東京大神宮 感染症で参拝一切中止はやりすぎ?
正月になると大勢の善男善女が東京のお伊勢様、縁結びでも有名な東京大神宮の初詣に訪れ、最寄の飯田橋駅西口から神社まで長蛇の列が出来るのが毎年おなじみの光景であった。それが先日遠くから眺めたら人の出ている気配がなく不思議に思っていたところ、暮れに神社の職員が武漢ウイルスに感染したため祈祷は2日から、一般の参拝も3日から16日まで中止になったとニュースが伝えている。なんでも職員11人の間でクラスターが発生し、そのうち1人はオミクロン株であることがわかったそうで、同神宮では職場の50人が濃厚接触者となっているという。東京大神宮の境内はさして広くないが、それにしても屋外の境内で神社の社殿に向かって黙って手を合わせるまですべて禁止とはなんと大げさな措置かと思い、昨日はジョギングの道すがら同社の様子を見に行って来た。
東京大神宮の鳥居の前には参拝客の境内立ち入りを禁止する柵が設置されており、千代田保健所の指導で参拝が中止であることを示す案内が掲示されていた。柵の前の路上から手を合わせお参りする人もチラホラの見られるほか、録画に来たテレビ局のクルーや珍しい光景をスマホで写真で写真に撮る人たちもいる。我々もここでまずはお参りしようとニ礼二拍でこうべを垂れた後にお賽銭をと思ったが、本殿の賽銭箱まではどう頑張っても届かない距離でこれは諦めた。それにしても職員にクラスターが出たとしても、昇殿して建物のなかでお祓いを受けるわけでもなく、なぜ職員にもコンタクトしない屋外での一般参拝行為まで禁止するのか疑問を感じた。
いくら昨年暮れに社務所や内部で感染が広っても、ウイルスはいつまでも神社の建物内に留まっているわけではないはずだ。拝殿内は換気や消毒をすれば(そもそも神社の建物は開放的で抜群に換気は良い)ウイルスは消滅するだろうし、ましてや建物の外で黙って手を合わせる普通の参拝まで禁止するのは、科学的にまったく意味のない「感染防止対策ゴッコをやってます」にしか見えない。単に暫くの間はお祓いなどを中止すれば良いだけではないか。神社職員が自宅待機で働けず参拝客をさばけないとしても、境内の整理や庶務などは専門の警備会社や外注に任せればよいはずだ。
どうも千代田保健所は張り切り過ぎの感があるが、最近見た元財務官僚の高橋洋一氏のYoutube動画では、武漢ウイルス様様で厚労省などの関連省庁の職員が気分高揚で鼻息が荒いという。厚労省でこれまで感染症の部門はあまり注目を浴びなかったが、この2年間というもの、内閣は意のままに動き、予算は要求するまま付くため彼らにとっては、いま寧ろ気分が良いそうだ。保健所は組織上は厚労省の管轄ではないが、実態的には繫がりが大きいらしい。今回は飲食店・給食施設や学校内の感染などではない。神社の屋外での一般的な参拝まですべて禁止というのは保健所のはしゃぎ過ぎ、若しくは何かあった時のための自己保身に思えてならない。今年もまたウイルス祭りで一年が過ぎるのだろうか?
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バルクキャリアー様
この記事は実に驚愕の「驚き桃の木山椒の木」であります。
仰る通り過剰反応以外の何もでもありません。それ以外にあるとしたらバルクキャリアー様がご指摘された当局への忖度なのでしょうか。いづれにしろ2年続いた馬鹿げた武漢ウィルス祭りが延長戦に突入するのは真っ平御免であります。
本日は家族でこんぴら詣でしました。785段登り本殿で祈祷賜りましたが周囲は○○海運、△△造船といった感じで改めて金刀比羅宮は「海の神様」と認識しました。清々しい気持ちで更に五百数十段登った奥社(厳魂神社)から臨んだ讃岐富士や瀬戸内海の風景は格別で達成感を覚えました。今宵はそれを肴に高松で旨酒を飲んでおります。
※箱根駅伝の復路小田原中継所はWとKが並ぶ早慶戦、純白にKの一文字が映えるシンプルなユニフォームは伝統校らしくいいですね。
投稿: M・Y | 2022年1月 5日 (水) 23時59分
M・Yさま
新年早速のコメントをありがとうございます。
讃岐の金毘羅さんにはわたしも現役時代は随分お世話になりました。今日は高松は寒いが晴れているようですね。瀬戸内の新春をご家族でお楽しみのことと思います。
やっと来たオミクロン株、ということでまたまたメディアやいわゆる専門家のはしゃぎぶりがすごいですね。しかしさすがに今回は重症化しないうえ、人流抑制ばかりの対策への非難もチラホラ聞こえます。これも春の到来とともにまた治まっていくのでしょう。またバカが騒いでいる、とあまり気にしないように、最近はテレビのニュースもほとんど見なくなりました。既存のメディアの終焉も間近いことと思っております。
さて正月スポーツの最後はラグビーの大学選手権です。今週末は是非紫紺のジャージーが赤を切り裂いて勝利する事を祈っております。
本年も宜しくお願いいたします。
投稿: バルクキャリアー | 2022年1月 6日 (木) 10時05分