うまし、なつかし昭和ホリデー
新聞のチラシに入っていた池袋・西武百貨店の”うまし、なつかし 昭和ホリデー(昭和がきた)”が面白そうなので、連休の谷間に行ってみた。催事場につくられた昭和横丁は、シャボン玉ホリデーのビデオが流れるイベント・スペースや、思い出の味を復刻した有名レストランのコーナーのほか、懐かしい食品が並ぶエリアもある。イベント・スペースでは、名曲「スターダスト」を歌うザ・ピーナッツをハナ肇がからかい、最後に肘鉄を喰らうというシャボン玉ホリデーお約束のコント画面が楽しい。そしてあのオリエンタル・マースカレー売り場の前に来てみると、テレビで流れた夢路いとし・喜味こいしの顔を思い出し、「ハヤシもあるでョ」の南利明のCMがただちに頭に浮かんでくるのである。
ちょうど夕食前だったので、会場のトリスBARでトリスウヰスキーを一杯ひっかけようかと妻と話していたが、なんとバーの席が一杯であきらめなければならない程の人気である。という事で横濱駅の崎陽軒/昭和29年発売復刻版シウマイ弁当に昔ながらの神戸ユーハイム/バウムクーヘン、柴又・高木屋老舗/かしわ餅を買って家に帰る事にした。昭和29年の横浜駅と云えば、まだ釣り掛け式で前面二枚窓の湘南電車やスカ線70系が全盛を迎えようとした時代である。鎌倉の祖父の墓にお参りに行った祖母が、帰り道に通る横浜駅で必ずみやげに買ってきてくれたのが崎陽軒のシウマイで、まさに私にとっては「昭和の思い出の味」そのものだ。
帰宅するや、あきれる妻を横目に”昭和の気分を!”とアイ・ジョージのカセットテープを引っ張り出して流しながら、早速ふたを開けた復刻版シウマイ弁当が下の写真である。今はシウマイ弁当に5個入っているシウマイも当時は4個だったが、ブリのテリヤキや筍は今よりしっかり味がついているようだし、ご飯ももっちりしていていかにも”お弁当”という食感が良い。当時はアルコールの臭いがプンプンして子供心に何かワクワクしたシウマイのお手ふきが、現代風に変わっていたのがちょっと残念だったが、お弁当を食べ、昭和歌謡を聞きながら柏餅にバウム・クーヘンとレトロを楽しんだ夜であった。
« 2016ゴールデンウィークの徒然 | トップページ | 牛角半額まつり »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 読売新聞夕刊・インティマシーコーディネーターの流儀 (2025.09.25)
- シニアの秋(2025.09.16)
- ビールはミニグラス、ワインには氷(2025.03.06)
- 八千穂寿司のおいなりさん(2025.02.27)
- 神田川・環状七号線地下調節池(2025.02.24)



コメント