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2012年11月12日 (月)

クルーズ船、フォーマルの日の足元は?

妻が誕生日に「プレゼントは何がいい?」と聞いてくれるので、前からちょっと気になっていたオペラ・パンプスを頼んだ。と云うのもクルーズ船のドレス・コードがフォーマルの日にタキシード着用の際は、オペラ・パンプスなどエナメル地の靴を履くのが本来のマナーという事になっているからである。かつて飛鳥Ⅱに初乗船した際、外国のカジュアル船に較べて随分とタキシードの着用率が高い船だと感心しつつ、ふとタキシード姿の足元を見ると通勤に使う様なくたびれた靴やカジュアルシューズを履いている紳士がけっこう多く、あらまあ、もったいないと思った事がある。以来、私はタキシードを着る際は、新しい黒のプレーントウをピカピカに磨いて履き画竜点睛を欠かない様に努力しているのだが、せっかくの妻のプレゼント提案、遊び心でオペラ・パンプスである。(もっとも最近は黒のプレーントウで十分という事らしいが・・・・)


オペラ・パンプスとはエナメル地(パテントレザーとアメリカでは云う)で甲にリボン飾りのついたスリップオンシューズで、”とってもキザ”と言われればその通り!同伴のロング・ドレスの女性をエスコートしたり、ダンスをする際にドレスの裾を靴墨で汚さない様にエナメル地にしたそうで、外を歩く事を考えていないので踵も低い”社交用の遊び靴”である。初心者ながらダンスをちょっと覚えたての私には、エナメル地のダンスシューズという選択肢があるものの、ダンスシューズという代物、小学校の運動会の地下足袋を思い出させる上、外国船で履いている人はまず見ないのでどうも好きになれない。


オペラ・パンプスはそんな非実用・非日常の靴だから日本の靴屋だけでなく、外国の百貨店などに行ってもなかなか店頭になかったのである。ところが今回あちこちネットで検索したところ、足元の日本のリーガルから販売している事がわかり、昨日は八重洲のリーガルのアウトレットショップにぶらぶらと行ってみた。店の人に告げると「ちょうどサイズが良いものがあります。めったに出ない製品ですが、たまたまちょっとした傷があったので、偶然ここに割引商品として廻ってきたものです」と倉庫から持ち出してきたのが写真の品。純粋の遊び用にあまり大枚もはたけぬが、割引で値段もこなれて買い頃となり、良い買い物ができたと喜んで購入したのであった。ただこれで「靴に合わせなきゃね?」と妻がロングドレスを欲しがることが必至な上、せっかくの靴を手に入れたのだからと、またクルーズ船に乗りたいという願望が湧いてきて、結局高い買い物になったのだろうか?

20121112

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コメント

おしゃれは足元から、大賛成です!ステキな靴ですね、オペラパンプスなんて初めて聞きました。
でも「妻がロングドレスを欲しがる」には首を傾げずにはいられません。ずいぶん変わりましたね…。

いいね!Yさん

ちょっ、ちょっと妻のロングドレスには幾分脚色もありまして(汗)・・・・・・。

でも正統派おしゃれって楽しいですよね。

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