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2021年4月

2021年4月27日 (火)

自動車保険の通信型ドライブレコーダー装着

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自動車の任意保険の更改時期になった。最近はネット通販型の割安な自動車保険が勢力を増しているが、これに対抗して在来の大手損保会社からは高い料金に見合うようなあの手この手の新しい自動車保険の案内がくる。今年は「ドライブレコーダー付自動車保険・ドライブエージェントパーソナル」をどうですかと代理店から薦められ、あれこれ迷ったが結局これにすることにした。保険会社から貸与されたドライブレコーダーを自家用車に装着すると無線で運転情報がセンターに送信され、事故にあった場合に高度な対応が受けられるほか、事故防止支援サービスや安全運転診断サービスをエンジョイできるという商品だそうだ。


大学生の時に小さな物損事故を起こしたことがあるが、それから50年間、アメリカで一旦停止違反した以外、国内では無事故・無違反できたので高額の保険に入る必要もないかとは思う。そのアメリカの違反も他にクルマもいない住宅街のSTOPサインで、左右安全を確認したものの、COMPLETE STOPをしていないとたまたま巡回していたパトカーに見つかって切符を切られたものに過ぎない。しかし最近よく耳にする高齢者ドライバー事故増の報道や、UBER EATSなどの二輪車の無謀運転ぶりを見ていると、安全のためのコスト増は止む無しかと思い、保険だけは万全なものに加入しておくことにした。そろそろドライブレコーダーを買おうかと思っていたので、これもちょうど良い機会である。


送られてきた前方・後方撮影可能なドライブレコーダーは自分で装着することが前提なるも、車が特殊だったり作業が面倒だと思う人は保険会社が修理工場を紹介してくれる。電源はこの機種標準のシガーソケットではなく車両のヒューズボックスからとり、コードはウインドガラスのピラーゴムの中を外から見えないようきれいに配線したかったので、都内のオートバックスに1万円強の工賃を払って取り付けて貰うことにした。事故対応センターに直結するドラレコの諸設定はPCに強い妻に任せていよいよエンジンスタート。ドラレコの小さな画面でドライバーの顔認証がすむと、次に「今日は東京地方には強風注意報が出ているので注意して運転して下さい」と言う音声が流れてまずはびっくりである。さすが安全運転推奨の損保のドラレコだけある。


都心の広い道を走るとドラレコから「ブッ・ブッ・ブッ」という警告音とともに「走行レーンにご注意下さい」という音声が流れた。といっても都心の幾レーンもある広い道では、場所によってレーンをわずかに超えて走る方が安全という場所も多く、それを分かって意図的に白線を跨いでいるのだから、あまり度々警告されると「うるせえな!」と文句を言いたくなってくる。歩行者が急に横断し始めたのに気付いてブレーキをやや強く踏んだ際は、警告音と「急ブレーキを検知しました」の表示、ゆっくり走るバスを抜こうと少しダッシュしたら「急発進を検知しました」とこのお目付け役はなかなか細かい。このほか脇見警告機能や前方車両接近警告もあるそうだが、これらのお世話にはまだなっていない。ドラレコ監視の下エンジンを切ると「お疲れ様でした。今日はレーンの片寄りが2回、急アクセルが2回ありました。ご注意下さい」との事で、「あれで急発進?」とちょっとムッとはするが、次はなるべく安全にスムーズに走ろうと心するのである。

2021年4月25日 (日)

東京六大学野球、4月25日から無観客試合に

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今年のドラフト候補・慶應4番の正木選手(4月24日の慶明1回戦)


今まで武漢ウイルスに対する政府の施策にはおおむね賛成してきたが、今回の緊急事態宣言には激しい憤りを覚える。私の住む新宿区は都内でも最も「感染者」が多いとされている地域だ。だがいつも行く床屋のおじさんは「私の周りでは知っている限り感染者など誰もいないんですがねえ」「そもそも検査で陽性になっただけで、症状もない人が感染者っておかしいですよね」と鋏を持つ手の会話に熱が入る。数ヶ月おきに定期検診に行っている近所の歯医者でも「やっぱり報道に煽られて来なくなった方がいます」「歯医者からクラスターが出たということはこれまで一切ないのに」「これでますます皆さん来院しなくなるかも」とのことだ。毎週通う駅前の社交ダンス教室の先生は「ダンスでは誰も感染した人がいないのにイベントができなくなるんでしょうか、ゴールデンウイークに予定されている競技会の開催が危ぶまれます」と不安顔である。「最も感染者が多い地域」の一体どこに「感染者」がいるというのだろう。


今日からの緊急事態宣言では飲食店で酒類を提供しない、百貨店など大規模商業施設や博物館や動物園、ボウリング施設など休業、スポーツイベントも無観客で開催することなどを政府や東京都は住民に要請した。市民を外に出さないばかりでなく、何の科学的根拠もないのに酒類を提供しないことにするらしいが、その一方で東京オリンピックの聖火リレーは今も継続され、目前に迫ってきた選手の入国に際しては待機も免除される方針だという。世の中には東京オリンピックを中止せよとも声もあるものの、私はぜひ開催するべしと思い、ボランティア員としても正式に登録されている。「ただの風邪のちょっと悪いヤツでインフルエンザより怖くない」程度の武漢ウイルスで大会を中止するのはあまりに馬鹿げていると考えていたからだ。しかし今回、国内では人を移動させないために一部の業界を一方的にいじめる弥縫策を繰り広げながら、他方で外国の選手は入国後2週間の隔離をしないとは政策矛盾も甚だしすぎる。入国する外人はすぐに動くのがOKだが、いじめ易い業種には意味もなく制限を課すとする3度目の緊急事態宣言にはうんざりし、ドライバーとしてアサインされていたボランティアは辞退することにした。


春・秋と年に何度か神宮球場に観に行く東京六大学野球リーグ戦も、今日から5月11日までの3カードが無観客試合になってしまった。今後の状況によってはこれが今季最後の観戦になるかもしれないと思い、昨日は早稲田対立教、明治対慶應の一回戦に急遽足を運ぶことにした。入場者が5000人以下と制限された球場で春の風に吹かれていると、ここでいったい何の感染リスクがあるのかまったくもって不明で、明日からの無観客試合はただの「お達しの通りやっている」感しかない。大きな声での応援禁止とあって各校の応援団やブラスバンドは外野の一画に隔離され校歌も歌えないものの、スタンドのファンやOB同士の会話は変わりなく活発で、この雰囲気が翌日から味わえなくなるのは寂しい。青空の下のスポーツ観戦禁止など、いったい何の意味があるのだろうか。感染症学者の机上の「正論」ばかりが取り上げられ、市民生活が犠牲になることはもうやめにしてもらいたい。試合は打線の活躍が目立つ立教が昨秋優勝の早稲田に快勝、慶明戦は予想にたがわず追いつ追われつの接戦の末母校慶應が勝利とあって、フラストレーションもやや解消され家路についた。

2021年4月20日 (火)

ウルトラQ 再放送

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人気取りばかりの小池都知事は都内にもまた緊急宣言発令を要請するのだという。この一年の経過で日本人にとって武漢ウイルスは「風邪のちょっと悪いヤツ」(慈恵医大:大木隆生教授)程度である事がわかったし、風邪やインフルエンザならウイルスが変異するのは当たり前なのにまた馬鹿げた緊急事態になるらしい。検査が普及すれば陽性者が増えるのは自明の理であると云うのに、今度は恐怖を煽るネタが「感染力が強い」「重症化率が高い」「第四派到来」なのだそうだ。毎度毎度ご苦労な事だ。私の周りの若い人たち、特に以前の部下たちはもうすっかりこの状態に慣れてしまい、屋内でのパーティや飲み会も躊躇せずに開いているようで、「高齢者」である私も時々これらに招待されては楽しんでいる。


一昨日の日曜日午後、皇居周回コースでジョギング中にマスクを着用している人を数えたところ、100人中45人であった。、同じ休日の昼過ぎという条件で昨年の今頃は50人中30人、昨秋は100人中50人がマスクをしていたから、マスクなどしていられない夏の暑い盛りでない今の季節でも着実にジョガーのマスク着用率は下がっている。「この程度のかぜ」「この程度の対策をしていればもう感染するリスクは小さい」と大多数の人たちが肌でわかっているのだろう。もちろん広々した皇居で走る時には私もマスクはしない。そもそも「大感染地」東京に住んでいても、周囲に誰も感染者がいないのだから実感が湧きようにない。「ベッドが逼迫」などと云われても、これは医師会やら医療業界の都合であることも明白になってしまい、そうそう脅しばかりに乗っていられないというのが大方の心のうちなのではないだろうか。


ということで武漢ウイルス報道ばかりのテレビはまったく見る気がせず、スイッチを入れるのは軍事・外交や政治報道のBSチャンネルである。先日、夜のBS報道番組を見終わり、他のニュースがないかとチャンネルホッピングをしていたら、なんと懐かしい”ウルトラQ"が画面が流れてきた。調べてみると1966年にTBSから流されたこの人気シリーズを、毎週月曜日の夜11時過ぎにNHK BSプレミアム(BS3チャンネル)で放送しているとの事だ。思わず飛び出した懐かしいモノクロの画面を見ていたら、毎週日曜日の午後6時から、食卓を囲みながら「てなもんや三度笠」に始まり「シャボン玉ホリデー」「ウルトラQ」や「アップダウンクイズ」などを家族そろって見た「昭和の夕ご飯」の情景が記憶に蘇ってきた。


宮内國朗作曲、アメリカのTV番組”トワイライトゾーン”にも似た独特のテーマ曲に続き、石坂浩二のナレーションで始まるウルトラQは、円谷英二監督による怪獣特撮放送であった。いわゆる怪獣ものの人気シリーズ番組なのだが、続編のウルトラマンシリーズとは一味も二味も違う「大人」向けの脚本である。宇宙開発や原爆実験の結果あらわれる怪獣や生物、高度成長で金に狂奔する怪獣など、それぞれのキャラクターには時代を象徴するなにがしかの社会的なメッセージが込められていた。当時中学生だった私は、ついテレビに熱中して箸が止まり母親に叱られたものだった。画面に流れる1960年代の東京の街並みや、劇中に展開する当時のサラリーマンの立ち振る舞いを見ていると、高度成長に向かうあの頃の熱気が伝わってくる。国を挙げて経済拡大に勤しみつつも、ちょっと社会派の匂いが漂う番組も多かった時代が懐かしい。

 

2021年4月18日 (日)

飛鳥Ⅱ 春の東北 大船渡・小名浜クルーズ Ⅱ タイムラプス動画編

 

理科系の妻(元祖リケ女)がこのクルーズに持ち込んだのが新しく買ったタイムラプスカメラ(Time Lapse Camera)である。lapseとは時の経過や推移という意味の英語である。このカメラは任意に設定した間隔で画像を連続記録するもので、あとで見ると長い期間に状況がどう変化したのがわかる。妻はこれをバルコニーの手すりに専用器具で取り付け、目の前の景色を4泊のこの航海中ずっと録画し、下船後も思い出を家で楽しもうという目論見だ。カメラをバルコニーに置いておいた場合は、潮をかぶる事が予想されるために、プラスチックの防水ケースでカメラ全体を覆うことにした。画像をとる間隔は1秒から1日の範囲で設定できるが、今回はクルーズと電池の消耗や景色の移り変わりを考慮し、1分毎にシャッターが切れれるようにしていた。できた動画はYOU TUBEにアップし、旅のあとも余韻や思い出を楽しもうとの魂胆だ。


クルーズ船への持参といえば彼女が10年以上前から必携するのがGPSロガーである。GPSデータロガーも一定の間隔ごとに現在位置(時刻、緯度・経度、高度など)を記録する器具で、何時・どこをどのように走ったのかの情報を家に持ち帰ることができる。帰宅後これを加工して自分のホームページに掲載し、旅の様子を時々思い出しては悦にいっているようだ。ただしこの機器は何日間も使用する仕様でないため、記憶されたデータを適宜吸い出してパソコンに取り込む必要がある上、乾電池は一日に一度交換しなければならない。妻は天気の悪い日も時々バルコニーに出ては、このデータロガーが正しく衛星からの電波をとらえているか、バッテリーが十分なのかチェックしている。そのほかに毎度おなじみ、クルーズ船に持ち込んでいる無線受信機では、操船のいろいろな指令やら航路の管制の声を秘かに聞いては興奮しており、とにかく船上ではあれやこれや情報をインプットすることに余念がない。学生時代の連続気象観測によって身についてしまったリケ女の習性といえよう。


そんな理系頭に対して超文系アナログ派の私は、クルーズ船に特別に持ってくるものと云えば、望遠鏡くらいである。ただ日課のジョギングでデッキをグルグルと回ると、景色が同じで何周したのか分からなくなるため、ゴルフのスコアカウンターは毎回持参することにしている。大叩きすると頭にカッと血が上るヘボゴルファーだった私にとっては、正しいスコアーを記録してくれる頼もしい用具だったが、それがまさかいまになって船上で役立つとは思わなかった。もっともゴルフのスコアカウンターは当然15までしか表示がないため、飛鳥Ⅱで7デッキを10キロ(23周)走ろうとすると、15周した後にリセットして1に戻す必要はある。船に乗ったら食事やショー、ダンスに寄港地観光など、24時間では遊び足りないほどすることで満ちているが、それに加えてジョギングはもとより、データの収録や機器のメンテなど、とにかく忙しく時間が過ぎていく。

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GPSデータロガー

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デッキ周回計(ゴルフのスコアカウンター)

2021年4月14日 (水)

飛鳥Ⅱ 春の東北 大船渡・小名浜クルーズ Ⅰ

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リドでのビュフェも再開


さきの週末は飛鳥Ⅱの「春の東北 大船渡・小名浜クルーズ」に乗船してきた。北上する桜前線を追いかけて岩手県大船渡や福島のいわき(小名浜)を4泊で巡るクルーズである。昨年11月に営業を再開した飛鳥Ⅱも、これまではウイルス対策として2~3泊程の短い日程が多かったが、やっと横浜から4泊のクルーズが出るというので乗船することにしたものだ。といっても今回の乗船客は約120名程度で夕食は当然一回制、船内はどこもガラガラでクルーの姿だけが目立つありさまであった。世界的にクルーズ船の運航が中止されているなか、いち早く感染症対策を施し動き出した日本の3隻の客船の英断に敬意を表したいが、恐怖を煽るメディアのせいで、春だというのに主な顧客であるシニア層はまだクルーズ船に戻ってきていない。といっても少ない乗船客のなかには、ロングクルーズだといつ乗っても見かける顔がチラホラで、挨拶を交わす言葉の端々からみな本格的なクルーズ再開を待ちわびていることが伝わってきた。


天候にも恵まれ、津波被害から復興する大船渡では市長らの歓迎を受け入港。大船渡は2005年にっぽん丸で訪れた時以来16年ぶりで、津波ですっかり変わってしまった港の周囲の景色に息をのんだが、大地震のあと、海辺にはどこも高い堤防が造られ、復興への意気込みを感じさせる風景となっていた。ここ岩手県では武漢ウイルスの感染者が極めて少ないなか、首都圏から来たクルーズ船に対する暖かい歓迎が嬉しく、この騒動が終わったらもっと多くのフネが寄港する事を願わずにはいられない。反対にこれまで多くのクルーズ船で賑わっていながら、ウイルス禍となると手のひらを反し、いま客船お断りとする港には平常に戻ってもこっちから願い下げしたら良いのだ。2港目の小名浜からは観光バスに揺られて1000年の樹齢を誇るという天然記念物の三春のしだれ桜ツアーを楽しみ、どっぷりと東北地方で観光気分に浸ることができた。


飛鳥Ⅱの船内も徐々に厳しかった感染予防策が緩和されてきている。リドグリル・リドカフェでの朝食やランチは再開直後はセットメニューしか出されなかったが、今回は以前のようなビフェスタイルに戻っていた。但しそれぞれが料理を取り分けるのでなく、カウンター向こうのサービスクルーが注文に応じてよそってくれる方式である。飛鳥Ⅱの乗客にはどうかと思われたスマホでバーコードを読み取るダイニングのメニュー呈示は、今回の乗船では従来の紙の印刷物に戻っていた。お馴染み飛鳥プロダクションによるショーは"BACK TO THE 80'S"と80年代ポップスをフュチャーしたもので、様々な試行錯誤を繰り返し、旧来の顧客の要望も考えつつも、やや若い世代に沿った改変をフネが試みていることがわかる。クラブ2100では社交ダンスはまだできなかったが、いずれ様子をみながら踊れるようになるだろう。もっとも今年からフォトショップがクローズになってしまったことはすこぶる残念で、規模を縮小してもよいので再開店して欲しいところ。船内では2025年に完成と発表されたばかりの飛鳥クルーズ新造船の話題が交わされ「それまで元気でいようね」とお互いの健康を祈りつつ、あっという間の4泊の旅から下船したのだった。


クラブ2100では感染防止でソファーが置かれダンスはできない。飛鳥ダンス(エイキー・ブレーキー・ハート)を早く踊りたい。
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2021年4月 6日 (火)

大木隆生チャンネル・大木提言・初めて分かった新型コロナ対策の実態

武漢ウイルスに関してあるサイトを眺めていたら、慈恵医大の「大木隆生チャンネル・大木提言」というタイトルのYouTubeがお薦めとあったので視聴してみた。大木隆生氏は年齢は58歳、父親が三井物産勤務だったため幼少の頃から海外生活が長く、慈恵医大を出た後はアメリカの大学病院で10年以上部長や教授を歴任、現在は母校の血管外科教授・診療部長という現役第一線、バリバリの外科医だそうだ。慈恵医大の対コロナ特別委員長補佐も務めたこともあり、武漢ウイルスに対する積極的な意見で安倍元首相や菅首相とも直かに面談し高く評価されたと彼自身がこの動画の中で述べている。大木提言のYouTubeシリーズは全部で11回、それぞれが10分強から最長20数分の長さなのだが、日本のウイルス対策に関する大木氏の理路整然たる批評に感心し一気に見てしまった。


そもそも血管を専門とする外科医がなぜ感染症について提言するかなのだが、大木氏は海外の医学論文をまったく苦にしないので、ウイルスに関するフレッシュな諸外国の研究や報告に触れるうちに、日本での対策に疑問を持つようになったとのことだ。すでに読売新聞や週刊新潮にコメントを出しNHKや朝まで生TVなどに出演はしたものの、「PCRをもっと受けさせるようにしろ」「緊急事態宣言が遅すぎる」「もっと自粛を」「変異ウイルスや第4波が心配」「ワクチンの副作用は」等と毎日毎日さんざん恐怖を煽るメディアでしゃべっても、番組制作側の意図に沿って切り取られてしまうため、自分の主張をきちんと発表するために動画を作ることにしたのだそうだ。


彼の主張は武漢ウイルスは、日本人始め東アジアの人々にとっては「ふつうの風邪よりちょっと強い程度、インフルエンザより弱い」風邪で、症状が軽くてすんでいると云う事実をベースにしている。日本でこの一年に武漢ウイルスで亡くなった患者は約6,000人でその平均年齢は79歳、そのうち推定で4,000~5,000人はもともと寝たきりや認知症の人々であり、高齢者施設や介護施設で亡くなっているのが実情であるとのこと。毎冬のインフルエンザによる死者1万人よりも圧倒的に死亡者数が少ないうえ、超過死亡率が例年より少ないことからみても武漢ウイルスは「ふつうの風邪のちょっと悪いヤツ」という認識が必要であると様々データをあげて解説がなされる。なぜ人々がこれほど恐れるのかといえば、大木提言は「メディアが悪い!」と、まさに核心をついた説明で小気味よい。


このブログでも疑問を呈した、十分なベッド数が国内にあるのに医療逼迫とは何かという問いにも、大木氏が明快な説明を展開している。エクモも人工呼吸器も国内には十分すぎるほど台数が揃っており、この一年間に患者が来ずに暇をかこつ医療従事者が多数存在する一方で、ウイルス感染者を受けいれた病院が深刻な事態になっている背景には何があるのか。これまでの国の医療行政から説き起こし、保健所や医師会の実態について、医療を提供する側からの率直かつ具体的な彼の説明・提言に瞠目する点が多々あった。また武漢ウイルスが、エボラ出血熱やSARS並みの対策が要求される感染症に分類されていることに対して、具体的な提言をこのYouTubeが示しているのも興味深い。ここでは武漢ウイルスに対して日本社会は「ゼロリスク」を求めず、もっと経済を回しながら早く普通の生活を取り戻し、これと共存することが賢い生き方である、というまっとうな意見が一流の医師の口から聞けるのである。我が意を得たりと納得しながらあっという間に全巻を見終わってしまった。

2021年4月 1日 (木)

飛鳥クルーズ新造船発表 飛鳥Ⅱの後継?

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M/V "SEVEN SEAS MARINER" 48,000トン 飛鳥クルーズ新造船はこれに近いフォルムになりそう:2008年アラスカ・シトカにて


日本郵船が飛鳥クルーズ向けに5万トン級の新造船をドイツで建造すると発表した。少し前に「飛鳥Ⅱもおばあちゃんだからそろそろ新造船を?」と関係者に水と向けると、「そうなんですけどなかなかうまくいかなくて」と困った顔で答が返ってきたが、最近は「いろいろ考えています」とややトーンが変わっており密かに期待をしていたところだ。世界で次々と新しいクルーズ客船が就航するなか、日本を代表する”豪華客船・飛鳥Ⅱ”が船齢30歳以上の厚化粧貴婦人なのはいかがなものか、と残念に思っていたところに久々の嬉しいニュースである。飛鳥Ⅱは引退し、新造船に替わるのだろうが、新しい船は何と命名されるか、大方の予想通り「飛鳥Ⅲ」となるのか興味津々である。昨日発表された新造船のスペックは、総トン数は飛鳥Ⅱの50,444トンから51,950トンとさして変わらないが、全長が240米から229米に短くなっており、飛鳥Ⅱのあの美しいクリッパーバウが見られなくなるとすればちょっと寂しい。乗客定員は飛鳥Ⅱの436室・872名から385室・740名と15%少なくなっているので、船内のスペース的にはややゆとりが広がるようだ。


目を引くのが新造船の喫水で飛鳥Ⅱの7.8Mから6.7Mと大きく減少している。これは燃料をこれまでの重油炊きからLNGにし、補助的に低硫黄重油やガスオイルを使うという推進方針の転換によって生じたものだろう。液体化すると容積が極めて小さくなるLNGを使用する事によって、燃料やタンクの重さが大きく減り、喫水が浅くできたものと思われる。日本国内を始め世界には水深が浅く入港制限のある港湾や河川が多数あるから、喫水が浅くなることは本船の寄港地オプションが増えて汎用性が増す事に繋がる。また錨を下さずとも定点に留まれるダイナミック・ポジション・システムを採用するとの事で、プロペラはアジポッド推進になるだろうから船の回頭性や安全性の向上も期待できる。外国の大型船がタグボートもなしに入出港を繰り返す港で、飛鳥Ⅱは安全第一でタグボートを従えるが、これからはそういう風景も少なくなっていくかもしれない。


発表された外観図をみると、5・6デッキがダイニングなどの各種パブリックスペースに充てられるようで、プロムナードデッキは従来の7デッキから6デッキになっている。その上の7デッキから10デッキまでが客室スペースですべてバルコニーが付いている。最上階12デッキの船首側には従来の飛鳥Ⅱにはなかった構造物が見え、そこには開口部らしき空間があるのでここが露天風呂になるのだろうか。とするとその周囲はスパ&サロンやフィットネスの空間になると予想される。我々がジョギングをするプロムナードデッキは、船首部が船体の中に隠れているので、ここを一周全通できるのか不明。また資源が枯渇しているとされる本物のチーク材がプロムナードデッキに張られるかもまだわからない。ブリッジは今風のウイングまで屋根に覆われたデザインになるが、11デッキから離着岸の模様を見下ろし、スタンバイ後の船長らと言葉を交わしていた我々には楽しみがなくなってしまう。ならば世界初の試みとしてオープンカーのように天井が空くウイングなどがないか、と外観図を前に空想たくましくする。いずれにしても早く一般配置図が発表にならないか楽しみである。


M/V"VIKIN ORION"48,000 トン 乗客定員930人でこの船の雰囲気も飛鳥クルーズに近いようだ:2019年東京にて
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