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2015年9月18日 (金)

安全保障法案(平和安全法制)YES

会社の昼休みに、興味本位で騒々しい国会議事堂の方へ散歩に行ってみた。といっても国会前の道路両側に集まって安全保障法案反対と言って気勢をあげているのは、せいぜい千人~2千人くらいだろうか。どんな人達なのか行き交う参加者をじっくりと見ていると、やはり9割方が初老から老人の範疇に入る高年齢の人達である。それも大半は男性で、総じて垢抜けないと云うか、私にとっては余りお近づきにはなりたくないタイプの人達である。「平和憲法」と唱えれば敵もいなくなるかの如き悪しき戦後教育を受けた世代や、学生運動くずれの人たちがあと十数年かして世の中から消え去った頃、やっと日本も「普通の国」になるのだろうが、それまではしばらくの辛抱か、などと思いながら蒸し暑い国会前を腹ごなしにブラブラ歩いてきた。


それにしてもテレビから流れてくる国会審議の模様は見るもバカバカしいお粗末さである。我々が選挙で選んだ代表たちが正当な手続きを踏んで採決をしようと云うのに、いくら法案に反対であったとしても、良い年をした大人たちが稚戯にも劣る手段で妨害を行っているさまは見るに忍び難いものがある。こうなると彼ら野党の姿に『民主主義の破壊者 』という言葉が似つかわしく浮かんでくるが、昨日は我が家に遊びに来ていた中学生の姪っ子もテレビを見ながら「ドン引き~!」と叫んでいたから、これから大人になる彼らにもこんな場面は恥ずかしくて見せたくないところだ。テレビで流れる国会のニュースは、悪しき大人の見本といえよう。


今回の一連の国会審議を見ていると、民主党は死んだなとの思いが強くなってくる。私も何を隠そう2009年の総選挙では民主党に一票を投じたものの、鳩山・管政権にひどく失望した事はこれまで度々アップしてきた通りである。最後に野田政権になって少しはマトモになったかと感じたのだったが、今回の民主党の諸対応を見ていると、これでは万年野党そして旧社会党の二の舞になる事が必至だと確信した。巨大中国の軍国化・朝鮮半島情勢など、我が国の安全保障を取り巻く環境に大きな変化がある事は、民主党内で判っている者が多いにも係らず、何ら具体的対案を出さず、ただ「戦争法案反対」など愚かなキャンペーンを墨守するあたり、野党根性丸出しで、まともに日本をリードする気概がない事が露呈した。今回の安全保障法案問題で、将来的に一番大きな被害を蒙った真の敗北者は民主党である気がしてならない。


さて今の憲法をごくフツーに読めば、我が国は自衛隊でさえ持てないものと私は解釈している。「 いや自衛権までは否定していない 」との都合の良い後付けで自衛隊が誕生した如く、「個別的自衛権」ならよくて「 集団的自衛権はだめ 」と云う従来の解釈も、すべて我が国を取り巻くその時の情勢に応じて出てきたものに違いない。所詮、憲法論は理想論、その解釈などは時勢の範囲なのであろう。時代は大きく変ったのである。つい25年前、誰が中国の軍国化を問題としたであろうか。安全保障環境が根本から変った今、本来なら我が国は憲法を変えるべきところだが、国会の前に集まった様な人達やサヨクメディアを考えると、現状ではそれはそう簡単にできる事ではないだろう。


と云う事になると昨年末の総選挙で民意を得て圧勝した安部自民党は、次善の策として臆する事なく集団的自衛権の一部行使を含む安全保障法案の成立に向けて粛々と進んでもらいたいところだ。60年安保にせよ北朝鮮問題にせよ、これまでサヨクが主張してきた事はすべて間違いだった事がいまや明らかなのである。もし60年安保改定が国会で否決されていたら、今の繁栄する平和日本はなかったであろう事をデモに参加する勘違いの方々に思い起こしてほしい。「平和憲法は残ったが国は亡くなっていた」「平和憲法は貫いたが中国の属国になった」などという冗談だけは金輪際ゴメン蒙りたい。我々は『平和』憲法の為に生きているのではない。

こんな勘違いした化石があちこちに。
20150918


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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

こんばんは。最近永田町は荒れてますね。さすがに昨日のは呆れました。安保法案は反対派からしたら冷徹な法案かもしれない。確かにテレビでもお母さんが子供に殺させない。子供を殺さない。というプラカードを持ってました。でも今一度考えてください。アメリカのお母さんたちは子供を日本のために捧げるのですか?日本の子供は死ぬのはだめだけどアメリカの子供や若者が死ぬのはいいんですか?どちらが残酷ですか?自分たちの事は自分たちで守ることがあたりまえなんじゃないですか?自分の事で申し訳ないですが今自分の妻はかなり重いうつ病です。アパートの上の方に嫌がらせを受けてうつ病になり、人混みに行けなくなり、少しでもイラッとすることがあれば僕にすごくあたってきます。腹が立つ時もあるし殺してやりたくなるときもある。でも家族であり妻であるから自分が必死になって守らなきゃいけない。誰も守ってくれないですよ。僕は妻の事とダブらせてれから余計安保法案に賛成なんです。人間なんて有事の時には逃げますからね。なんかコメントになってなくてすいません。今僕は妻と一生懸命戦っています。必死で守っています。だから安部さんもなんとか法案を通してこの平和をまもってほしいです。ちなみに、今はお金もないし、何もないけど、この壁乗り越えたらブロガーさん夫婦みたいに仲良く飛鳥に乗って笑いあいたいです、

ひろしげととらさん

いつもコメントありがとうございます。ただ今回のはちょっとシリアスなので、心配しております。私の老いた母もうつ病(双極性障害)で長い間苦しんでおりましたが、今はすっかり回復してむしろこちらが迷惑なくらい元気です。ひろしげととらさんの奥様もきっと良くなるものと信じております。

さて安部さんは第一次政権の時は何とも危なっかしく、健康問題で途中で首相の座をおりてしまいました。何と無責任な人かと当時は思いましたが、「艱難汝をたまにする」の例え通り、首相に返り咲いてからはすっかり肝の座った良い保守政治家になって現在の政権を運営しております。今は大変な時期で身をすり減らし命を削って国会運営に当たっている事でしょうが、野党の馬鹿さをみるにつけ応援の一つもしたくなります。

メディアは相変わらず反対の声ばかりを大きく報道していますが、国民には賛成派も多数おります。戦後70年保守政権が行ってきた事は大筋間違いでなかった事や、中国の軍国主義などを鑑み、私は今回の法案を支持し、これによってわが国の平和が永く続く事を期待したいと思います。

最後になりましたが奥様お大事に。

やっと安保法案が成立しましたね。
賛成の立場の私にとっては、良かった良かったてところです。相変わらすマスコミはたかだか2,3万人の反対デモに対して全国民が反対しているような論調ですがもう少し中立的に報道できないものでしょうかね。法案に賛成のデモもあるのですから。
民主党の岡田代表など2,3万人のデモに対して国民の7割の人が反対していると言ったり、遂には1億の国民が我々を支持してくれていると言ってたな。
野党第1党の代表なのだからもう少し人を引き付けることを言ったらどうだ。これじゃ赤ちゃんまでにも愛想つかされちゃうじゃないかな。

親スズメさん

いつもコメントありがとうございます。安全保障法案に賛成の国民も沢山いること、メディアの視点が偏っている事なども、ネットの発達で判ってしまう時代になりました。

野党にせよメディアにせよ、これまでの様な、あまりに見え透いたステレオタイプの嘘をいつまでもをつきとおせなくなっているのでしょう。

また常に独自候補を立ててきた共産党が、次の参議院選挙では野党統一候補を出すとの事。それに乗ったら民主党も終わりでしょうね。

私は最近、TBSのサンデーモーニングや、テレビ朝日のニュースステーションを見ない事にしています。朝日、毎日はじめ特定の視点で、国民を愚弄する報道を流すこれらメディアはどこの国の報道機関なのかと思います。

我々も以前とは違うさまざまな情報を手にする事ができます。早晩これらの人たちは消えていくか、路線を大幅に変えざるをえなくなる事必至ではないでしょうか。

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