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2023年6月23日 (金)

にっぽん丸 「横浜/奄美/那覇クルーズ」3泊+「飛んでクルーズ沖縄Aコース~与那国島・西表島~」3泊 連続乗船 (1)

20230623
洋上での飛鳥Ⅱとのすれ違い まずは飛鳥Ⅱより長声3発の汽笛吹鳴

「にっぽん丸」の「横浜/奄美/那覇クルーズ」3泊と「飛んでクルーズ沖縄Aコース ~与那国島・西表島~」3泊を連続乗船した6泊の航海に出かけて来た。横浜乗船、那覇下船である。2020年初頭に武漢ウイルス感染症騒ぎが始まって以来、日程的にはもっとも長いクルーズで、今年の「飛鳥Ⅱ」オセアニアグランドクルーズ催行中止によって返ってきた代金でのリベンジ乗船となる。また2020年4月に「飛鳥Ⅱ」の世界一周クルーズクルーズ中止の際に、悔しさのあまり代替航海として「にっぽん丸」の「那覇・与那国島・西表島・那覇」クルーズを申し込んだものの、結局、感染症蔓延となってこれも中止となったことがあり、3年越しとなる夢の実現の旅でもある。奄美(名瀬)や那覇はこれまで他のクルーズ船などで訪れたことがあるが、本邦最西端の与那国島とイリオモテヤマネコがおり手つかずの自然が残る西表島には行ったことがなかったので、今回は大いに期待して横浜港大さん橋から「にっぽん丸」に乗船した。


梅雨時とあって心配していた天気は、奄美大島の名瀬港こそ土砂降りだったものの他はすべて好天に恵まれ、台風銀座を通る航路も良き海象でゆったりとクルーズを満喫することができた。乗船してまずオヤッと感じたのは、「にっぽん丸」の船内雰囲気が明るくなったこと。特に日本人クルーが積極的にアイコンタクトを図り、気さくに話しかけてくるシーンが増えたのがすぐに分かった。これまで「にっぽん丸」はどちらかと云えば慎ましやか、あるいはシャイで、クルーと乗客との「適正な距離」を意識しているかの雰囲気を醸し出していたが、このクルーズからは笑顔で向こうからしゃべりかける日本人クルーが多くなった。タヒチで以前購入した HINANO ビールの派手なTシャツを船内で着ていたところ、「その T シャツいいですね、私もタヒチで買いました」とクルーに話しかけられたが、こんな経験は本船では初めてだ。彼らはフレンドシップと呼ばれながらも先ごろ運航中止となった「ぱしふぃっくびいなす」からの転職組で、彼らの移籍で「ぱしび」ファンも「にっぽん丸」に乗っているそうだ。古くから「にっぽん丸」一本鎗という馴染み客には、距離が近くなった日本人クルーの対応に不満を表す向きもあると聞いたが、私は良い方向に変わったと拍手を送りたい。


今回の連続乗船で利用したのはステートルームのスーペリアツインで、最近リノベ―トされたキャビンはもともとバスタブがなくシャワーだけだが、日本人向けの仕様とあって居心地は快適。このスーペリアツイン3泊で料金は一人16万8000円 X 2航海、これに株主優待の2割引きを利用し、帰りの那覇から羽田までのフライトはマイレージを使用したので、1泊あたりは4万4800円となり、この水準ならコストパフォーマンス的に納得である。一方で本船でデラックスルーム以上を選択すると一挙に値段が上がり、デラックスべランダのカテゴリーに於ける3泊料金は29万7000円と、最近急に高くなって驚く「飛鳥Ⅱ」のD/Eバルコニークラスよりもさらに高い。船内のパブリック施設から見れば、もと高級船であった「クリスタルハーモニー」に露天風呂などを設置して日本人向けにした「飛鳥Ⅱ」に軍配が上がるのは衆目の一致するところで、「にっぽん丸」のデラックスルームやスイートルームの値段設定は強気過ぎないか。ということで「にっぽん丸」に乗る際は、最近はいつもステートルームを利用することにしている。


「食のにっぽん丸」を売り物にする本船ではあるが、残念ながら今回の6泊クルーズでの食事は、食材、味付け、盛り付けの面で特筆するものはなかったと感じた。かつてはあまり評判の良くなかった「飛鳥Ⅱ」の食事が最近は頑張っており、その差は今やほとんどないのではないか。せっかくの非日常のクルーズである。飛鳥Ⅱのように総料理長の挨拶を行い、ゴージャスな食器を使って食事を盛り上げるイベントがあっても良いと思う。またかねてから指摘している通り、「にっぽん丸」に対するもっとも大きな不満は船内の運動設備の貧弱さにある。プロムナードデッキでジョギングが出来ないのはとっくに諦めているが、ならばフィットネスルームはそれなり充実して欲しいところだ。しかしそこは暑い上にランニングマシンは僅か2台しかない。何よりハンドタオルさえ備え付けがないのは一体どういうことなのか毎回理解に苦しむ。部屋からタオルを持参しろということのようだが、であらば少なくとも船内紙にその旨記載するか、フィットネス入口にサインを掲示するべきであろう。と不満も述べたものの、晴天の下、久しぶりにリドデッキの天蓋が明き、南国の空気を吸いながら、最近始まった終日「無料」のビールサービスを楽しめたこのクルーズは、早めの夏休みとしてとても快適なものであった(続く)

久しぶりにリドの天蓋を明けたにっぽん丸 生ビール(沖縄では定番のオリオンビール)にホットドッグやショコリキサーが無料
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