TAKE ME OUT TO THE BALLGAME
東京ドームで昨日行われた東日本大震災復興支援試合、社会人選抜ー大学選抜の試合をBS放送で見た。普段見慣れた東京六大学リーグの選手だけでなく、東洋大など東都大学リーグや首都大学リーグ東海大のドラフト候補選手などが、それぞれ母校のユニフォームでどんな試合をするのか楽しみでテレビの前に座ったのだった。メンバーを見ると、社会人は日本製紙石巻、七十七銀行、日立製作所など被災したチームから多く選出され、学生も在京リーグの選手だけでなく東北福祉大や東日本国際大(いわき)など東北の選手が出場して、”がんばれ東北”の趣旨を強く感じるゲームである。
ネット裏にはスピードガン持参のプロ野球スカウトが多数陣取る中、今秋のドラフト注目選手、学生先発の亜細亜大の東浜は怪我あがりでまだ調整不足のようだ。球威がさしてない上に一回は球が真ん中に集まり社会人に1点を取られるものの、二回は見違える様に修正し力強い投球をしたあたりはさすがであった。東浜の初々しい顔に妻は「ファンになっちゃった、早くプロに入って試合に出てこないかなあ」と隣で早速つぶやいている。その他なんでもないようなショートゴロを足でヒットにしてしまった田畑(JX-EN)や大きなホームランを打った長島(ホンダ)など、なじみのない社会人選手にも逸材が多い事をあらためて発見する。
復興支援試合はチャリティとは云えフルスイングに全力疾走で、そつのない野球と力をみせつけた社会人が意地をみせて7対0で圧勝、「学生には負けない」という心いきを見た様で、テレビの前を離れられずに試合終了まで観戦してしまった。この時期、いよいよセンバツの話題や日米プロ野球のニュースが多くなり、球春近しとせかれる候である。手帳には例年の事ながら、東京六大学野球の日程を書き込み、週末の予定を調整する季節になってきたが、その前に今年はメジャーリーグの公式戦開幕試合が日本で開催される。震災復興支援試合を見ていたら、わざわざアメリカに行かなくても日本でメジャー・リーグ・ベースボールの雰囲気が楽しめる事を思い出だし、さっそく切符を買い求める事にして”TAKE ME OUT TO THE BALLGAME"を歌っている週末である。
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