飛鳥Ⅱ 2025年 世界一周クルーズ 乗船説明会
2025年も寄港するセーヌ川・ルーアン(仏)の飛鳥Ⅱ(2011年5月)
時の経つのは早いもので今年も既に2/3が終わり9月になった。折よく9月6日(金)に都内で飛鳥Ⅱ2025年世界一周クルーズの説明会が開催されるので、まずはこれに参加することにした。飛鳥Ⅱの世界一周クルーズと云えば、2020年以降、世界的な武漢ウイルス感染症騒動でその実施が伸び伸びになっていたが、ようやく再開した2024年は乗船料金がひどく高くなってしまい、乗船をキャンセルしたことは『 飛鳥Ⅱ 2024年世界一周クルーズ 乗船キャンセル』(2023年9月2日)に記したとおりである。2024年の世界一周クルーズを前にして、飛鳥Ⅱ船内のクルーズセールスオフィスでは「 2025年は催行しないので、是非2024年にご乗船を」と勧められたので、最終的にキャンセルするか否かはかなり迷ったのだが、少ない寄港地に加え以前行ったことがある場所が多いこともあって止めたのだった。当時は2025年夏に就航する「 飛鳥Ⅲ」や、本年秋から商船三井クルーズに投入される「 MITSUI OCEAN FUJI 」の仕様や動向を見極めようという気持ちも強かった。
ところがその後、飛鳥Ⅱは(本船での)『最後の世界一周』と銘打って、2025年もワールドクルーズを催行することを発表した。前言を簡単に翻したかのようなニ枚舌セールスには驚くが、それはそれとして、我々としても元気なうちに「飛鳥Ⅱ最後の世界一周クルーズ」にまたチャレンジしようかという気持ちに傾いてきた。これは ①将来、新造船の飛鳥Ⅲで世界一周クルーズを行うとなれば、乗船料金が更に高くなることが必至。殊に飛鳥クルーズには利益優先のファンド資金が入っている以上、乗船客にとってリーズナブルな値段設定が望めないこと。 ②完成ま近である飛鳥Ⅲの(造船所における)姉妹船や MITSUI OCEAN FUJIのデッキプランをみると、全通する気持ちの良いプロムナードデッキがなかったこと。特に我々が毎日ジョギングする飛鳥Ⅱのデッキに張られた天然のチーク材は、飛鳥Ⅲには採用されないであろうことが分かったこと。 ③セルフの洗濯機の数、露天風呂、広いダンス会場、パームコートの雰囲気、入出港時にブリッジのウイングで操船する船長と会話できる親しみ易さ、など現在の飛鳥Ⅱの数々の特徴が我々には心地良いことなどが理由として挙げられる。
とは思うものの、100日間の旅行というのは費用の工面もさることながら、様々な制約があるのは事実。まずは医療面でかかりつけの医師の予約や処方箋の調整、税金や各種社会保険料などの送金、留守中の自家用車のバッテリー上がり対策などが揚げられる。なにより今も細々ではあるが仕事は続けているので、取引先に少なからず迷惑をかけるのも心配なところである。ただ大学を卒業して以来、もう50年も働いてきたのだし「そんなに休むならこの契約は終了」と言われたら、それはそれでまぁ仕方ないとも思っている。前回、2018年世界一周クルーズ下船後に手術した二つのガンもいまは問題なしとの医師の言である。危急の状況にあったり介護が必要な親族もない。亡くなった母親からは「サラリーマンなのに、何度も世界一周クルーズに行くのは身の丈を越えている」と何回か嫌味を言われたものだが、このあと何が起こるのか将来のことは誰にも予測出来ない。最近は、出来ることは出来る時に楽しもう、という気持ちがとても強くなってきた。「金を残して死ぬことは、その金を得た時間の分だけ人生損していることになる」と言う考えを以前ネットの記事で読んだことがある。思い切って4度目の世界一周クルーズに行くか!。
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