Golfをまたやってみるか

かつて会員だったSeattle郊外のMill Creek Country Club No.1 hole
ゴルフを辞めてもう10年以上になるのに最近ゴルフの夢をよく見る。大体、Tee Off(スタート)の時間に間に合わないで焦っているとか、ボールがシャンク(右の方へ打ち出してしまう)したり、チョロだったりダフリ(打球の前を叩く)だったりの場面ばかりで、「 GOOD SHOT!」と周りに拍手されるなどという気持ちの良い夢を見ないのが何とも癪である。そんな夢から目が覚めた朝は「そうか、ゴルフは自分によって相当なストレスだったのか」と改めて納得するのである。思えばジョギングに次いでゴルフはもっとも時間とカネを費やした課目であり、サラリーマン現役時代には年に20回も30回もコースに出ていたが、さして上達もしないまま放り出してしまったことになる。ゴルフ好きな人が聞けばうらやむような関西の超名門コースの会員にかつて推されたこともあったが、格式やら敷居の高さに面倒だと断り周囲を驚かせたこともあった。ジョギングと違い、そんなにゴルフに思い入れがないのかも知れない。
現在70歳を過ぎても細々と海運業界の下請けの仕事を自宅で引き受けているが、平均すれば実働は一日数時間で、毎日朝9時に寝巻のままパソコンをチェックすることから一日が始まる。サラリーマン時代には、毎朝7時には起きてラッシュアワーの電車に揺られ一日仕事、夕方以降も接待の席が数知れず。やっと辿りついた週末は、春・秋のシーズンには毎週のように接待されたりしたりのゴルフ場通いで朝5時起きとあって、日曜日の夜は、週末がもったいないと感じつつも早々に眠りについたのだった。そんな生活をよく何十年も続けられたものだが、あれはもう二度とゴメンだと思う一方で、飲めや歌えの宴会、ゴルフの接待に明け暮れた時代を時々懐かしく思い出すこともある。最近はYoutubeでアメリカのゴルフ場のコースガイドを見ることができるので、かつて駐在員時代に入っていたカントリークラブの現在の様子を見ていると、木々やグリーンの匂いも蘇って、またそこに立ちたくなったりする。
運動神経はまあ普通だと自負しているし、年間何十回もコースに出て、そうでない週末には練習場に通ったにも関わらず、ゴルフはなぜ上達しなかったのだろうか。昔の記録を辿れば一時はアベレージが100を切っていたものが、年齢と共にスコアが落ちて100を超えるどころか、110も軽く叩くようになってしまい、サラリーマン引退と同時に「ゴルフはもう止めた、時間とカネのムダ」とクラブを放り投げたのだった。考えてみえば見栄っ張りのくせに人から教わるのは嫌な性分ゆえ、コーチについて正式に習うということもなく自己流で来たのが上達しない原因だったに違いない。ただ、今も夢に見るということはゴルフに対して何等か未練があるのだろうか。時間はたっぷりあるので、一から正式に習ってもう一度ゴルフにチャレンジするかとの気持ちも密かに湧いてくる。これからは気を遣う接待のゴルフなどでなく、家族や気の合った友人でリゾート地でのんびりとスコアも気にせずゴルフを楽しめれば良いのだ。そうだ、明日から飛鳥Ⅱで10日間のグアム・サイパンクルーズ乗船である。船上に小さなゴルフレンジがあるので、毎日数十分、練習を再開してみるか。
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