ピアノ発表会
姪っこのピアノ演奏発表会に、近所の区民ホールに出かけた。ハレの衣装に身を包んだ子供たちが集まり、きれいなスーツなどを着込んだ父兄はビデオカメラを廻し、お祖父ちゃんやお祖母ちゃんと見られる人が観客席に座って演奏を聞いているのは、いつもと変わらない風景である。
私にとっては、子供達の演奏会場に来るのは、とても久しぶりなので、しばし姪っ子の演奏だけでなく、他の子供の熱演にも耳を傾ける。ステージの袖から入場してくる子供たちは、一様にはにかんだ様な顔で緊張している様子。中には右手と右足が同時に出て歩いてくる子供もいる。それでも長い時間をかけて練習した曲を、うまく演奏し終えた子供もちょっとつっかえた子供も、無事終了して再び観客席に向かってお辞儀をする時は、みな満足そうなとても良い顔をしている。
子供たちは、こういう場面を一つづつ乗り越える事によって、小さな成功体験を積み上げ、大人になっていく自信を少しづつ身につけて行くのだなあ、という事を感じながら、久しぶりのピアノの発表会を微笑ましく観賞していた。
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