沈丁花
日常生活では普段感じない事が、走っていると敏感になる時がある。ジョギングをしていて、どうにも体がしんどくて予定より短めに切り上げたりすると、2~3日後に風邪になって熱が出たりする。同様に町中の音や、匂いに対する神経も、走っている最中は普段より鋭敏になる様だ。日曜日に住宅街を走っていて、遠くでポロポロ・ポロポロローンと「エリーゼの為に」などのピアノの音がして来ると、私までなぜかハイ・ソな気分になってしまい、良家の母・娘がピアノの前で懸命にレッスンしている姿などが脳裏に浮かんでしまう。
匂いと言えば春は沈丁花、秋は金木犀の匂いである。普段、通勤で歩く分には花の香など感じないのだが、ジョギング中はいち早く、艶かしい季節の花の匂いを感じる。嗅覚に関しては、日頃、妻は私より10倍くらい優れていると感じるが、走っている時だけは私の方が町中の匂いに鋭いと自負している。
さてそんな最中、先日はいち早く沈丁花の匂いを感じた。まだ寒いものの。もうそんな季節かと嬉しい。思わず一旦家に戻って携帯で咲きはじめの沈丁花を撮ったのだった。
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