世界陸上始まる
真夏の戦い世界陸上が始まったが、今回はこれまでと違って注目して見ている。それは競走部の後輩が選手としてこの大会に出るからである。かつて東京オリンピックまでの五輪大会では、競走部現役やOB が日本の代表選手として選ばれていたものの、昭和40年以降はオリンピックへの出場選手はたしか無し。納会や激励会で大先輩達の「最近はオリンピックはおろか、新聞で話題になる者もいない」などと云うお説教を、耳にタコが出来るほど聞いたものである。
しかし少子化で私大の生き残りもいよいよ本番か、最近は人数は限られているもののA/O推薦や指定校推薦などで、高校時代に優秀な競技成績を残した選手も入学する様になっている様である。すっかり大学の陸上競技の試合の応援もご無沙汰であるが、時折日本選手権のテレビ中継などで後輩達の活躍を見られる様になったのも嬉しい。メディアに登場する様な選手達だけでなく、下積みの選手達が一人一人が自己新など高校時代の記録を塗り替えて頑張っているのを、最近は便利になったメールで逐次配信してくれるので、現況を知るのも楽しみである。
世界のヒノキ舞台で大いに才能を発揮するも良し、選手になれなくてもコツコツ下積みで4年間をまっとうするも良し。後輩たちがそれぞれベストを尽くしていると知ると、何となくこちらもアドレナリンが出てきて、暑い夏の日のジョギングも精一杯走ろうと勇気をもらった気がする。それにこれだけ後輩達が活躍してくれれば、口うるさい大OB達も最近は満足であろう。叱責も減って和やかだろうから、久しく出席しなかったOB総会などにも珠には顔を出そうか、と言う気持ちになってくるのである。
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