東京にオリンピックを
連休中で人があまりいない東京をドライブして見ると、東京もなかなかきれいになったものだと思う。子供の頃、房総に海水浴に行っった帰りに総武線の電車が両国を過ぎて隅田川を渡る時は、電車内に川のどぶ臭い匂いが入ってきて、冷房もない電車の窓をあわてて閉めたものだが、そんな悪臭も過去の事である。水辺だけでなく、町のたたずまいも漸く先進国の仲間に少しは入って来たかな、と思える。
ただ東京には、まだまだ直さなければならない所がある。環状の道路はまったく足りず首都高は常に渋滞している。日本橋始め都心の主な川の上を高速道路が覆っている醜態だけは何とかして欲しいものだ。都内にある大学や官庁のばらばらな配置、それぞれが一等地に官舎を持ち、悪質な事にはそれらが官舎である事を表示していない。東大を頂点とする国公立大学は、都心の一等地に存在する意味があるのか、空気の良い広い郊外でのびのび教育・研究したらどうなのだろうか。それに伴う各種研究機関などは数箇所に纏めて高層ビルに引っ越し、東京の土地を有効利用して欲しいものである。
卑近な例では、毎週の様に走る皇居の周りの歩道である。週末になると何千人という単位のランナーと、世界中からの観光客、それに自転車などで場所によっては走る所ではなくなるほどである。勿論歩道であるから歩行者が優先で、そのたび結構真面目に走っているこちらは、当然のことながら立ち止まる。牛と耕運機が一日数台通るような田舎の道の整備はやめて、その金で皇居の周回歩道をもう少し広げてくれ、と叫びたくなってくる。
世界でも有数の社会主義国となってしまい「弱者」と叫ぶ人達の権利ばかりが優先される様になった日本のパラダイムを換えるためにも、是非東京でオリンピックを開催して、都市にそしてこれからの世代を担う若者に予算を配分して欲しいものである。子供の日に思った事である。
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