土用丑の日 桑名のうなぎ
7月23日(土)は土用丑の日ということで夕食はうな丼であった。サラリーマン現役時代、昼の会議のごはんといえば「今半」の仕出し弁当、「まい泉」のとんかつ弁当、近所の寿司屋のちらしとともに「大江戸」など都内の有名うなぎ店の鰻重が定番だった。会議の多い季節になると毎週のような鰻重攻めで贅沢にもうなぎはやや食傷気味となったのだが(特に前夜飲み過ぎの日は鰻重一択は重かった)、最近は鰻重にもうな丼にもご無沙汰だったから妻の配慮が嬉しい。と彼女に言ったら「夏の土用丑の日は鰻と決めているから、献立を考えなくて済んで楽なのよ」だそうだ。
調べてみると「土用」とは四季の変わり目の直前18日間のことを云い、今年の立秋は8月7日ゆえ7月20日から8月6日が夏の土用期間となるそうだ。一方で子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支が毎日に割り当てられており、この中の丑の日が土用の期間中に到来すると「土用の丑」の日となるとされる。ちなみに土用の間に丑の日が来るのが1回の年と2回の年があり、2022年は7月23日のほか8月4日も「土用の丑」の日である。夏で体力が落ちたこの頃に栄養価の高いうなぎを食べると体に良いという事で鰻を食する習慣ができたとか、平賀源内が近所の鰻屋に夏場に売れないと相談され「本日丑の日」と書いた張り紙を張り出したところこれがブームになったなど土用の丑の日とうなぎを結ぶ由来は幾つかあるらしい。
妻は冷凍してあった三重県桑名市の「ふるさと納税」返礼品である「木曽三川うなぎ」のパックを解凍し、今年の「土用丑の日」のうな丼を用意した。2019年秋、飛鳥Ⅱのウイーンスタイルクルーズで四日市に寄港した際に桑名名物の蛤を食べに行って知ったことだが、木曽川、長良川、揖斐川の三大河口が集まる桑名あたりは古くから鰻の名産地として知られていたそうだ。ふるさと納税をするなら何か地縁のあるところ、どうせなら返礼品が旨いものであるところ、という基準で選んだ桑名市からの贈り物である。23日の土曜日は猛暑の中皇居ジョギングでたっぷりと汗を流し、ビールとともに国産うなぎを堪能した。
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