飛鳥II 2025年オセアニアグランドクルーズ出港
大勢の見送り人に送られ横浜港大さん橋を出港、オセアニアグランドクルーズに向かう飛鳥Ⅱ
1月19日日曜日の午後2時、気温8度、曇り空の下、横浜港から飛鳥Ⅱは2025年オセアニアグランドクルーズに旅立った。明日1月20日(月)には西日本からのゲストを神戸港で乗せ、飛鳥Ⅱは40日間にわたるロングクルーズに南半球に向かう。オセアニアグランドクルーズと云えば我々にとっては因縁のクルーズである。2021年にはこれに申し込み、代金支払いも済んでいたものの武漢ウイルスの蔓延で催行中止、そのまま繰り越した2022年も感染騒動がおさまらずに再度中止となり、ようやく実現かと期待した2023年には、本船のエンジン不調で急遽運航取り止めと3度の空振りを喰らってしまったのである。ようやく感染騒ぎも収束し、エンジンも何度かのドックでようやく調子を取り戻して、今回は飛鳥Ⅱにとって2018年以来7年ぶりにオセアニアクルーズ実現となった。
さすがに3回も袖にされたオセアニアグランドクルーズだし、値段もアップとあって今年は乗船を見送ることにしたが、多くの船友が乗船すると聞いたので、今日は横浜港大さん橋に見送りに行ってきた。オセアニアグランドクルーズやハワイアラスカグランドクルーズは、通常40日ほどで100日以上かかる世界一周クルーズよりはかなり手軽、かつ体力や健康に自信がなくなった高齢者でもあまり無理のない長さゆえ人気が高く、このクルーズも横浜・神戸から600名乗船とほぼ満船とのこと。かつて世界一周クルーズなどで知り合った友人たちのなかにも、年齢をとるにつれ 「もうワールドクルーズは結構!、オセアニアグランドクルーズ程度がちょうど良い」とかなりの数が今回のこのクルーズに参加するので、見送り甲斐があると云うものである。
大さん橋の出国パスポートコントロールエリアに入る前のスペースには、船客待合エリアが設けられ、乗船客と見送りの人の話の輪が広がっていた。「今日は見送りに行くね」と事前に約束していた3組の他に、会場を見渡せばそこかしこに顔見知りの人たちの顔があり、「あれ、今回もご一緒?よろしくね」「いや今日は見送りだけです、お気を付けていってらっしゃい」などとお約束の会話が続く。最後に船上で会ってから何年かたちそれなりに老けた顔もあるが、クルーズに出発する前はみなウキウキと輝いてみえるもので、やはりここまで来れば皆と一緒に船に乗りたくなるのが心情である。一体どの位の人たちと挨拶を交わしたかと、帰宅後に指折り数えてみれば20組40名ほどとあって、横浜乗船が300名とすれば1割以上が顔見知りということになる。神戸からも何組か知人が乗ってくるだろうから、もし乗船していれば、毎日パームコートでお茶を飲むのも会話に忙しかっただろうなと一層乗船への思いが募ってきた。
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