ゴールデンウイーク
ゴールデンウイークだ。冷雨つづきだった天気もやっと気温が上がり、今週は好天が続く様でうれしい。せっかくの晴天の朝、寝坊しているのも勿体無いので、仕事のある日と同じ時間にごそごそ起き出す。そういえば過去のゴールデンウイークは何をしていたのだろうか、と昔の日記や手帳を取り出してチェックしてみる。
60年代は4月28日が左翼の反戦デーか何かで、この日は過激派による投石などで良く国鉄の電車が止まった記憶があるが、あれも遠い昔の話になってしまった。新入社員時代は、5月1日は代々木公園で開かれたメーデー中央集会にかりだされたっけ。メーデー参加者は「出社扱い」だったので、会社に行くよりは新緑の下、メーデーのデモ行進に参加だった。代々木から渋谷まで形ばかりの行進をして、渋谷でお昼に解散、皆マージャンに行ったりビールを飲みに行ったものだ。当時生ビールは、ビア・ガーデンでしか飲めなかったが、メーデーの日は渋谷のビア・ガーデンは季節的にもいち早く開店していた事が記憶に鮮明である。
メーデーといえば、共産主義の本場モスクワで5月の声を聞くと、一斉に花が開き労働者も開放的になるので、5月1日を「労働者のお祭り」の日にしたと聞いた事がある。東京では、今年は4月29日に中央集会を行ってしまったそうだから、もうメーデーと呼ぶのにふさわしくないのでは、などと考える。
6年前まで住んでいた東京郊外では、この季節になると農家の大きな鯉のぼりが、あちこちの空に泳いでいたものだ。昔ながらの何メートルもの棹からロープに結び付けられた大きな鯉のぼりが、口をあけて青空に舞っていると”イラカの波と雲の波”という歌が自然に脳裏に浮かんだ。都心ではあんな大きな鯉のぼりが見られないのがちょっと残念だが、これから梅雨まで初夏の一ヶ月強、とても過ごし易い季節がたのしみだ。
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