ANA SFCマイル修行(5)
沖縄では珍しくサヨクでないまともな新聞、八重山日報を読みつつラウンジビールを飲む
”修行”も後半戦に入ってきた。今回は羽田を8時40分発:那覇11時25分着の467便を利用し、帰りは那覇14時20分発:羽田16時45分着の468便で折り返すスケジュールである。沖縄地方はすでに梅雨に入っているため、どこかでゆっくり観光するより修行の目的を達したらさっさと帰ってこようという算段である。という事で目的地に着いても特に計画はないから、行きの便で出される朝食には白ワインまで注文してしまった。プレミアムクラスはアルコールが無料ゆえ、別に遠慮する事はないのだが、いくら何でも国内線で朝の10時からワインを飲むのはアル中のようでなんだか気がひける。案の定、ビジネス客と遊び客が半々くらいの周囲はコーヒーやジュースばかりを注文しているが、退職した親爺としては世間の目を気にせず、やりたい事をすればよいと楽しむ事にした。
那覇に到着し、帰りの便までは3時間弱である。ただちに搭乗手続きを済ませ、いきなりラウンジに戻って、無料のオリオンビールを飲んでも良かったが、ワインもまだ残っている体にビールをトップオフするのは、何だかビール様に申し訳ない。外は蒸し暑いものの幸い雨も降っていないので、モノレールで3駅の奥武山運動公園に行って1時間くらいウォーキングをする事にした。そこ奥武山では高校生たちの硬式テニス大会の声援を聞きつつ、ジョギングロードを歩いて軽く汗をかいたが、公園内には立派な屋外の公営プールもある。公開日程表を見ると火曜日が休みの場合が多く、修行のスケジュールとはうまく合わないが、目的地で1時間ほど泳いでくるなどというのもうまい”修行”の時間の使い方かもしれない。ただしその場合は、行きの便ではアルコールは飲めないが。
腹も減ったところで那覇空港ラウンジに戻り、おなじみ生のオリオンビールを小ジョッキで2杯ほど楽しむ。もっともラウンジにはおつまみスナックしか用意がないので、あらかじめ売店でチーズを購入し、旅客機や自衛隊機の離発着をサカナに一人で乾杯。かつて新幹線がなかった時代には八戸に出張するたびに三沢空港の米軍ジェット戦闘機の離発着を見て心躍ったが、那覇もなかなかの光景で見飽きないものだ。帰りは気流のせいかいつも2時間ほどで房総半島の上空に戻ってくるから、新幹線でいえば名古屋から東京に帰ってくるようなものである。今度は赤ワインを飲んでいたらあっという間に到着、すっかり通いなれた路線という気がしてきた。今回の”修行”の往復でやっとANAではブロンズ・ステータス(JALのルビーと同程度)を得る事ができたのだった。
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