2022年への期待
日本ではなぜか武漢ウイルスが収束しているので、私の周りでもこれまで中止になっていた同窓会やらOB会やらが再開し始めている。ところが今度はオミクロン株の出現とかで、(いわゆる)専門家やメディアがまたお祭り騒ぎを始めたようだ。欧米ではオミクロン株の感染が広がりを見せているが、重症者も死亡者もこれまでより大幅に減っていることがすでに明らかである。これはウイルスの特性上、生き残りのために感染力を強める一方で自分は弱毒化し、人類社会に「受け入れてもらう」戦略なのだとされている。すると武漢ウイルスもただの風邪に過ぎなくなるのだが、それでは困る人たち、すなわちワクチンで大儲けした業界、(いわゆる)専門家、それにメディアなどは、今度はなんと感染者数ではなく「濃厚接触者の人数」を持ち出し、かつ「〇〇県でも市中感染」などと問題視し始めた。彼らにとっては、なんとしても武漢ウイルスが猖獗を極めてくれなければ困るのだろう。メディアは煽りに煽った挙句、経済活動の後退で広告収入が減ったというから自業自得ではあるが・・・。
都内でも感染者が増えたとまた報道されているが、冬なのだから風邪が増えるのは当たり前のことだ。もういくら当局やメディアが煽っても街はクリスマスや年末年始の人出で賑わい、レストランの予約も取りにくくなってきたし道路は渋滞である。人々は自分の常識、肌の感覚で自らの活動を判断しているのである。もうこの馬鹿騒ぎも2021年限りにして、来年は是非フツーの生活を取り戻したいものである。そのほか来年は、ここ数年喧伝されてきた事項が本当か?と問い直す動きに期待したい。地球温暖化は本当なのか、ましてや脱炭素などという動きはまやかしではないか、日本は本当に成長していないのか、格差は拡大したのか、LGBTやら夫婦別姓問題などの「ポリコレ」が世の中を良い方向に向かわせているのか等々、巷間流布される問題が「正しく」検証されるようになって欲しいものだ。ディープステートの存在を信じるわけではないが、「環境」やら「平等」に名を借りて、良き伝統や社会を破壊するような活動はこの辺りで御免こうむりたい。
などと来年を想いながら、正月休みには、講談社現代新書の新刊「激動 日本左翼史」学生運動と過激派1960-1972編(戦後左派の失敗の本質)を読むことにした。11月6日にアップした池上彰、佐藤優両氏の真説 日本左翼史「野党共闘の失敗、日本共産党の特殊性」戦後左翼の源流1945-1960の続編である。私は全共闘が華やかなりし頃、彼らに向かって石を投げていた側の「保守反動」、登校時は常に学ラン着用の體育會大学生だったから、戦後サヨクの流れにはまったく無知である。なぜ左翼はこれほど権威主義かつ教条的で頭が固いのか、物事の捉え方が一面的なのかを知るには彼らの歴史をざっと知っていた方が良いとの気持ちである。本書前編を読む限り、入門書、概論としては良くまとまった本であったから続巻が楽しみだ。もう一冊はかのエマニュエル・トッド氏の「老人支配国家 日本の危機」(文春新書)。至れり尽くせりの老人の介護・福祉ではなく子育て世代への給付や支援をもっとすべし、と日ごろ感じているのでタイトルに惹かれて買ってみた。これらを読みつつ除夜の鐘でも聞こうか。さて来年はどんな年になるのだろうか。
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