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2021年9月10日 (金)

県境をまたぐ移動容認、だれが容認するの?

20210911

武漢ウイルスに関するワクチンパスポート取得など検査証明や陰性証明があれば、政府は11月には「県境またぐ移動容認」(9月10日付け産経新聞朝刊一面)との報道がなされているが、この方針がどうもピンとこない。緊急事態宣言が出されている現在も東京から神奈川・埼玉・千葉などの近県との往来には当たり前だが許可も何も要らないものの、11月からは都と各県県境の多摩川や江戸川、荒川を渡る橋の上で証明書の検査でもするのかい、とツッコミたくなるような発表である。「容認」とは広辞苑によれば「よいとみとめてゆるすこと」とあって、誰かが対象の人に対してある行為を許可することらしい。とすれば11月頃から誰が何を許すのか、許されない人たち(証明を持っていない者をいうらしい)は11月から橋を渡れなくなるともとれるが、ではその証明書を誰がどうやってチェックすると云うのだろうか。今は一応「自粛」してと云われるものの県境を自由に行き来できるものが、11月からはあくまで「お上の容認」の下で可能であるとは一体何ごとなのか、まるで「ありがたがれ」とでも云いたいかのようだ。禁止されていた事項を容認するのなら分かるが、実質的にフリーだったものをこれから容認するとは論理が破綻しているではないか。それともこれまで黙認していたのを、これからは容認すると云いたいのか?


PCR検査で陽性になっただけで症状が出たわけではない者を含め、都内でのこれまでの「感染者」はこの1年半の累計で36万人である。東京の人口は1400万人なので都民100人に対して2.5人が陽性者(症状が出た患者に非ず)となったことになるが、この割合は例年のインフルエンザの学級閉鎖の基準、すなわち1学級40人で8人くらいの感染者(こちらは実際に症状が出たもの)で発動されるなどとするよりも、比較にならぬほど密度は薄いし感染率も少ない。メディアが大騒ぎをするなかで、ほとんどの都民が身近に感染者がいないのもこの割合を見るとなるほどと合点がいく気がする。武漢ウイルスの陽性者はこれまでの1年半で国内で160万人・死者1万6千人だった(純粋に武漢ウイルスが死亡の原因だったのはこの数分の1という説もある)ことに対し、毎年1千万人以上がかかり、年によって異なるが平均約1万人ほどが亡くなるインフルエンザでも、ワクチン接種率は全国民の3分の1たらずだったらしいから、今回の官民・メディア挙げてのワクチン狂騒曲が何とも大げさに感じられて仕方がない。武漢ウイルスは急に症状が悪化するとか、特効薬がないからワクチン頼みだという報道も、これはフツーの風邪やインフルエンザでも同様かつよくあることだと指摘する医師もいる。


たしかワクチン接種は「個人の判断」と厚労省は発表していたはずであった。しかし、今回の発表を『本気で捉えれば』これからはそのワクチンを打ったものだけが自由に行動することを許され、さまざまな理由で打たないもの、あるいは打てないものは、県を超えての移動が『容認』されないことになる。しかし実際に県境でそんなチェックは行えるはずもなく、また今の憲法や法律体系では人々の自由な移動をしばる事はできないので、政府は一応「それらしい方針を出してやってるフリ」をしたいということに受け取れる。要は取り合えず「容認」などと偉そうな言葉を使って脅しはするものの、これ以上の自粛は強制できないから単にウイルス禍発生前の元にもどすということだろう。ただこのワクチン証明や陰性証明が一人歩きをし、これからは飲食店や劇場、スポーツ大会、各種イベントなど、全国のあらゆるところで入場制限がなされ、証明保持者と非保持者の分断が起こる事態になることは間違いないだろう。本当はいま立憲共産党などの野党にこそ、世の中の分断を招き、憲法違反の恐れがあり、移動の自由を阻害する恐れのある証明書の功罪についての議論を盛り上げて欲しいが、彼らは日ごろマイナンバーカードなどでは「人権人権」と大騒ぎするのに、武漢ウイルス絡みになると途端に個人の自由より全体主義を容認しトーンダウンするから不思議である。

 

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コメント

拝読させて頂きました。おっしゃる通りですね現実的に考えてみれば。1155名死亡の記事が出たばかりで各地で子供への接種反対署名運動があったり、逆に接種を希望する者がまだ予約が取れないという話も読んだりするのに。政府の表向きだけのポーズならまだ安心(?)かとも思いますがそういったことすらストレスに感じる方にとっては大変な発表です。崖っぷちに立たされながらも前から刃を突き付けられてもう後がない・・・。ただでさえ異常な1年半だったのに。さらに今年精神的に苦しい環境で働く方も多いかと思われるのに。これでは正気を失ったり、自殺者が増えたり、刹那的な行動に出てしまう方が出てもまったく不思議はありません。三木谷氏などは経済のために6歳以上は接種を、などと言い出しました。経済人はもう何をかいわんやです。大型商業施設は導入するかもしれませんが国民の感情はどう出るでしょうか。そんな思考の浅い連中のところへは行かず地元の商店街の八百屋さんや、スーパー、定食屋さんへ逆転現象でも起きたら面白いモノです。このような内容のブログを書かれる方ですから歴史や世界観も他の多くの方々とは違った尺度をお持ちかと思います。貴重な存在です。ちなみに私も高市さんに期待しております。松田学氏もワクチンについての見解を彼女に伝えたら「よくわかってる方でした」と仰っております。見知らぬ方に大変失礼ではありますが接種予約(8・22ブログ)はキャンセルしてほしいものと思いました。また寄らせて頂きます。失礼しました。

コメントありがとうございます。今回のウイルス騒動はおかしなことばかりだと大方の人間が思っていることと思います。
まずウイルスは武漢の研究所から漏れたものだというのが一旦は否定されながら、どうやらそうであるらしいということが米国の政界やメディアの意見の大勢になったこと。しかしこの報道も8月末から一切なくなりました。そもそも感染が空気なのか接触なのか、飛沫によるものか未だに専門家によって意見がまちまちです。また医療逼迫は人流が原因ではなく、厚労省や医師会などサービス供給者側の問題なのに、一時はパチンコ、その後は旅行、アルコールや飲食店などが自粛を求められるという理不尽。プロ野球やサッカーは有観客で開催されているのにオリンッピク中止を要求するメディア。ウイルス対策が政局になってしまい、対案も出さずに政府の足を引っ張りたいだけの野党。そして感染症の医師やら学者がまったく役立たずであることが明確になった1年半だったと思います。

これだけ混乱している事態なのに、この上にワクチンパスポートなどを導入したらどういう分断が国民に起こるでしょうか。私は先のブログのとおり遅ればせながらワクチン接種は2回完了しました。私自身は高齢者かつ持病もありますが、様々な数字や外国の例をみればそれほど恐れる感染症ではないので、急ぐ必要もないと思っておりました。しかし主治医の強い指導(説諭?)があり、またワクチンなしではこれからは取引先の会社にも顔を出しづらく、さまざまな会合やイベントにも参加できくなって困るのが目に見えていたので接種に踏み切りました。(その点では結局同調圧力に負けたのね、と妻はがっかりしておりますが...)

ただ基本的人権である移動の自由を制限するかのワクチンパスポート導入にはこれからも反対していくつもりです。そしてゼロコロナなどはありえない、経済を回しながらこの武漢で発生したウイルスと共生する社会をつくるしかないと発信する所存です。

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