携帯依存
携帯電話がない昔は人との待ち合わせはもっと慎重だった。日付けや曜日・時間を何度も確認し、待ち合わせ場所も「 渋谷の八チ公の鼻の前1メートルあたり 」などと具体的だった。そういえば待ち人が来ない時は、駅の伝言板にチョークでメッセージを残したり、待ち人の呼び出しアナウンスなんてものもあった。呼び出しと云えば、女の子の家に電話すると、そんな時に限って父親が電話口に出て来て「あんた誰?娘に何か用?」などと、つっけんどんな対応で閉口したものだった。
今では携帯が普及して、そんな苦労も昔話になったが、米国の新聞(Seattle Post Intelligencer)によると、マイクロソフトの調査では、歩行中に携帯などIT機器に夢中になって転んだり、事故の危険を感じた人が多いとの事である。調査では成人の40%がトイレで携帯を使用した事があり、特にツイッターに熱中する若者は、IT端末が生活スタイルにさまざまに影響する度合いが大きい事が判ったそうである。
18歳から24歳の若者の64%は携帯電話を冷蔵庫の中やカウチ・クッションの下に置き忘れた事があると云うし、約半数の人が通行時に携帯を使用していて危険を感じ、1/4の人は大事なイベントの最中に携帯がなって迷惑したと答え、若者の1/5はトイレに携帯を落とした事があると云う。人々はいまや携帯を片時も手放せなくなってきて、そのうち花嫁が祭壇に向かう際にもE-MAILをチェックする時代がくるのではと、この記事は締めくくっている。洋の東西を問わず、携帯やIT端末への依存傾向はますます強まっている様だ。
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