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2021年3月11日 (木)

膀胱がん+前立腺がん治療記(2/6)

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膀胱のすぐ下に前立腺はあります

そもそも前立腺とは何か。先般、旧友に会った際に「前立腺の手術をしたよ」と話したら「え、おチンチンをとったの?」と云われのけぞったのだが、そういう私でさえ自分が罹患するまでは前立腺がどこにあって何をするものなのかまったく知らなかった。調べてみると前立腺は膀胱のすぐ下、直腸の前面にあり、その中を尿道を走るごく小さな生殖器官であることがわかった。睾丸で作られた精子が前立腺のすぐ後ろにある精嚢に蓄えられ、射精時に前立腺でできる液体とともにここから尿道へ出ていく構造になっているのだそうだ。射精する時には尿が出ないのは、前立腺内のバルブが尿と精液の通過をコントロールしているのだが、泌尿器科の診察室にある男性の下腹部の解剖模型を見て、今回初めて前立腺の存在を意識したのである。機械でいえば内燃機関のセトリング・タンクとサービス・タンクが一緒になったようなものなのだろう。


で、いよいよ訪れた2015年秋の会社の健診で、PSA値は予期した通り正常値と云われる4.0を突破して4.11となり「再検査が必要です」とやんわり書かれた診断結果を貰った。ただその年には直ちに泌尿器科を受診しなかった。それは健診の直後、2015年12月から嘱託契約の会社を休職し、約100日間の飛鳥Ⅱ「南極・南米ワールドクルーズ」に出発することが決まっていたことが大きい。それにPSA値はがんだけでなく老化でも上がるし、前立腺肥大や服薬、その他自転車のサドルでこすれても上がることがあるなどと云われており、あまり神経質に考えることもないしだろうという自己判断が働いたものと思われる。何の自覚症状もない中、あまり知りたくもないことはなかったことにしようという心理が働いたと共に、当時話題になった慶応病院の近藤誠氏の「定期検診などを受けるのはやめよう」「病院に行くのは自覚症状が出てからで十分」などの説に影響された面もあったと記憶している。


飛鳥Ⅱ「南極・南米ワールドクルーズ」から帰国後、復職して受けた2016年秋の健診では、やはりPSA値は更に上昇して4.41となっていた。気にするのは止めようかと思いつつも、やはりいつまでもそうも言っておれず、会社の診療室に来診する産業医のドクターに相談にいった。その日、巡回にきた先生は有名な医科大学のベテラン循環器科の医師で、我がPSA値をみるなりしばし「ウーン」と唸りながら考えたのち「もう一回血液検査をしてみますか」との指示。その日に採血した再検査数値は4.28とやや下がり、後日結果を持って先生に再び相談すると「下がったのなら、まあ、様子をみましょうか」との事。別の診療科目とは云え、医療のプロが自分の病院に来いともいわず、この程度なら様子見するか、という云うならまあ大したこともなかろうと、その後は前立腺の事は忘れることにした(続く)

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