各種同窓会
60台も後半にさしかかり、多くの友が会社勤めを終えるこの頃である。皆まだ老け込むには早く、と言って日々の業務から開放されて持て余したエネルギーの発散の場も少ないのか、最近やたらと昔の仲間から飲み会のお誘いが多い。大体夕方6時からという会が多いものの全員がリタイア組みだとお昼開始だったり、飲み屋がオープンする5時からというのも少なくない。
幼稚園・小学校・中学校は都内のごく近所だったが、それぞれに共通の友もいれば少しずつ仲間がかぶっていないグループもあって飲み会は別々である。高校は部活で一緒に走った仲間、大学も競走部の集まりのほか、最近は体育会の他の部のOBとも横のつながりが固まってしばしば酒を飲む。その他、会社の同期や若い頃に会社の同じ部署で一緒に働いていた仲間のノスタルジックな会などもあって、平均すると月に2~3度は予算5~6千円の宴会がある。
飲み会の話題といえばまず健康話。数年前までは検査の数値が悪かったという類の話が多かったが、最近は通院中はおろか、入院したとか切ったなどと体のあちこちの病気自慢の話となる。次が夕方に酒を飲み始めるのが毎日早くなったとか、朝暗いうちから目が覚めて困るというのも多い。「友人に朝5時にメールしたら、5時半には返事が返ってきたよ」などと誰かが言うと、どこも同じかと皆が共感して座が盛り上がる。
運動部の集まりでは、後輩の試合の結果や有望な選手の入部の話題である。各種競技団体の役員や監督など役職をしていると定年が遅い者もいて、テレビ中継では出ないそれぞれのスポーツの裏話が聞けて面白い。それにつけても概して皆IT音痴で、ガラケーの仲間もまだまだ多い。かくゆう私もスマホは主に電話としてしか使っていないから、同じレベルの同期の連中と話すとホッとする。電車の中でなぜ皆スマホを見ているのかと一同不思議に思ったり、近頃の会社の若者は会社でも電話や口頭で話さずに、隣の同僚にメールで連絡すると嘆いては皆があいづちを打つ酒の席である。
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