2014年の年末に
まもなく2014年も終わる。今年もいろいろあったが為替は120円となり株価も上がって、まずはアベノミクスは順調だったというべきだろう。心配した12月の衆議院解散・総選挙は与党の自民・公明の圧勝に終わり、政治の観点からすればまずは”めでたし”という事になりそうだ。効果がまだ充分行き渡らないと云われるアベノミクスも、来年は中小企業や地方へも波及する事であろう。
ただリベラルと云われる人達や朝日・毎日新聞あたりからは、今回の総選挙の投票率が50%強だった事を取上げて、安倍政権が信任された訳ではない、国民の真の審判ではない、など民主主義を否定する暴論が出ているのが笑える。「自分一人が選挙に行っても行かなくても何も変わらない」という白けた気持で選挙に行かない人が多いそうだが、彼らは日本がこのままでは絶対まずい、何としても政治や世の中を変えねばならないと云う切迫感がないから選挙に行かないに過ぎない。
これら云わば現状を裏書きし、結果として政権に白紙委任をしている人達が有権者の半数いるとしても、その半分の信任投票がないゆえに安倍政権の正統性に疑義があるかの如き議論がまかり通る事に驚くのである。安倍政権によって、わが国に関係ない外国の戦争に日本が巻き込まれるとか、秘密保護法で報道や表現の自由が損なわれるだのというおよそ的はずれの議論が少しでも減って、わが国がより成熟した社会になる事を来年は望みたいものである。
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