Tabasco sauce can make almost anything taste good
アメリカのどこかの空港内にあった本屋で、もう20年以上前"Live and Learn and Pass It On" という小冊子を買った。飛行機の乗り継ぎの際、ぶらっと立ち寄った本屋で立ち読みして、思わず”ブっ!”っと噴出して以来すっかりこの冊子が気にいって、今でも時々暇つぶしに眺める事がある。 中味はアメリカの市民が編者によせた"Ihave learned that ~"で始まる小文を集めた文集で、まあ「私が習った事といえば≒人生で大事な事は・・・」とでもいう薀蓄集である。そこに収集されている簡単な英語の各作文は、ちょうどわが国の川柳のように人生や生活のポイントをついていて面白い。
さてその中にこんな文があった。"I have learned that if you like garlic salt and Tabasco sauce you can make almost anything taste good."というもので、タバスコ好きの私は、料理にこれをふりかけようとする際、このフレーズを思い出しニヤっとしてしまうのである。イタリア人はスパゲッティにタバスコを使わないと云うし、何にでもタバスコをかけようとするのは田舎者のアメリカ人と日本人くらいかもしれないが、かく言う私も妻が「まずそのまま味わって、それからタバスコかけるならご自由に!」とあきれるほど何にでもタバスコをかける方である。
そのタバスコはアメリカのルイジアナ州に本社を置くマキルヘニー社によって、一日100万本以上も製造、世界へ輸出されているそうだ。ルイジアナ州は岩塩の産地として有名だから、これにメキシコ産のトウガラシ(タバスコペッパー)や穀物酢を混ぜてオーク樽(楢樽)で長期熟成させる伝統の製法でつくられているとの事で、製品になるのに3年以上かかっているという。わが家ではマキルヘニー社の製品はタバスコのほかにハラペーニョソースも愛用しているが、もしわが人生にタバスコがなかったら食事もさぞつまらないものであったろう。いつの日かルイジアナ州のタバスコ製造工場を見学してみたいものだと私は密かに思っている。
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