虎ノ門ヒルズ
森ビルによる52階建ての新しい建物、虎ノ門ヒルズがこのたび完成した。虎の門ヒルズの高さは247米(最高部255.5米)で、東京では248米の六本木ミッドタウンに次ぐ第2の高層ビルだと云う。52階建てのビルにはオフィス・飲食店のほかにホテルも入り、この辺りの新しいランド・マークになる事だろう。何といってもこの虎ノ門ヒルズの特徴は、新しい道路をビルの下に通す工事と一体となって建てられた事で(過去の記事:マッカーサー道路の完成間近(2014年1月29日))、道路が地下に潜って余剰となった地上の部分は緑の広場として使われる。

早速、虎ノ門ヒルズをぶらぶらと訪れ、マスコットキャラクター”トラのもん”とご対面である。中で飲み食いをすると豪華なビルのテナント料を料金に上乗せされそうで、ざっと飲食店や緑いっぱいの広場を歩いてひやかした後は、愛車でビルの下に開通した道路の走り初めとする。東京都の環状2号線は新橋近辺では外堀通りとなっていたが、このビルの地下を走る新しい道路とその地上部分である新虎道路が、これから2号線の役目を担うそうだ。築地の市場が豊洲地区に移動した後には、新虎道路と勝どきや有明地区を結ぶ橋も繋がる予定で、そうなると四谷や赤坂からお台場地区へのアクセスが便利になる。

東京も丸の内一帯が三菱地所によってすっかりきれいになり、日本橋も三井不動産による日本橋再生計画が進行している。港区では森ビルなどによるビルの建て替えが進んでおり、2020年の東京オリンピックの頃には街の様子もかなり変わっている事だろう。こうなると都民として望みたいのが東京都心の川の再生で、特に日本橋や江戸橋から早く首都高速道路の無粋な橋げたを地下に移してほしいし、できれば都心にかつての水の空間を再導入し、本当の数寄屋橋や京橋などが蘇ればなお素晴らしいと思う。それにしても地下鉄に乗ると、川越や飯能から来た電車が横浜まで行くとあって、私は若干の違和感と時代の変遷を感じ「東京も日々進歩しているなあ」と一人ごちるのである。
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