12月第1日曜日
12月第1週の日曜日と言えば、福岡国際マラソンとラグビー早明戦。今日は東京も寒くなって、いよいよ冬のスポーツシーズンが到来したな、と実感する季節である。
この日は、お昼からの国際マラソンの中継を見つつ、2時開始のラグビー早明戦にチャンネルを切り換えて、ラグビーとマラソンのゴールを交互にチェックするのが毎年の師走お約束の行事である。
さてマラソンのケベデの予想りの圧勝を見て、ラグビーを見だすと何と明治が頑張っているではないか。逸材を集めながら「練習不足」だの「指導者が駄目」だの言われて、今年はとうとう関東対抗戦グループで6位になってしまった明治である。大学選手権にも出場できなくなってしまったチームが、最終戦で早稲田にどこまでやれるのか。まあ50対10位で負けるんだろな、最後にフォワードの意地くらいは見せて負けて欲しいものだ位に思っていたら、なんとなんと明治は気迫で早稲田に競り勝ってしまった。
だから学生のスポーツは見ていて面白いと一人ごちる。どんなチームも4年間で選手が入れ替わり、何でもない選手が伸びたり高校代表クラスが伸びなかったり、監督の選手起用の妙味や選手の成長・伸び代、ちょっとした事で戦力が一皮向けたり戦い方が変ったり、プロや社会人にはない学生ならではの面白みが大学スポーツにはある。それに伝統だとか気迫とか、さらに学校の方針、勉強や試験など選手のコンディションに影響する要素が絡んでくる。なので毎年・毎年強いチームを見るより、各校異なる条件の中で、どのチームがどれだけベストを尽くして戦っているかに焦点を合わせて見ると、これはこれで大変興味深いものである。
今日の早明戦での、明治の「最後の最後の敢闘」には感動した。いろいろ言われたシーズンだったが、わずかながらもこれで一矢を報いて4年生は学窓を去る事ができるだろう。放送後いつも通り妻とジョギングに出ると「 いつもより最初からずっとペースが速いよ 」と注意してくれる。きっとアドレナリンが脳内に出まくっていたのだろう。
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