻る初年度が、来る2025年であることを期待したい。


トランプ政権は地球温暖化の対策の枠組みであるパリ協定からの離脱も真剣に考えており、温室効果ガスの排出増加への懸念よりも国内の石油と天然ガスの増産を通して物価上昇(インフレ)の抑制をはかると主張している。大統領選中の彼のスローガンは「ドリル、ベイビー、ドリル(掘って、掘って、掘りまくれ)」であった。先般、兵庫県にある玄武洞を訪問し、傍らのジオ・パークにある博物館を見て知ったのだが、地球は巨大な発電機であり地球磁場の反転は繰り返し起きているとのこと。いうまでもなく磁場の反転となると我々の生活に重大な影響を与えることであろう。そのほかにも隕石の衝突、火山の爆発、太陽フレアの変化など、地球環境の変化には解明されていない実に様々な要因があるようだ。人類によるCO2排出も地球環境変化の要因の一つではあろうが、一知半解の浅知恵で排出権クレジットなど胡散臭いビジネスが行われているのでなかろうか。これらを見るにつけ、いま流行りのCO2規制よりもトランプのやり方が正しいような気がしてならないのだ。


トランプ政権のスタートを前に、もっとも懸念されるのが石破内閣である。トランプ大統領に会えないのは、彼のこれまでの言動に起因するので自業自得だが、なぜ先日わざわざ日中外相会談を行ったのか大いに疑問が湧く。尖閣諸島にはシナの公船が毎日威嚇にやってくる。多くの日本人のビジネスマンが理由も明らかにされずにシナの当局に拘束されているうえ、福島の原発から排出される水を「汚染水」と呼び、日本のEEZ内にブイをいくつも設置し「合法だ」と言いはるのがシナだ。深圳の日本人児童刺殺事件も、経済が大きく落ち込んでいる政府の反日プロパガンダの影響だと云われれている。国是として反日を掲げるそのシナが、いま日本に近づこうとしているのは、トランプ政権の厳しい対中デカップリング策を前に、日米関係に横槍を入れ日米を離反させることが目的なのは明確である。いまトランプが手を振り上げようとするこんな微妙な時期に、わざわざ北京に外相を送り「日中戦略的互恵関係」や「日中経済対話開催」だの「シナ人観光ビザを30日に拡大」などと、彼が激怒するような会談を行う必要があるのか。石破政権の外交音痴ぶりには「おいおいバカ殿ご乱心!それで大丈夫か?」とほとほと心配になる。


さて何度も言うが 「 MAKE AMERICA GREAT AGAIN」を掲げるトランプ政権が誕生した後は、日本は政治・経済で重大な岐路に立つことになろう。「自国の安全保障はまず自国で考えろ」「同盟よりDEAL」というのが彼の考え方だから、我が国の防衛予算の大幅増加へのプレッシャーや、日米貿易摩擦の解消に向けての議論も待ったなしの厳しい局面を迎え、相当な「オミヤゲ」も必要になるはずだ。そうなれば日本は安くなったアメリカの天然ガスや化石燃料をより大量に購入するとともに、米国の軍需産業から武器・兵器をもっと調達すれば良いではないか。来年は大東亜戦争が終わってから80年である。進駐軍が即席で作った憲法を後生大事に守り、長い間の平和ボケが続いた挙句、今やGDPの伸びはG7で最低となった日本である。トランプ大統領の就任で、来年からは日本も国の在り方を変えるような相当の覚悟が試されることになろうが、政権や国会はいまのままで本当に大丈夫なのか?。リベラルポピュリズムに答えて社会保障費の支出ばかりが膨らみ、増税一本やりの上に親シナ議員ばかりが目立つ自民党や公明党のだらしないサマを見ていると、日本は米国の新政権と本当に太刀打ちできるのだろうか。新年念頭から心配である。

2024年11月20日 (水)

兵庫県知事選と新聞・テレビのオワコン化

20241120
SNSに否定的な論調の読売新聞11月19日社説(購読する読売新聞オンラインより)


最近、痛快なニュースが2件続いた。メディアの「まれに見る大接戦」との予想を覆してのトランプ大統領の再選と、「斎藤氏追い上げ」との事前報道をはるかに上回る得票での兵庫県知事選の斎藤知事の勝利である。圧倒的なトランプ氏の勝利は、11月7日に『祝・トランプ勝利、試される日本、オワコンのメディア』で書いたとおりであり、斎藤氏も予想以上の大差で対抗の稲村候補を破ったが、この2つの選挙結果はメディアの報道姿勢という点でエポックメイキングな出来事だと感じている。端的に云えば、これまで 『報道しない自由』を最大限に行使してきた従来型の新聞、テレビの報道は今回で完全に”オワコン”化し、代わって有権者が情報源として頼りにし選挙結果に大きく影響するのはネットの情報となったことだ。


兵庫県知事選挙を振り返ってみれば、当初は斎藤知事が 「パワハラ、おねだり疑惑」のトンデモ知事である、との報道がオールドメディアから大々的に流されていた。斎藤知事を裁く百条委員会の結果が出る前に県議会から不信任を突きつけられた時には、「なんという知事なのか」と私も憤慨したのだが、知事選に彼が再び立候補し孤軍奮闘している姿を見た時から、「ウン!?失職したにも関わらずにまた出馬するとは、この人はなんらかの強い信念があるのではないか」と、彼を一方的に悪者扱いする報道に疑問を持ち始めた。私も神戸に住んだことがあるが、兵庫県は巨大な港湾利権、反社の存在、同和や第三国人の問題などが渦巻いている上、井戸前知事の県政が20年も続いた土地である。ひょっとすると従来の利権構造にメスを入れようとした斎藤氏が、守旧派の返り討ちにあっているのが、今回の構図ではなかろうかとの疑念を持ち始めたのだった。


ところが、テレビや新聞を見ても彼を肯定する論調はまずなく、反対に悪行(と指摘される行為)の限りを報ずるニュースばかりであった。一方でネットに流れる情報に接すれば、高校時代の旧友や出身の総務省時代の上司の話として、彼がきわめて優秀かつ温和な人物との評価だったし、知事に就任した後は、財政健全化に尽くすなどの実績も挙げていることも分かった。一体全体、斎藤氏の素顔や実態はどうであったのかひどく好奇心を掻き立てられる情勢であった。それらの情報を踏まえ私が考えたのは、斎藤氏は旧態依然として効率が上がらない県の職員を叱咤するあまり、強い言葉も出たのではないか、そしてそれについて行けず反発した職員による告発がごたごたの発端ではないかと云う見立てであった。古い体制や慣行に慣れ親しんだ庁内で、クレバーな斎藤氏のやり方を良しとしない職員によって公益通報を装った知事告発文書が出されたが、案の定、それは怪文書として知事に一蹴されてしまった、というのが実際のところであろうと思っていた (「公益通報」なのか「怪文書」だったのか、その取扱いが妥当だったか否かについての議論は今も告発文の中味が公開されておらず収束していない)。


そんな折、兵庫県知事選挙に候補者として名乗りを上げたNHK党の立花孝志氏による衝撃的な政見放送が飛び込んできた。当選する意思はハナからなく、NHK放送を使って不正を正したいとの、立花候補による真相(と思われる事実)の暴露で情勢は一挙に逆転し、斎藤氏はSNSを中心に一躍支持を驚異的に拡大し、結果として当選したのである。話を戻すが立花候補の政権放送から後は、立花氏の言葉を裏付ける様々な真実(と思われる)情報が次々と飛び込んできた。最も注目されるのは、斎藤氏の行動をパワハラとして「公益通報」的に告発した県民局長(のち自殺)の公用パソコンからは、多くの女性職員との「不倫日記」なるものが発見され(動画もあったという)たそうで、それが記者会見の場で副知事から開陳されようとした件である。不倫疑惑も問題だが、瞠目するのは、その事実のさわり(それも県の弁護士が公益上発表が妥当と確認済の事実)を公表せんとする副知事を、兵庫県記者クラブに所属する大手新聞社やNHKの記者たちが逆に喋らせないように隠蔽したことである。副知事に不倫に関する発表を辞めるように寄ってたかって強引に彼に迫る記者たちの生々しい遣り取りは、Youtubeで聞くことができる。


メディアはなぜ記者会見の場で不祥事を発表させず封印したかったのか?要はこういうことのようだ。斎藤知事は「パワハラ、おねだり」の最悪の人物であり、告発者である県民局長が正義の味方であるとする『筋書』で報道を続けてきたのが兵庫県記者クラブに属する大メディアであった。よって県民局長が斎藤氏のパワハラに苦しんで告発文を作成したものの逆に処分され、ついに自殺に追い込まれたという彼らの『筋書』にメディアはどうしてもこだわりたかったのである。しかし調査が進展する中で、局長の公用パソコンからは職員として不適切な行為に及んでいた事実が露呈してしまい、その発覚と拡散を恐れて彼は自死を選んだ可能性が高いという推測が成り立つようになってしまった。もしその不適切な行為が世間に広く開示されれば、告発者はいつまでも「正義の味方」であり「斎藤知事のパワハラによって死んだ」というナラティブ(物語)が成立しなくなる。不倫の行為や公用パソコンの実態を知った世論が、どうもことの真相は知事のパワハラではない、との思いを抱くことをメディアが恐れ、事実の隠蔽に走ったということになるのだろう。しかし記者クラブの中にも 「これはおかしい」と記者会見を隠し録音して、Youtuberに流した「漢」がいた。そして斎藤氏は劇的な勝利を得た。人の口に戸は立てられないのである。

 

一連の展開には、先の米大統領選の際の「まれに見る大接戦」の大誤報と同じ構図が見て取れる。メディアは自分たちが好む『筋書』をまず用意し、それに沿った報道をするが、もし『筋書』に沿わないような情報があれば、それは見て見ぬふりで『報道しない自由』を決めこむ。大統領選ではカマラハリスの無能ぶりや彼女が極左的信条の持ち主であることを日本のメディアは触れなかったし、兵庫県知事選では県民局長の自殺がもっぱら斎藤知事に責任があるかの報道で、「不倫」騒動で局長が窮地に陥っていたことには一切触ないばかりか隠蔽まで行った。そのメディアが好むのは、総じてサヨク的、社会主義、理想主義的なリベラル風に偏した耳ざわりの良い『筋書』であり、現実を糊塗して世間を一定の方向に誘導しようとすることがミエミエのケースが多い。今回の件は斎藤という気鋭の若手知事による、改革への語気鋭いリーダーシップに対して、「パワハラ、おねだり」「公益通報の尊重」とキレイ事を並べ、『報道しない自由』によって彼を追い詰めようとしたメディア側の『筋書』が見事に失敗した事例だと云える。この2~3日、「 虚実相半ばのSNSには規制が必要だ」などと笑止千万のオールドメディアの論調が見受けられるが、片腹痛いとは正にこのことだ。大統領選にしろ兵庫県知事選にしろ、反省するのはまずオールドメディアの方だろう。自分たちの見立てに合わぬ現実を 『報道しない自由』を続ける限り、新聞やテレビはネットに負けることがはっきりしている。

2024年11月 7日 (木)

祝・トランプ勝利、試される日本、オワコンのメディア

20241107
BSの「報道1930」より。右端のコメンテーターはネットでパヨックンと呼ばれたりしているそうだ

私がかねてから予想していたとおりドナルド・トランプが、圧倒的なリードでカマラ・ハリスを破り米大統領選挙に勝利した。後出しで今だから言うのではない。政治には素人の私でさえ、「まずトランプになった 来年は日本の覚悟も試される(2024年7月22日)」に記したとおり今年の夏の初めにはすでにトランプの勝利が見えていたのに、この数か月間の「まれに見る大接戦」だの「ハリス氏リードも」などの報道は一体何だったのだろうか。前世紀的マッチョを体現するかのトランプ候補に対し、非白人でポリコレや多様性を主張する女性、という耳ざわりの良いハリス候補である。「リベラル」と呼ばれる「サヨク」メディアがハリスを応援したくなる気持ちは分からぬでもないが、彼らはやはり自分たちの単なる願望を報道と称して垂れ流してきたことが改めて明らかになった。当事国アメリカのメディアであれば、そうしたい気持ちがあるのはまあ理解するも、海を越えた日本のマスコミまでがハリスを推す姿勢は気持ち悪いほどであった。思い返せば、トランプが銃撃された際に、TBSサンデーモーニングのメインキャスターが「(撃たれた彼が今後)有利になりかねない」と言ってのけたものだった。
10月27日日付トランプ候補優勢のブログ:衆議院議員選挙 自民党惨敗


私が早くからトランプ勝利を信じていたのは、歯を見せて意味もなく笑うハリスの、中身のまったくない頭からっぽのコメントや、論点に答えぬありさまを次々と暴露するX(旧ツイッター)の情報によるところが大きい。Xの画像はもちろん「切り抜き」であり、彼女を揶揄したい部分が強調されていることは承知のことゆえ、Xに加えてYoutubeやニコ生で日頃「この人ならば本物」と私が思っている識者の反ハリスコメントにも触れていた。これらを見聞きするにつけ、こんな資質のないハリス候補を米国人が信任するわけがないという確信が育まれたのである。この間、我が国のテレビ地上波は総じてハリス推しなので、ニュースをやむなく見る際には少しはマシなBSの報道番組とし、新聞もトランプ下げが顕著なので大統領選に関する記事はざっとナナメ読みするだけにしていた。反対にネットの世界では終始トランプが遥かに優勢ということになっていたが、蓋を開けた結果も「大接戦」とした大メディアより、案の定ネットの情報が正しかったということになった。


日本のオールドメディアは、アメリカのニューヨークタイムスやワシントン・ポスト、CNNや三大テレビネット局などリベラル系報道機関を情報源にしていると云われる。これら米リベラル系の見たて通りにハリス陣営を応援し続け、「まれにみる大接戦」と報じた我が国の報道は、終わってみれば大本営の発表を鵜呑みにして国民に真実を伝えなかった大東亜戦争時のそれとまったく変わらぬ図式だった。事実ではなく願望を伝え続けたテレビや新聞など日米オールドメディアは、これを以て”オワコン”化が決まったのではないか。さてトランプ大統領の再登場となって、多様性の尊重やらジェンダーフリー、SDGS、地球温暖化対策などリベラル(サヨク)主張の後退が確実になるのが実に喜ばしい。21世紀になって世界を席巻したこれらグローバリズムの風潮はEU含めここにきて一頓挫し、国家ナショナリズム台頭の時代を世界が迎えることが確実である。安倍さん亡きあと、アメリカを唯一の同盟国とする日本も、「自国第一」を掲げる新トランプ政権の下では極めて不安定な立場に置かれよう。何度も言うが、これは日本がアメリカの属国から脱して真の自立を果たす、最大のチャンスでもある。憲法の改正(前文”平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して..."の削除や自衛隊の地位の明確化)は当然のこととして、トランプもすでに日本に対して容認しているとおり、我が国防衛のための核武装を真剣に検討する時期がきた。

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