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2024年9月

2024年9月26日 (木)

飛鳥Ⅱ 秋の3航海乗船記 (1) 秋の横浜・神戸クルーズ

今春のグアム・サイパンクルーズ以来、半年ぶりに飛鳥Ⅱに乗船中である。「爽秋の神戸着発、瀬戸内 九州・松山クルーズ」料金が飛鳥クラブ会員は3割引きになるので、これに前後2泊ずつの「秋の横浜・神戸クルーズ」「秋の神戸・横浜クルーズ」を繋げ、計10泊のクルーズ旅行にしたものだ。と云っても前後の2泊クルーズは、「豪華客船の旅」などと銘打ち有名温泉や新幹線と組み合わせたパック旅行用に旅行会社に販売が依頼されたため、6月ごろに予約した時点では、ほとんどの客室が満杯状態。希望のDバルコニーが確保でき、全部で10泊すべての予約が完了しましたと連絡があったのは、これらパック旅行の予約も固まった8月になってからのことだった。武漢ウイルス騒動も終わり、中高年の旅行ブームも再燃というところである。


と云うことで、最初の「横浜・神戸クルーズ」の乗船者はなんと870名の定員一杯。今まで我々が経験した中では一番多い乗客数である。そのうちなんと84%が「飛鳥Ⅱ」初乗船であり、神戸で下船後は城崎温泉や有馬温泉へのツアー、西日本から乗船客は鎌倉巡りなどを楽しんだ後の帰路に飛鳥Ⅱ利用とのこと。手荷物には鎌倉名物の大量の「鳩サブレ」があったことをクルーが教えてくれた。2回制のダイニングも、ほぼすべてのテーブルが埋まり、ウエイターたちが忙しそうに給仕をしている。と云っても船内どこも混雑ということもなく、いつもと同じようにゆったり過ごせるのが、この船の良いところ。初乗船の人たちの行動を予測し、それと反対のことをすればよい。例えば夕方のショーの時間には多くがハリウッドシアターに詰めかけるので、その時間に露天風呂に入れば湯舟でゆっっくりと手足を伸ばすことが出来る。とにかく勝手知ったる船はらくちんだ。


旅行会社によっては社交ダンス上手な添乗員が引き連れたダンス好きの一団もあり、夜のクラブ2100のダンスタイムも結構な賑わいである。東京など大都会でもダンス会場が減っている昨今、生バンドでダンスができます、というのが愛好者向けの格好の旅行プロモーションになるはずだ。もっとも同じツアー客同士の交流というのはほとんど見られず、ディナーの席は、総じてよそよそしい雰囲気が感じられた。初乗船者がほとんどということなら、こうなるのもやむ無しか。さて、久しぶりの10泊のクルーズである。こちらは早速、図書室からまだ読んでいない宮本輝全集の第11巻「海辺の扉」を借り出して、少し読んではうたたねを繰り返している序盤である。これまでのところ天気晴朗、外はまだまだ暑いが海上の風はほほに気持ち良い。(続く)


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ビンゴ会場のアリウッドシアターは早々に満席になり、もう1つの会場ギャラクシー会場もほぼ満員に

2024年9月18日 (水)

「読書ばなれ」だそうだが・・・・

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文化庁が17日に発表した世論調査では、漫画や雑誌を除く本を、一か月に一冊も読まない人が、6割を超えたことがわかった。前回2018年度の調査では、これが47.3%だったそうだから、数年の間に本を読まない人間の数が急激に増加したことになる。読書離れは全世代に亘って共通で、原因は案の定、スマホなどの情報機器で時間をとられるためとあって、今日付の読売新聞の社説も「読書週間の喪失は危機的だ」とこの風潮に警告を鳴らしている。スマホの使用と云えば、私にとっては道に迷った際に「マップ」のアプリを開くか、たまに写真を撮るくらいで、ラインもあまりしないし、ふだんは電話以外にまず使う必要もないのだが、電車に乗ると10人中8~9人がスマホの画面を喰いいるように見ている光景が眼前に広がる。車内で新聞を広げている人はほぼいなくなり、書籍の活字を追う乗客もごく少ないから、この調査結果もむべなるかなと理解に難くない。


みな一体何の緊急性があってスマホを凝視しているのかと、電車で隣人の画面を覗けば、多くが映画やアニメの動画やらゲームをしているようである。毎朝、通勤電車で日経新聞に目を通してから会社に行くことが、”マスト”だった我々の世代からすれば、スマホの断片的なニュースだけで政治・経済について深読みできるのか大いに疑問を持つのだが、それにもまして、立派な働き盛りの大人が朝から”ゲーム”とは、思わず 「 世の中大丈夫かい?」と嘆きたくなる。別に本を読んだから偉いと云うつもりはないが、ネットの極めて単純化された情報でしか社会との繋がりが持たない人々が世の中の大半だとすれば、様々な問題に関して、マス・メディアが推すようなポピュリズムが批判もなく受け入れられる世情も仕方ないと思えるのである。


では自分は一体どの位の本を読んでいるのか。実は義理の妹が大変な読書家で、最近は一か月に10冊ほどの読み終わった文庫本を彼女から貰っている。推理小説や時代もの、本屋大賞を受賞した小説のほか、科学史など広いジャンルの文庫本である。彼女は外資系金融機関に勤めるバリバリのキャリアーウーマンで、公私とも忙しいのに一体いつこれだけの本を読めるのか不思議なほどだ。周囲に読書家がいると、こちらの読書欲も刺激される。小説系についての好奇心は充足されているので、自分自身で買うのは "WILL" などの保守系雑誌の他、政治、経済系の新書本がほとんど。ただ年齢とともに脳内の保守化が進み、『右』系の読書が多くなるのを自覚しているため、3冊に1冊くらいは意識的にサヨク・リベラル界隈の主張にも触れようと努力している。「 彼を知り己を知れば百戦殆からず」で、我が本棚を見れば、最近読んだ新書に、内田樹、山口二郎、白井聰、望月衣塑子などの香ばしい「お花畑」系の著書も並ぶ。テレビやネットで見る限り、これら左派論客の主張はバカ丸出しだと思うのだが、一つ一つの本を読めば、彼らも本当は物事の本質を踏まえており、ふだんは敢えて知的レベルを下げてリベラル層を喜ばせているように見える。やっぱり本を手に取ると、テレビやネットだけでは測り知れない彼らの側面が存外分かって面白いものである。読書しましょう。

2024年9月12日 (木)

健康診断・右脚ブロック

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健康診断の心電図検査で「 要精密検査」と言われ、心臓内科で診察を受けてきた。心電図と云えば、もう十年以上も前から「 完全右脚ブロック」との結果で、いつも「 経過観察」と言われてきたが、今度は一段階深刻な「 要精密検査」とのことで、おそるおそる、これまで泌尿器系でかかりつけで、健診もここで受けた総合病院に行くことにした。それにしても毎日のようにジョギングや水泳などの運動を続けているし、70歳台と謂えども走ることに関しては、そんじょそこらの若造には負けないと自負している身である。心臓こそは”絶好調”と感じているのに、一体「 要精密検査」とは何のことだろう。「まあ、大したことはあるまい」と思っていても、健診結果が届いてから診察までの一か月の間は、「 ひょっとしたら、最後の健診からの1年半の間に心臓に自覚できない大きな変化があったのだろうか?」という心配が頭をもたげてくる。妻は「そばで見ている限り、絶対大丈夫よ。きっと70歳台になったので注意喚起の意味があるんじゃない?」と心配性の私の憂いを一蹴するように涼しい顔をしている。


老人医療で近頃話題になっている和田秀樹医師によれば、 健康診断と健康状態のリンクを長期に亘って大規模に調査した研究はなく、これを受ければ寿命が伸びると云うエビデンスはないと常々表明している。さらに彼は、健診結果に一喜一憂するより、日々の体調がよければそれが良しとして、健康診断などはおやめなさいと呼び掛けている。世界広しと謂えども、健康診断を定期的に実施しているのは日本だけなのだそうだ。この中の「正常値」とは、健康と考えられるすべての人の平均値をはさんだ95%を「健康」としているだけであって、ここには老化現象や個人的な相違は加味されていない。例えば老人になれば血圧が上がるのは一般的で、以前は最高血圧は年齢プラス90まではOKだったものが、今は一律で139以上が「高血圧症」としてすべからく「異常」にカテゴライズされてしまう。元気な盛りの30歳台も70以上も同じ閾値という方が、逆に「異常」だと普通は考えるのだが、健康診断の意味はそうではないらしい。今回は心臓の思わぬ「 要精密検査」だったが、これを完全無視して自分の”絶好調”を信じるかと云うと、それもできぬのが気の小さい我が悲しさ。健康診断など受けなければ良かったのかな、と揺れる心を抱えつつ暑いさ中の受診である。


緊張しつつ心臓内科の40歳台とも見える女性医師の前に座れば、彼女は以前の心電図や心臓エコー検査の画像を見ながら首をひねっている。「 右脚ブロックとは、心臓の右側に行く電気信号が遅れ気味のことを謂うのだが、前回と比べて特に顕著な相違はないのに、何で健診の判定が 『 経過観察』 → 『 要精密検査』」になったのかなぁ?」と医師は呟く。「 心電図の折れ線は以前よりわずかに変化してるので、こういう判定になったようだが、まあ大したことはないので、念のために血圧を家で測りながら、一か月後に心臓のエコーを撮ることにしましょう 」との診断で取り敢えず無罪放免である。ホッと安堵しつつ病院からの帰りすがり、すっかり肩の力も抜け、和田医師の「 病気探しで心配するだけだから健康診断なんかお辞めなさい」との話が頭に浮かんでくる。この一か月間の杞憂のほうが健康には良くなかったと思うと、彼の考えに共感を覚える一方で、6年前に手術した膀胱ガンや、4年前の前立腺癌は人間ドックで見つかったので、早期に発見でき除去して良かったと思うのも事実である。帰宅して妻に報告すると 「ほーら、やっぱり私が言ったとおりじゃない」と笑っていたが、やはり健康診断を完全に止めるわけにもいかず、受診すればしたで、加齢とともに要観察やら再検査が増え心配の種が増えるとあって、凡夫の悩みは尽きない。

2024年9月 7日 (土)

飛鳥Ⅱ 2025年 世界一周クルーズ 乗船説明会に参加して

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さて飛鳥Ⅱ2025年世界一周クルーズ説明会参加である。これは運航会社である郵船クルーズが、8月~9月にかけて日本各地で飛鳥Ⅱ2025年世界一周クルーズ乗船を 『ご検討中の方向け』に行うもので、昨日は東京駅前のKITTEで開催された。世界一周クルーズの内容は大体分かっているので、暑い中をわざわざ出かけるのは億劫とは思ったが、これが契機となってまだ逡巡する気持ちを「 エイヤ!」と振り切り 「よし、行くか」との意欲に一気に火がつくかも、と考えて会場に足を運んだものである。例えて言えば、クルマを買い替える際に迷っていても、実際にディーラーに行き、実車を目の前にしながら話を始めると一気に購買意欲が高まるのが普通で、それと同じ効果を期待しての説明会参加である。この会場で古い船友にでも再会し、「 あーら、お宅も参加されるの? 楽しみね~、またヨロシクね」などと声をかけられると、もう後へはひけないと云う気持ちになるのだ。


これまで旅行社などから漏れ聞いた話では、飛鳥Ⅱ2025年世界一周クルーズの集客は、今一つ盛り上がらないとのことだった。本船はついこの7月に6年ぶりの世界一周を終えたばかりだし、2025年夏には新造船である”飛鳥Ⅲ”も就航する。発表された来年のコースは寄港地が少ないばかりか、値段も更に上がっているためにセールスに苦労していると見え、すでに船内のアルコール料金フリーやWi-Fi繋ぎ放題を発表したほか、今後、欧州や米国の区間乗船も募集することが噂されている。パンフレットには「乗客数が350名に満たない場合は運航を中止する場合がございます」と明記されているので、2025年は本当に世界一周クルーズができるのかと、個人的に危ぶんでいたのも事実である。さて説明会はどんな具合かと KITTE 4階の会議室に入ると、予想に反して会場は結構な人の入りで、定員が80名のところ出席が70名ほどの盛況。これなら日本全国400~500名ほどの乗船者は固いのでは、という雰囲気である。


説明会は、例によってスクリーンの動画と共に、寄港地の説明や飛鳥Ⅱの船内案内、食事や100日間の生活ぶりなどが案内されたお約束の1時間半であった。なかんずく郵船クルーズのプレンゼンターは、飛鳥Ⅲが就航しても2025年には世界一周は行わず早くとも2026年以降であること、その時の料金はさらに高くなり、カテゴリーによっては飛鳥Ⅱの1.5倍以上になる可能性があるので、是非とも来年にご乗船をと参加者の気持ちをぐっとつかみそうなポイントを強調する。さて、この日、会場を見回しても顔見知りは見当たらなかったが、年恰好が同じような世代が多いようだ。2011年に初めて飛鳥Ⅱの世界一周に乗船した時は『 この若憎が 』と見られやしないかと小さくなっていたものだが、あれから10数年経ちようやく乗船世代のマジョリティに到達したように感じる。料金が1.5倍にでもなったら、多分もう世界一周クルーズには行けないし、今回乗船すればこの中からまた夕食を共にしたり下船後も交流する同年代の友人が生まれることだろう。レユニオン島やテネリフェ、バルセロナは初めてだし、セーヌ川をまたクルーズできるかと思うと段々気分が盛り上がってきた。

2024年9月 5日 (木)

時代の証言者 こころで走る 瀬古利彦氏

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読売新聞の「 時代の証言者」 では、マラソンの瀬古利彦氏が、『 心で走る 』との題で、彼の生い立ちや競技歴を連載で寄せている。私も最近は時間ができたので慶応競走部の後輩の試合にはよく顔を出すようになったが、競技場の観客席では瀬古氏の姿を見かけることも多い。彼は早稲田大学競走部のOB会会長をつとめているにも関わらず、息子さんが慶応卒とのことで、日ごろから 「僕は慶応が好きなんですよ」と広言しつつ、試合後のOBたちの飲み会にはいつの間にか慶応側の席にきて、その饒舌に場を和ませてくれる好漢である。私と同じく、60歳過ぎてから奥さんと共に社交ダンスを始めたとのことで、これも彼に親しみを感じるところだ。なので毎朝起きると彼のこのシリーズを楽しみに朝刊を開いているこの頃である。


ここ2日間は、早稲田大学に入学して中村清監督に運命的に出会ったことを中心に話が進んでいるが、かつて駅伝やトラックで遠くから見かけた監督に関するエピソードがとても面白い。昭和51年、瀬古氏の入学と時を同じくして早大に駅伝監督として返り咲いた中村氏は、「『今の早稲田が弱いのお前たちのせじゃない。面倒をみなかったOBのせいだ。俺が代表して謝る 』 と言い出すと、何十発も自分の顔を殴りつけるのです。皆が言葉を失っていると 『 これでも足らんだろう 』と口元に血をにじませ、今度は壁に頭をうちつけました 」。砂浜での朝練習では「『俺はこれを食ったら世界一になれると言われたら食う 』と言って、口の中に(足元の砂を)放り込んでしまいました 」 と、瀬古氏は中村監督の尋常では考えられぬ熱情を著している。


この逸話に関して、友人である早大の元駅伝選手(瀬古よりやや年上)からかつて聞いたのは、 中村監督は口元に血をにじませたではなく、「口から 血がドバっと噴き出た」であり、砂浜の砂を食べたのは、「俺はこんなに陸上競技を愛しているのだと、グランドの土をムシャクシャ食べた」であったが、いずれにしても、そのようなことが本当にあったのだと情景が目にうかぶようだ。その友人は「 練習が終わると、着替えもしない前に中村監督のとにかく長い話が始まるので、汗で濡れた練習着が冷たくなって、みな風邪ひいちゃうんですよ」という話もしていたが、熱血漢の監督と運命的な出会いをし、そのチャンスを逃さず、教えを忠実に実行したのが凡百と違う瀬古選手の偉大なところである。そういえばあの頃は、中村監督に限らず明治大学野球部の島岡監督など軍隊式の名物指導者が健在だった。今では選手に手でも上げようものなら即座にパワハラで訴えられる時代となったから、この連載はまさに「時代の証言」という感がする。

 

早慶対抗陸上 100回記念祝賀会でスピーチする瀬古氏
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2024年9月 1日 (日)

飛鳥Ⅱ 2025年 世界一周クルーズ 乗船説明会

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2025年も寄港するセーヌ川・ルーアン(仏)の飛鳥Ⅱ(2011年5月)

時の経つのは早いもので今年も既に2/3が終わり9月になった。折よく9月6日(金)に都内で飛鳥Ⅱ2025年世界一周クルーズの説明会が開催されるので、まずはこれに参加することにした。飛鳥Ⅱの世界一周クルーズと云えば、2020年以降、世界的な武漢ウイルス感染症騒動でその実施が伸び伸びになっていたが、ようやく再開した2024年は乗船料金がひどく高くなってしまい、乗船をキャンセルしたことは『 飛鳥Ⅱ 2024年世界一周クルーズ 乗船キャンセル』(2023年9月2日)に記したとおりである。2024年の世界一周クルーズを前にして、飛鳥Ⅱ船内のクルーズセールスオフィスでは「 2025年は催行しないので、是非2024年にご乗船を」と勧められたので、最終的にキャンセルするか否かはかなり迷ったのだが、少ない寄港地に加え以前行ったことがある場所が多いこともあって止めたのだった。当時は2025年夏に就航する「 飛鳥Ⅲ」や、本年秋から商船三井クルーズに投入される「 MITSUI OCEAN FUJI 」の仕様や動向を見極めようという気持ちも強かった。


ところがその後、飛鳥Ⅱは(本船での)『最後の世界一周』と銘打って、2025年もワールドクルーズを催行することを発表した。前言を簡単に翻したかのようなニ枚舌セールスには驚くが、それはそれとして、我々としても元気なうちに「飛鳥Ⅱ最後の世界一周クルーズ」にまたチャレンジしようかという気持ちに傾いてきた。これは ①将来、新造船の飛鳥Ⅲで世界一周クルーズを行うとなれば、乗船料金が更に高くなることが必至。殊に飛鳥クルーズには利益優先のファンド資金が入っている以上、乗船客にとってリーズナブルな値段設定が望めないこと。 ②完成ま近である飛鳥Ⅲの(造船所における)姉妹船や MITSUI OCEAN FUJIのデッキプランをみると、全通する気持ちの良いプロムナードデッキがなかったこと。特に我々が毎日ジョギングする飛鳥Ⅱのデッキに張られた天然のチーク材は、飛鳥Ⅲには採用されないであろうことが分かったこと。 ③セルフの洗濯機の数、露天風呂、広いダンス会場、パームコートの雰囲気、入出港時にブリッジのウイングで操船する船長と会話できる親しみ易さ、など現在の飛鳥Ⅱの数々の特徴が我々には心地良いことなどが理由として挙げられる。


とは思うものの、100日間の旅行というのは費用の工面もさることながら、様々な制約があるのは事実。まずは医療面でかかりつけの医師の予約や処方箋の調整、税金や各種社会保険料などの送金、留守中の自家用車のバッテリー上がり対策などが揚げられる。なにより今も細々ではあるが仕事は続けているので、取引先に少なからず迷惑をかけるのも心配なところである。ただ大学を卒業して以来、もう50年も働いてきたのだし「そんなに休むならこの契約は終了」と言われたら、それはそれでまぁ仕方ないとも思っている。前回、2018年世界一周クルーズ下船後に手術した二つのガンもいまは問題なしとの医師の言である。危急の状況にあったり介護が必要な親族もない。亡くなった母親からは「サラリーマンなのに、何度も世界一周クルーズに行くのは身の丈を越えている」と何回か嫌味を言われたものだが、このあと何が起こるのか将来のことは誰にも予測出来ない。最近は、出来ることは出来る時に楽しもう、という気持ちがとても強くなってきた。「金を残して死ぬことは、その金を得た時間の分だけ人生損していることになる」と言う考えを以前ネットの記事で読んだことがある。思い切って4度目の世界一周クルーズに行くか!。

リンク 飛鳥Ⅱ 2025年世界一周クルーズ 急遽発売 (2024年5月27日

次回も寄港するビルバオ(西)のビスカヤ橋から飛鳥Ⅱを見る(2018年5月)
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