こいつは春から縁起がいいや!

箱根駅伝で数年に一度コマーシャルの前に流されるかつての我が姿(左端)のフィルム
あけましておめでとうございます。
近所におつかいに出たので、家で留守番している妻に「何かおいしいコーヒーでも買って帰ろうか」と電話する。彼女は「カフェモカ」が欲しいと言うので、帰り道にチェーンのコーヒー店でモカと自分用のふつうのホットコーヒーを「お持ち帰り」で注文し、「大きいので悪いけど」と1万円から釣りをもらった。こういう店はマニュアルが行き届いているから、「まず大きいの9,000円のお返し」と目の前でお札を数えて見せ、次に「小さいほうがこれこれ」と正確に店員は小銭を返してくれた。さて家に帰ってさっそく袋から出したカップのふたを開けてみると、妻のモカは間違いないが、私のは中味がなんとカフェオレである。おつりは「普通のホット」分として間違いがない事を確認ずみだから、どうも店がホットの値段でカフェオレをあやまって入れたに違いない。わずか70円の違いだが、何か新春からちょっとついている気がした。
何気なく正月の箱根駅伝をテレビで眺めていたら、「箱根駅伝今昔物語」で早稲田大学の高塚俊さんと音声が流れ、おもわず懐かしい気分が蘇った。高塚さんと云えばいえば私よりちょっと下で、特に面識はないものの早慶の競走部は仲が良かったから箱根を数回走った彼の顔や名前はよく覚えていた。番組では4年になった時に就任した故・中村清監督の思い出を述べていたが、卒業後に新潟県で中学校の先生になった高塚氏が「怖いと恐れられた中村先生には愛があった」と云う事を喋るその語り口からは、教育者ならではあたたかい響きが伝わってきた。スポーツもそうであろうが、卒業後の永い歳月や仕事が男の顔を作るのだなあ、と高塚氏がしゃべる画面を見ながら思わずつぶやいていた。
さて大手町のゴールで後輩たちのゴールを待つ画像の高塚さんの傍らには、彼と同期で早稲田の駅伝主将だった横山菊勝氏も一緒に映っていた。私が30歳代の頃には、貿易の仕事で関係があった横山氏や、早稲田競走部OBの彼の後輩たちとチームを組んで、ローカルな駅伝大会にときどき出たものだった。横山氏とは、その後も三井グループ陸上競技大会のシニアの部で一緒に走ったりしたが、お互い会社を離れてからここ数年は疎遠になっていた。それが今年は箱根駅伝中継を機に高塚氏や横山氏と懐かしい名前や顔をテレビで見る事ができ、皆元気なんだと、何だか新春からちょっと嬉しい気分になった。
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