飛鳥Ⅱ A-styleクルーズ~春彩~ 乗船 (クルーズは人と人を繋ぐ)
この週末、3月21日(金)~23日(日)の2泊3日で『飛鳥Ⅱ A-styleクルーズ~ 春彩(はるいろ)~に乗船してきた。2011年の飛鳥Ⅱの世界一周クルーズに乗船した、船友(せんゆう)計11名での記念乗船である。来週から世界一周クルーズに出かけようと云うのに、直前でのショートクルーズ乗船となったのだが、実は昨春から皆で一緒に飛鳥Ⅱに乗ろうと乗船計画を練り始めたところ、それぞれのスケジュール調整やら満船で予約が取れずなどの事情が重なって、この時期になったものである。考えてみれば年齢もバックグラウンドも全く異なる家族が、長期クルーズにたまたま乗り合わせて親しくなり、以後10数年経っても年に数回集まって、ワイワイガヤガヤと好きな事を喋れるとは何と幸せなことであろうか。もっとも2011年下船直後の会合には20名ほどが参加していたのだが、病気や亡くなった方、遠くに引っ越したり、何となく疎遠になったメンバーもあって今では常時集まるのが11人となってしまった。それだけにこの繋がりを大事にしたいと思っており、世界一周の前と云えども万難を排して春彩クルーズに参加することにした。
A-style クルーズ~春彩~は横浜発着の無寄港クルーズで、霞町にある「リストランテ アルポルト」の片岡護オーナーシェフのイタリアンや、歌手・俳優の別所哲也氏のショー、日本人初の米国メジャーリーグ投手である村上 雅則氏(マッシー村上)の講演などをゆっくりと楽しむ趣向になっていた。最近の飛鳥Ⅱのショートクルーズは満船続きの絶好調の模様で、今回もなんと780人が乗船、そのうち7割が初乗船だそうで、まことにご同慶の至りだと云える。来週からの世界一周クルーズは乗船者が少ないから、ここでウンと稼いで頂戴ね、などと勝手に思いを抱きながら横浜港で舷門をくぐっての乗船である。一歩足を踏み入れれば船内はいつもと変わらぬ雰囲気だが、今夏に就航する”飛鳥Ⅲ”に移るクルーは、すでに別途違うローテーションに入っているそうで、特にサービスクルーは若手が大幅に増えて見知らぬ顔が多いことに気付く。ダイニングでは頼んだ酒を待たされたケースもあったが、超満船の割には若手といえどもうまく乗客の注文をさばいており、イライラすることが少ないのはさすが飛鳥Ⅱクオリティーである。これなら世界一周もあまりストレスを感じずに過ごせると期待できそうだ。
実は当ブログサイトは、管理者側が海外からのコメントをはじく設定としているのはわかっていたのだが、船上からの衛星通信システムであるスターリンクを経由して、記事そのものを投稿することもなかなかうまくいかなかった。他方で現在もまだ細々とリモートで続けている仕事についても、船上でEXCEL表を更新しメールでやりとりをしなければならなくなりそうだ。世界一周のパッキングに忙殺される中ではあるが、直前での乗船は、図らずもこれら船上でのネット環境を色々と試すためにはちょうど良い機会にもなった。100日余の海外クルーズ中に折々ブログを新たにしたり、業務のデータを送受信するために、わが家の”テクニカルスタッフ”である妻は、この航海中に試行錯誤を繰り返した結果、ブログ投稿に関しては何とか隘路を突破できそうで、これが分かったのは収穫である。メール送受信に関しても今まで同様に特に問題はなかったが、万が一エラーとなった場合にはWebメールで代替出来るだろうとのことで、航海中に妻への船内接待費用(毎月1回海彦のしゃぶしゃぶを要求されている)が増えそうだ。なお、ブログへコメントをいただいた場合は、残念ながら即時の返信は難しそうである。
この春彩クルーズでは、一緒に乗船した船友の他に、何人かからの若い乗客の方々から「 ブログや妻のX(旧ツイッター)を見ています」とお声掛けを頂いた。今回はさらに海難事故などこれまでアップした記事へのお褒めの言葉を貰って恐縮し、評価を頂けるならもっと真面目に勉強しキーを叩かねばと決意を新たにするところである。鉄道関連の記事に興味を寄せて下さる読者にもお声を頂戴し、その方面でも多くの人と情報を共有できるのだと意を強くしている。妻の2011年の世界一周クルーズの準備編では、「荷造りやいろいろな準備に役立ちました」と何人かの女性からかつてコメントを頂いたこともある。私も妻もまったく思いつくまま、好き勝手に書き散らしているのに、「愉しみにしています、参考になります」などと言われるとは望外の歓びである。ブログやXが人と人を繋ぐ足がかりとなり、世代や立場を超えて交流するきっかけになるのなら、ウンウン唸りながら下手な文章を絞りだす作業も楽しくなると云うものだ。拙ブログを通じて新たな出会いが実現すると思うと、世界一周中クルーズ中も楽しい事や船内あれこれを綴って、記録してみようと思っている今日である。
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