正しい師走の過ごし方
12月である。現役サラリーマンの頃はこの季節は毎日の様に忘年会の連続だったが、今年などは2~3回立食式のパーティがあるだけである。寂しいなどと思うよりも、体が楽でとても良い。30歳の頃から、毎年の検診で「飲みすぎ」と注意されたきた肝臓も、最近はA(異常なし)で、おのずと飲む量が減ってきたのかと改めて認識する。
それでも黄昏時になると、たまに携帯に「最近、全然顔を見せてくれないじゃない、お店が暇だから助けてよ」などとかつて行った飲み屋から電話がかかる事もある。「もう接待費も使えないから、キャッシュでOB割引してくれよ」などとかわすのだが、実際行った試しがない。大体、仕事がなければ6時には家に帰って食事をしているから、都心のバーやクラブが開く9時にはテレビを見ながらうつらうつらしている毎日である。
「6時からお店をやるなら寄っても良いよ」などと、からかい半分に言おうものなら、「それなら6時から食事を驕って。それで9時にお店に行けば良いでしょ」などと敵の思う壷にはまるから、「ああ、わかった、まあ年内に顔を出すよ」などといい加減な事を言って過ごすここ数年の師走である。こうやって段々第一線から遠ざかって行くのが、法人営業職サラリーマンの正しいリタイアの仕方かなあ、などと一人言をつぶやく。
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