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2022年5月16日 (月)

にっぽん丸で航く モーリシャスプレシャスクルーズ(2022年12月出港)

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2011年4月モーリシャスのポートスイル港

客船にっぽん丸を運航する商船三井客船 (MOPAS) が今年12月出港の「にっぽん丸で航くモーリシャス プレシャスクルーズ」を発表、5月12日に行われた商船三井グループの同クルーズに関する記者会見の模様(動画)がMOPASホームぺージに掲載された。定期用船中だったばら積貨物船WAKASHIO号が2020年7月に起こしたモーリシャスでの海難油濁事故を受けて、商船三井は現地の自然環境の回復・保全のほか、地域社会への貢献に取り組む活動を継続しており、その一環として今回のクルーズが決まったとの説明が動画会見から流れてくる。「日本とモーリシャスの架け橋」「モーリシャスの観光を盛り上げ」のために、2012年以来久しく催行されていなかった、にっぽん丸によるロングクルーズをMOPASは再開するとのことである。今回はモーリシャスのポートルイス港に3泊も停泊し、農業体験や現地の人々との交流も企画されているそうだ。


当時のブログ
WAKASHIOの座礁油濁事故を考察する(2020年8月14日)
WAKASHIO の座礁油濁事故を考察する(続)(2020年8月22日)
にもあるようにWAKASHIO号事故の法的な責任は商船三井ではなく岡山県の船主にあるが、その後、現実に起きた災厄から逃げずに社会的責任を果たそうと努力する会社の姿勢は高く評価できる。そうしたなか、まだ世界的にコロナウイルスによる混乱が続くにも拘わらず、一早くモーリシャスを目的地にしたクルーズを実施するのは相当な決断だと云える。このクルーズは47泊48日で最も廉価のスタンダートステートで181万円(1泊当たり38,510円)、デラックスベランダが383万円(同81,500円)、最高のグランドスイートで815万円(同177,000円)、株主優待は優待券1枚で3%、最高6%割引とのことである。現在の日本クルーズ船の水準からみれば発表された価格はきわめてリーズナブルであり、そのうえ最大定員450名のところ募集するのは350名と発表されており、これで採算が取れるのか心配になるほどだ。商船三井本社の決算が絶好調で余裕があるなか、モーリシャスへの貢献が口約束だけではないことを実証するかのクルーズにみえる。災い転じて福となさんとする姿勢にまずは「あっぱれ」と拍手を送りたい。


しかし発表された旅程を前に乗船を真剣に検討するかとなると、「ウーん」と唸ってしまうのも事実。まずシンガポールを過ぎた後の航海日が長いことが問題である。シンガポールからマーレ(モルディブ)が中4日、マーレからポートルイス(モーリシャス)が中4日というのはまだ我慢できるが、帰路のトゥアマシナ(マダガスカル)からシンガポールまではインド洋を9日間航海日だけというのはさすがに気乗りしない。(帰路は南インドに寄港して欲しいものだ。)島影一つないインド洋はうねりも大きく、プールの水は大暴れし、人気のダンス講習では種目も限られよう。楽しみと云えばグリーンフラッシュや洋上で見る竜巻などの観察だが、これも日がな一日自室から見ることができるのは値段が高くかつ数が少ないベランダ付キャビン利用者だけに限られる。にっぽん丸はデッキでジョギングもできないし、フィットネス施設も小規模で我々にとってはこのクルーズに乗船したら時間を持て余すに違いない。とは云え2018年の飛鳥Ⅱのワールドクルーズ以来、ウイルス騒動で中長期クルーズとは縁が遠い。にっぽん丸モーリシャスプレシャスクルーズの日程を見てはとかく煩わしい陸上の世界から解放され、波にゆったり揺られたい気も強くなってくる。

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インド洋の大きなうねりで水平線が大きく上下する(2011年4月飛鳥Ⅱ)

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