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2022年7月 5日 (火)

大牧温泉

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週末はJR東日本びゅうの添乗員付き団体旅行 「庄川峡遊覧船で行く秘湯の一軒宿『大牧温泉』と観光列車『ベル・モンターニュ・エ・メール』」に行ってきた。クルーズ船の寄港地でのエクスカーション以外、普段はあまり団体旅行には参加しないのだが、土地鑑のない場所だし、一泊で金沢の兼六園、アクセスの悪い大牧温泉、人気の観光列車に乗車と効率よくさまざまな趣向を楽しめる旅程が魅力である。一行は添乗員ほか全部で20人、うち我々のような夫婦が四組で、その男性以外の16名がおばちゃんという予想通りの団体構成であった。


東京から最速の北陸新幹線「かがやき」で2時間半で到着した金沢では、まず近江町市場で各自好きな場所で昼食をとり、日本三大庭園の一つ兼六園をぐるっと回った。次に金沢から貸し切りバスに乗って来たのは、庄川の小牧ダム(1930年完成)の脇に作られた小牧の船着き場。ここから約4キロ上流のダム湖湖畔にある大牧温泉は、源平時代、倶利伽羅峠(大牧温泉から北に約30キロほど)の戦いで敗走した平家の武将、南兵衛藤原賀房が、この地にたどり着いたところ湧き上がる煙で温泉を発見し、逗留するうちに戦で負った深傷も癒えたとされる名湯だそうだ。


大牧温泉には一応道路が通じているものの、これは関西電力の作業用の私道で一般の通行は不可であり、小牧から午前中2便、午後2便の連絡船に30分揺られて行くしかない。後ろは山地に森、前に(ダム)湖というロケーションに位置する「大牧温泉」は、宿が一軒あるのみで”秘境の湯”らしく周囲には民家やら商店がまったくない。この日は真夏を思わせる青空の下、川面を吹く微風を心地よく感じながら大牧温泉のポンツーン桟橋に降りて皆で階段を上って宿に着いた。秘境の湯とは云え「大牧温泉」は3階建ての立派な建物で、サスペンスドラマ類のロケに訪れた出演者の色紙や写真が並ぶ廊下を通りトイレ付のごく普通の客室に通された。


大牧温泉の泉質はナトリウムやカルシウムを含む弱アルカリ性、なめてみるとごく弱い塩分を含む透明な湯で、微かに硫黄の匂いもする。男女別の大浴場のほか、館内スリッパからサンダルに履き替えて行った先にはクマ・タヌキ・キツネに注意と書かれた看板が架かった露天風呂もある。この日は我々団体の他には2組の客しかおらず、熱すぎずぬるすぎずの湯に一人、夏の太陽に映える水面を眺めつつ両方の湯にゆったりと浸かることができた。料理も山の幸を中心にけっこうなボリュームで、我々団体のおばちゃんたちは「食べきれない」とこぼす。「温泉に来たら3回湯に入るのがノルマ」の妻は、兼六園など一日歩いて出来た靴擦れが治ってしまったそうで、藤原賀房の戦傷を治した温泉の効果はてきめんのようだ。

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