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2025年2月23日 (日)

飛鳥Ⅱ 2025年 世界一周クルーズ ESTAとETA取得

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世界一周クルーズでは、乗船代金や日本から行った方が安いのではと云う料金設定の現地オプショナルツアーの他に、様々な費用が発生し、これがけっこう馬鹿にならない金額となる。出発前の手配で一番大きいのが海外旅行傷害保険で、これは法外に高いのでまた別途記することにする。その他の費用としては、まず使い古してかなり年季の入っってきたデジカメの買い替えがあるのだが、これと共に、これまで世界を何周も共にし、国内旅行でも必携だった双眼鏡が光軸のズレか見え辛くなり、買い替えが必要となった。前回フォーマルのタキシード用ズボンがきつくなっていたのでウエストを出しはしたが、久しぶりに見るとドレスシャツの汚れが浮いていたり、カジュアルの日に履くローファーのかかとが減っていたりと、思わぬ衣類の修正費用もあれやこれやかかる。背広のズボンなどは少し前まではゆったりしたのが主流だったところ、最近は「クルマヤのパッチ」かと見まごうばかりに幅が細くなってしまい、船上のインフォーマル用に新しいのを買おうかとこちらも悩むところだ。種々持っていく電子製品や時計の電池も交換せねばと、気ぜわしいばかりか何かと物入りの長期クルーズ前である。


ということで、今回も米国寄港の為の手続きであるESTA (Electric System for Travel Authorization)と、英国に入国する際の新しいシステムETA (Electric Travel Autorization)の取得については旅行会社に頼まずに、妻が2人分を自ら申請することとした。ESTAは2001年9月11日のテロ事件を契機に、問題ある人物が米国向け飛行機に搭乗する前や、船舶に乗船前にこれを排除するためのオンライン入国管理システムなのはすでに周知の通りだ。英国のETAについては2020年のブレクジット後、独自の入国管理システムを模索してきたこの国が、今年2025年1月から導入したシステムで、両国のものとも事前に申請して入国許可を取得せねばならない。この ESTAやETA申請は旅行社、ないしは代行業者に取得を代行してもらうことも可能ではあるものの、事務代行手数料はESTAでは8800円、ETAは11000円もかかる。 当局にはESTA21米ドル(約3150円)、ETAは10ポンド (約2000円)の取得費用がかかる上に、業者(旅行会社)に頼めば2人分の代行手数料だけで合計4万円にもなるのが痛い。面倒なことが嫌いな私は、税理士にしろ行政書士にしろ、何か必要があればすぐプロに頼みカネで解決しようとしがちなのだが、妻は自分の労働力で経費が削減できるのなら、なるべく自分でやるという主義なので結局は任せることとした。


こういう類の申請用紙はまったく苦手で、訂正箇所ばかりになるおっちょこちょいの私に較べて、銀行で様々な事務作業をこなしてきた妻は、私ほど入力作業に抵抗はないらしい。その上、ETAの方は申請時に自分の写真をアップロードする必要があるため、代行を頼めばその旅行社まで出向く必要まであるようだ。地方のお年寄りなど一体どうするのだろうかと心配になるのだが、とにかく自宅のパソコンから申請すれば、コストも手間暇も大幅にカットできることが分かった。ということで、先日は私が自宅で仕事をしている傍らで妻は自らのパソコンを前に作業を開始した。途中で、ETA用の上半身スナップ写真を撮影したりしながら、キーを叩いていたかと思うと、突然「アラ?」「え!」「あ、間違えた!!」などと一人呟くので、こちらも気が気でない。「 面倒だったら今から旅行会社に頼んだら?」と水を向けても、妻は「まさか」と聞く耳を持たず、最後に申請料の支払用クレジットカードの番号を入力した。ハラハラしながらも見守るうちに小一時間、ESTAの " Authoriztion approved"と ETAの " Your ETA application has been approved"の画面のプリントアウトを誇らしげに見せ、「やった4万円セーブ」と嬉しそうだ。ただこの入力作業も旅行会社から「ESTAとETAの申請はお済ですか?」と何回かの督促(心配?)の電話の末に漸く取りかかったもので、彼らもハラハラと見ていたに違いない。コストセーブは嬉しいが、悠々と構える妻の傍らで早くやったらと内心焦りつつも、任せた以上は信頼して見守る姿勢を貫くのも辛抱がいるものである。


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ETAの申請画面は本題に入る前に二度も「スマホのアプリの方が便利」との画面が出たそうだ
便利なのかもしれないが、文字入力はやはりPCのキーボードの方が勝る

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