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2024年5月15日 (水)

膝が痛い

20240515

右足の膝関節から臀部に繋がる大腿二頭筋の下部を痛めてしばらく走れない。春先から左足の膝関節が痛かったのだが、無理してジョギングを続けているうちに、右足に痛みが移ったらしい。この間、近所の整形外科で見て貰ったものの、レントゲンでは半月板など膝廻りは問題なし、との診断で湿布薬を処方されたのみ。そうこうして少し痛みが治まると性懲りもなく走ることを再開しては、また痛くなることを繰り返すこの2~3ヶ月である。そもそも陸上競技を始めた中学生の頃から少々の痛みなどあるのは当たり前、そんなものは気にせず無理してでも走れという当時のやり方で馴らされてきた体である。特に60歳台になり時間が取れるようになってからは、少々の雨が降ろうが風が吹こうが、ジョギングはほとんど欠かなかったが、さすがに70歳を過ぎて無理を重ねると体が悲鳴を上げるようだ。


先日、こんな痛みを我慢しながら所要の途中、横断信号の変わり目で道路を渡り切ろうと軽くダッシュをしたところ、いきなり右膝の外側に物がぶつかったような異様なショックと激しい痛みを感じて、歩道の前でへたり込んでしまった。かがんだまま暫くその場から動けなかったが、何とか立ち上がってよろよろと痛い足をかばいつつ、肝心の用事も済ませずに取り敢えず家に戻ることとした。目の前を通り過ぎるタクシーを捕まえようかと思うも、クルマのドアに足をかけるだけで痛そうだ。ひどいビッコで必死の思いで歩いていると、前から来た若い人が心配そうに進路を譲ってくれる。人に道を譲られるなど初めての経験で、年齢を重ねて身体に障害が出ると、こういう風に町行く人に扱われるのかと自分の老い先をみたような気がする。


さすがにこの痛みには耐えかね、今までお世話になったことなどなかった近所の接骨院に行くことした。その整骨医によると、体の軸が少しずれているところに無理を重ねたとの診断で、しばらく通って下さいとのこと。かなりイタいマッサージを施術されて筋肉がほぐれたのか、数日して右膝を曲げなければそこそこ歩けるようになったが、それでも下り坂や段差のある所では膝に体重がかかって「イテテ~」と声が出るほどギクっと痛い。健康保険が適用されるのは嬉しいものの、痛みが取れるまでアイシングを欠かさず、運動といえば膝に体重が乗らない水泳か自転車しかできないのがちょっと辛い。年寄りの冷や水、毎月、定めた目標を完遂するために無理して走るのはもう卒業しようと思った。老いるとはこういうことか。走れなくなって一番がっかりなのが、旨いビールが飲めないことである。

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