飛鳥クルーズ 横浜赤レンガ街ブース
赤レンガ街の飛鳥クルーズ売店(左) 背景に大さん橋に停泊中の飛鳥Ⅱ
公式のホームページにはなにも記載がないようだが、横浜赤レンガ倉庫街のイベント広場に飛鳥クルーズがブースを出しており、スムージーなどのスイーツや、お馴染み黒毛和牛を使った弁当を売っていると誰かがツイッターで呟いていた。船内に武漢ウイルス陽性者が出たために急遽ゴールデンウィーク青森・北海道クルーズを中止して横浜に係留されている飛鳥Ⅱを応援するために、昨日は横浜までドライブに出かけることにした。首都高・横羽線はいつもの連休時よりやや交通量が少なかったが、絶好の行楽日和とあって港周辺の街々は例年の休日と変わらず多くの人出でにぎわっていた。皆もう「自粛」に飽き飽きし、行政やメディアが何を言ってもさして心に留めなくなったのだろう。
赤レンガ街まで約1キロとやや離れているものの、65歳以上のシニアは3時間まで駐車料金が無料の大桟橋にまずクルマを入れる。ゴールデンウイークにはよく大桟橋ホールでイベントがあり、駐車場に入るために車の列ができることが多いが、今年は蔓延防止等重点措置の「自粛」とあってかすんなりと入場できる。ふつう家からドライブをして大桟橋に到着すると「さあこれからクルーズ船に乗るぞ」という気持ちになってくるのだが、飛鳥Ⅱはじめにっぽん丸もここ大桟橋にしばし係留されているのは見て何とも悲しい気がする。せっかくここまで来たので、大さん橋の送迎デッキで飛鳥Ⅱを眺めていたら顔見知りのフィリピン人のサービスクルーたちが船内から我々を見つけてくれ、手を振ってしばし彼らの無聊を慰めることができたのは思わぬ喜びであった。
人の波に乗ってブラブラと歩いて着いた赤レンガ広場の飛鳥Ⅱブースはなかなか繁盛していた。オヤツの時間に差し掛かっていたためか特にアイスクリームや各種パフェが人気のようで、注文すると配られる番号札を片手に出来上がりを待つ人たちのちょっとした人だかりが周囲にできている。横浜でも蔓延防止ごっこということでアルコールは販売されていないものの、赤レンガ街は館内・屋外とも食事を楽しむ人で一杯であった。「ゼロコロナ」などはありえないし、これから数年に亘って我々は武漢ウイルスと共生していかねばならないのだから、あまり神経質にならず連休はこうでなくちゃいけない。この日はTAKE OUTで「黒毛和牛と野菜のソテー」x2、「飛鳥風ドラカレー」、「大盛スナックシュリンプ」計4800円也を購入、ブースの中で奮闘する西口統括総料理長に軽く挨拶して帰路についた。このブースは今月9日まで営業しているそうだ。がんばれ飛鳥Ⅱ、がんばれクルーズ船!
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コメント
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バルクキャリアーさま、こんにちは!
横浜赤レンガ街は賑わっていますね。
さて私が乗船しておりました、飛鳥ⅡのGW青森北海道クルーズですが途中で中止となってしまいました。経緯は郵船クルーズの飛鳥Ⅱホームページに掲載されているお知らせが、まったくその通りです。
今回出発の3日前くらいに改めて当日乗船直前にPCR検査のための検体採取が行われるとの書面が郵送されてきました。そして実際に大桟橋の奥の乗船証を受け取った場所横で綿棒による唾液採取が行われました。結果は翌30日の13時ごろ各自に連絡するということでした。しかし時間になっても何の連絡もなく船内は変わりなく飛鳥時間が流れていました。15時からのクイズ大会がハリウッドシアターで始まった直後赤松船長の船内放送が割って入り、1名の陽性確認が船医によって確認されたと知りました。同時に即刻のクルーズ中止、乗客はすぐに自室に戻ること、乗員は1時間半をかけて船内一斉消毒にかかることが通告されました。当然何の混乱もなく自室に引き上げてそこから下船までの24時間は夕食、夜食、朝食のお部屋で豪華弁当生活でした。紅白ハウスワインもボトルでサービスされました。夫は陽性者の動線がきちんと追えている上で濃厚接触者が確定したことと、その後の船内消毒も終えていること、そのほかの全員が陰性であることをもって部屋から出してくれてもいいんじゃないと言っていましたが、そうはいきませんでした。下船時、乗員のみなさんの申し訳なさそうな表情が忘れられません。下船は岸壁に直接下りて、そこから各自タクシーや自家用車、横浜駅東口ゆきの下船バスで帰路につきました。世の中には誤解している人も多いようですが陰性が確認された上、濃厚接触者でもない人たちが帰路についたのです。今回は出港後東京湾を出る前に急病人が出ていったん横浜に引き返したり、大荒れの太平洋を行ったり来たりといい経験でした。また、船上でお目にかかれる日を楽しみにしています。
投稿: YU子 | 2021年5月 5日 (水) 15時14分
YU子様
貴重な経験談をお寄せ頂きましてありがとうございます。
昨秋の運航再開後では一番長いクルーズとあって楽しみにされていた事と思いますが、残念な事態になり本当にお気の毒でした。 実は私達もこのクルーズ乗船を検討したのですが、寄港地が以前行った事があるので最終的に申し込みはしませんでした。もし乗船していれば私もご主人様と同じように感じたと思います。
しかし今回はダイヤモンド・プリンセス号の経験を活かし、飛鳥Ⅱは良く対処したと考えています。ネットの一部には「自粛要請の時に一部金持ちシニアがこんな事をしているのか」とか「下船後公共交通機関で帰るとはなんだ」の声もありましたが、メディア含めすぐに沈静化して話題にならなくなりました。何より船内で伝染したという例もないようです。
すでに欧州では一部クルーズ船の運航が再開しているそうです。我が国でもワクチンの投与も始まりますので、この大騒動も間もなく収束を迎えるのではないでしょうか。早く日常の船内生活が戻って欲しいですね。その暁には船内でお会いできる事を願っております。
投稿: バルクキャリアー | 2021年5月 5日 (水) 16時03分