尖閣諸島寄付金を払う
かねてブログでアップしたとおり、石原東京知事が創設した尖閣諸島寄付金に僅かながら寄付をしてきた。4月16日に石原知事がアメリカで構想を発表し口座が開設されてから一ヶ月も経たぬうちに、すでに6億円を超える寄付金が集まったそうで、わが国にも将来を心配する人がこれだけいたのかと心洗われる思いである。国防や外交にまったく無知かつ頓珍漢な民主党になって以来、日本は中国やロシアにすっかり舐めきられているが、特に尖閣で巡視船に体当たりした中国漁船船長の扱いや、この件に対する民主党の社会主義的秘匿主義に、「これはいかん」とやっと皆が気がついた証左であろう。
ただ私は東京都が尖閣で示した事で、相当の報復が中国からあると覚悟しておくべきだと考えている。軍事的な事にとどまらず、経済面でもかなりの事態になる事は想定しておいた方がよいであろう。そうなった場合は中国市場に依存する産業や、中国の資源や安い人件費、原材料をベースにしている国内産業が大きな影響をこうむる事は間違いない。しかしそういう事になって、日本人は始めて日米安全保障条約の意味や、中国が本質的にもっている中華思想・覇権主義に気が付き、日本の立ち位置や中国を包囲すべく地政学や安全保障を考える様になるのではないだろうか。
もそも日本国憲法の前文には「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」とあるが、国家的な半日教育を国是として実施している中国や韓国を『信頼』して、われらの『安全と生存を保持しよう』などと誰が思うのだろうか。竹島の領有を主張し、世界中の地図に"SEA OF JAPAN"とあり、中国の地図にさえはっきりと「日本海」とある日本海を「東海」と呼ぶ韓国も然りで、われらの周囲の諸国民は『公正と信義』などはハナから持ち合わせていないのである。中国や韓国さらにはアメリカが一番恐れている事は、日本が軍事大国への道を再び歩む事だというが、尖閣問題で毅然と対応し衝突や犠牲を辞さずの姿勢を示さねば、日本は世界の笑いものになるだろう。
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