フロリダの水
毎日1~2種類の果物は必ず摂る様にしているが、スーパーに並んでいる旬の果物は結構高い。そんな時は100円から150円、手ごろなお値段のグレープフルーツを買って来る。朝食時、2つに切ったグレープフルーツの果実を専用のナイフで袋から分け、先の尖ったスプーンですくう。一通り果実を楽しんでも、残ったジューシーな実がまだ奥に残されているので、もう一回り丁寧に袋の中を物色し、かき出して口に入れる。で、最後はグレープフルーツを手に持ってぎゅっとしぼれば、ジュースがあふれ出るので名残り惜しげにそれを飲むのである。
ジュースを飲むときにいつも感じる事がある。あ、このジュースは、カリフォルニアかフロリダの土の中の水分をグレープフルーツがこしとって、今こうして自分の口に入るのだと。そしてカリフォルニアやフロリダの水は、太平洋や大西洋の水蒸気が雲となって、大地に降り注いだものである事を。母なる地球の大きな営みの「果実」が、こうして自分の口に入っていくのをかみ締めていると、朝の一時、自然への感謝と共にちょっとフレッシュな気分がして、今日も一日仕事をしようか、という気持ちになれるのである。
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