日本保守党(百田新党)に入党(新規会員登録)
新しい保守勢力、日本(にっぽん)保守党に入党(新規会員登録)した。開設されたばかりの同党ツイッター(X)のフォロー数があっという間に自由民主党を凌駕し、自民を大慌てにさせている話題の政治団体である。日本保守党は、別名、百田(尚樹)新党と云われており、保守右派陣営からの期待は大きく、私も既に一年分の一般党員会費6000円を支払った。政治団体の会員になることなどは生まれて初めての経験だが、安倍さん亡きあとに左に急旋回する自民党についに愛想が尽きたのである。もっともここ暫くの間、自民党に代わる勢力として当ブログでは参政党を取り上げ、先の参院選では比例区で同党に一票を投じたのが事実。ところが参政党は8月末に代表である松田学氏が突如辞任するなど、どうもその実態や内情が分からず困惑していたところだった。こうしたご時勢に百田氏率いる日本保守党が旗揚げするとあって、新しい党の応援に回ることにしたものである。百田氏といえば名作「永遠のゼロ」以来「日本国史」「カエルの楽園」と洛陽の紙価を高める名作を生み出しつつ、多くのYoutube番組やニコ動の百田尚樹チャンネルで憂国の情を訴えてきた保守の作家である。「ポリコレ」などどこ吹く風の彼の脊髄反射的な物言いも、最近の妙に持って回った発言ばかりの言論界の中で好感が持て、彼の新党に期待するところ大で会員登録したのだった。
まず百田氏による日本保守党の結党宣言を読んでみよう。そこには 『日本ほど素晴らしい国はないと私は断言します』 『その日本の海が、山野が、いま脅かされようとしています』 『野放図な移民政策やLGBT理解増進法にみられる祖国への無理解によって、日本の文化や国柄、ナショナル・アイデンティティが内側から壊されかかっています。これらを座視していてはなりません』 『断固として日本を守る――。そのための新たな政治勢力が必要です』 とあり、これらの宣言は最近の政治に対する私の思いとそのまま符合する。私が岸田政権で 「これは保守ではない、これではあかん!」 と決定的に感じたのがろくな議論もなく決めてしまったLGBT理解増進法で、6月14日に「LGBT法案が成立したら自民党支持はやめる」でアップしたとおりだ。米エマニュエル駐日大使の差し金か、はたまた公明党への忖度か、女性の人権を無視した同法の制定、その上その後発表された外国人移民に妙に融和的な政府の方針を見て、「もう自民党はリベラル真っ只中、いやサヨクだ」と失望したのは百田氏と軌を一にする。
今般発表された日本保守党の綱領には 『日本の国体を守り、伝統文化を継承しながら、日本独自の叡智を現代に活かして協和社会をつくる』 『日本国を守るに相応の国防力の保持、必要な強化、それを達するための日本国憲法改正を含む法整備を図る』 とこれまた極めて真っ当な事柄が謳われている。日本の国体護持と国防力の強化、憲法改正は保守を名乗る者の一丁目一番地であり、日本国は日本人自身で守る気概なくして成り立たないのは言うまでもない。また綱領には 『減税と行政の適正サイズ化によって国民の負担を軽減させ、可処分所得を増やすべく、税と国家財政のあり方の大改革を企図する』 とも定められている。私としては、リベラル勢力やノイジーマイノリティ等に寄生する「公金チューチュー」団体への援助縮小、ODAなどによる海外への資金バラマキ政策の中止、過去最高71兆円にも上る潤沢な税収などを基にした庶民への「直接減税」を日本保守党は訴えて欲しいところだ。願わくば日本経済の復活は欧米の新自由主義や略奪的株主資本主義でなく、株式持ち合いの日本型資本主義で、また少子化対策や子育て支援には専業主婦の尊厳回復とその復活を主軸とした政策立案を期待したいところである。日本復活には伝統的な経済運営や社会・生活様式へのいささかの回帰が必要だと考えるが、新規会員に登録したからには、日本保守党内ではこうした意見発表の場も持てるだろうと期待したい。尚、9月30日に党員募集を開始してから僅か2日間で3万6千名が日本保守党に会員登録したとのことで、これからは自民党の岩盤支持層も相当侵食されることになるだろう。
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