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2026年2月16日 (月)

中道改革連合 負けに不思議の負けなし

20260216
交差点の向こう側 中道 海江田候補の選挙演説 


週に一度くらいはブログを更新したいと思っているが、トピックスも見当たらない。こともなく日々が過ぎてゆく。この間、衆議院選挙では自民党が予想以上の大勝とあって、誠にご同慶の至りだ。東京第一区に住んでいるので、私も妻も選挙区では自民党の山田みき候補に、比例区では日本保守党に投票した。山田みき候補は中道改革連合の海江田万里候補を破って当選、残念ながら日本保守党は当選者を出せなかったが、直近の選挙で2%以上の得票を得ることが必要とされる政党要件を今回も満たすことができ、我々の投票が死票にならなかったことは幸いである。私はふだんから山田候補を特に応援しているわけではないが、元来が保守主義である上に対立候補の中道(ex立憲民主党)の海江田候補には絶対に一票を投じたくないという理由がある。そもそも海江田氏は慶応の経済学部卒とあって同学部を卒業した同窓で親近感はあったし、かつては自宅の近所で良く辻立ちもしていたので16年前にはこんな内容のブログもアップしている。

 

『駅前演説』(2009年7月31日付)

『 朝、衆議院選挙に立候補するであろう、民主党の海江田万里氏が駅前で演説しているのを見た。大学同窓のよしみ、またこれまで、かつての「朝まで生テレビ」その他あちこちのテレビでの彼の発言に好感を持っていたから、いつも「頑張ってね」と声をかけてきた。彼はそのたび演説をやめ、歩み寄って来て「ありがとうございます」と握手を返してくれていたが、先の「郵政民営化」選挙の自民党圧勝のあおりで現在は浪人中の身、演説もより熱がこもっている様だ。

今回は朝の出勤時であったが、一言彼の姿を見たらどうしても言いたい事が思い浮かんだ。 「 海上自衛隊の洋上補給は民主が勝っても続けるのだろうね。あれをやめたら世界の笑われ者になるよ、本当は民主はどちらなの? 」と歩みを止めて彼に聞くと 「その通りです。私が当選すれば、なんとしてでも続けるようやってみます」と明確に答えていた。民主党でも、まっとうな候補者はやはり解っているのか、と少し安心したのだが、では選挙になってやっと現実的な対応も検討するいう事は、派遣が決まった時は現実を見ない党であったという事になる。私などは、ここいらで自民党が野党になって永年の膿、澱を一度出し尽くしてもらいたいものだと願っているのだが、そんな反対の為の反対をして国会の審議を伸ばした民主党しか受け皿がないかと思うと、急に情なくなる。ましてや社民党と連立を組む事を民主党は想定して、その為に自衛隊の扱いがあいまいだ、などとニュースで聞くと、やはりこの党に投票するのはどうしようかと思ってしまう。

悩ましい次回の選挙であるが、さて海江田氏はてっきり学校の後輩だと思って、街頭でも偉そうに口をきいてしまったところ、駅前で配られたビラを良くみるとほんの僅かだが彼が先輩だった事がわかってびっくり。かつてなら1年違えば身分は奴隷であったから大変生意気な注文の仕方をしてしまった、と反省。次回駅前で見かけたら「先輩、頑張って下さいね」と小声で応援する事にした。』


自衛隊の洋上補給とは、当時アフガニスタンなどで頻発したテロの対策として、米軍を中心とした艦隊がインド洋に展開し、これら艦艇に海上自衛隊が燃料や物資を国際貢献の一環として行っていた行動である。これに対し例によって共産党や社民党などのサヨクが反対表明をしていたのだが、民主党が政権をとった暁には、この問題にどう向きあうのかを、辻立ちの海江田氏に聞いたものである。その時は、選挙が終わっても海上自衛隊の洋上補給は「なんとしても続けるようにやってみる」と私に向かって断言した海江田氏であった。その言葉を信用して彼を見守っていたのだが、いざ民主党の鳩山政権が2009年夏に誕生してみると、翌年初頭にはあっさりと自衛艦の派遣を止めてしまった。その当時、新聞やテレビでは海江田氏が民主党内で洋上補給を続けるべしと主張したなどの報道は一切なく、挙党体制で海自の派遣中止を決めた模様で、私は「なんだ彼はやはり口先だけの男だったのか」とひどく落胆し、以後一切の応援をしないことにしたものである。


今回の衆議院選挙でも自宅の近所の交差点で海江田候補の選挙演説が始まった。選挙目当ての完全な野合集団である中道改革連合を鼻白む思いで見ていたので、信号待ちの間に周囲にいる海江田候補の運動員に聞いてみた。「辺野古への移設は公明は賛成、立憲は反対だけど一体どうするの?」「安保法制は違憲なの、合憲なの?」「原発は廃止?維持どうするの?」の三質問である。本当は喋っている本人に聞きたかったが、演説の終わりを待つほど暇ではなかったのでビラを配る運動員に尋ねてみた。最初に質問をぶつけた若い運動員は、マスク越しに困った顔をするばかりでなんら返事を寄越さない。次に聞いたやや年上の運動員は、これまたマスク越しにうすら笑いを返してくるばかりで返事が一切ない。「そうか答えられないのか、そうだろうな、じゃあしょうがないな」と毒づいて青信号になった交差点に踏み出した。中道改革連合の大敗については、すでに様々報道されている通りだ。言えることは、旧態依然たる(日本ではなぜかリベラルと呼ばれる)サヨクの教条主義や安全保障観のいかがわしさ、ジェンダーフリーなどの過激思想に国民が飽きたこと、TVや新聞などサヨクびいきのオールドメディアがネット社会に凌駕されたことなどが挙げられる。その上、シナ共産党による誠に時宜を得た恫喝外交が高市政権への大きなアシストになったことは言うまでもない。「負けにふしぎの負けなし」である。

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