キンモクセイの咲く道を
夏の様な蒸し暑い日があるかと思うと、雨が降って寒くなり、秋が忍び寄ってくるのを感じるこのごろである。今日の様などんよりと曇ったにび色の空の下、金木犀の匂いが街角から漂ってくると、今年もまた秋が来たなあ、とちょっと感傷的になってくる。そういえば金木犀の匂いで、トイレの消臭剤を連想しない世代が出てきたのは、昨年もブログでアップした通りだ。
金木犀といえば、毎年の事ながら堀内孝雄の「君のひとみは10000ボルト」の歌詞が脳裏にうかんでくる。 ”鳶色のひとみに 誘惑のかげり 金木犀の咲く道を銀色の翼の馬で かけてくる20世紀のジャンヌ・ダークよ 君のひとみは10000ボルト 地上に降りた最後の天使”と口ずさみながら、涼しくなった町をゆっくりジョギングするのも気持ちよい。
秋の日といえば、もうひとつ何とかの一つ覚えで浮かぶのがベルレーヌの秋の歌である。”秋の日のビオロンのためいきの 身にしみてひたぶりにうら悲し” という一節は、映画「史上最大の作戦」で、レジスタンスに連合軍の反抗が始まる事を知らせる地下放送の暗号として使われていた。ところで来年はノルマンディーから70年、いまだに中国などは、事あるごとに”右傾化だ””第2次大戦の戦勝国による秩序を乱す行為”だと日本を声高に批難する。
ニュースでは日米「2プラス2」会談が行われ、中国の軍事力台頭を念頭に防衛協力指針の再改定で合意したと告げている。懸案の消費税アップが決まると共に法人税が減税され、TPP協議も進展している様である。東京オリンピックの開催が決定し、しばらく停滞していた日本が前を向いて正しい道を歩き始めたようだ。安部政権になって日本は良くなったなあと、ちょっとほっとする秋でもある。
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