心の欲する処にしたがうと規を超える、か
禁酒日だ。
妻より早く仕事が終わる事が多いので、ウイークデイの夕食は大体一人で摂るのだが、禁酒日でない日は仕事が終わって家路につく頃、思わず冷蔵庫の在庫を思い浮かべてしまう。 「あれが残っていたな」 とか 「つまみには、スーパでこれを買えば、残り物と足して何か作れるな」 などと考えていると帰宅の足取りもいささか軽くなる。で帰って新聞を広げつつ、ニュースや天気予報を聞きながら自作・即興のちょっとした料理 (または”えも知れないと料理”と言うべきか) を肴に、ビール・ウイスキーと飲み進むうち、頭の中が段々と陶然としてきて一日の疲れも忘れる。
ところが禁酒日は、そそくさと「ご飯もの」をかけこまないと、ついおかずを食べ過ぎてしまう上、ものの10分もあれば夕食が終わってしまい寂しい限りである。なにか一日の大事な仕事をし残した気分がして、食後も落ち着かない。それで甘いものをつまんだりしてしまうのだが、ストレスを感じながら禁酒をして結局お菓子などを食べ過ぎるのと、ゆっくり酒・さかなを楽しむのとでは、どっちが健康なんだろうか、と自問してしまう事もある。
禁酒日の今日は、日中珍しく忙しかったので、帰り道に外食してまおうと思い、東京駅で 「カツカレー+スープ+サラダつき」 650円セットですませてしまった。案の定、家に帰って口さびしくなって、先週末買った「麻布豆源」の「しお空豆」や「南京糖」を思わずぼりぼりと食べてしまう。 「何だ、あんまりパリッとしてねーな」「これなら中学の同級生がやっている三軒茶屋の豆商の方がずっとうめーや」などと毒づきながら、いつのまにか一袋あけてしまった。
あ~、酒が飲みたいなー。
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