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2021年3月10日 (水)

膀胱がん+前立腺がん治療記(1/6)

20210310

今日は2年半前に受けた膀胱がんと昨年受けた前立腺がん手術の定期的な経過観察の日。まあ、何も問題ないだろうと思いつつも、病院に向かう道すがら、やはり不安と心配が胸をよぎる。血液検査、尿検査に膀胱内視鏡チェックの結果、主治医の先生からは「両方とも術後は順調ですね。次は5か月後で良いですよ」と云われホッと帰宅したところである。泌尿器系の病気になるなどとは若いころには想像もしなかったことで、ましてや「私もたくさんの患者さんを見てきたが、膀胱と前立腺両方に転移ではなく同時に癌があった人は5人くらいです」と先生から云われた時にはどうなることかと思ったものだ。心配で最初の診察から付き添ってくれた妻は「癌が二つあると先生から云われた時のあなたは目が潤んでいたわよ」と言っている。


振り返れば60歳過ぎになるまで手術はおろか本格的な入院もしたことがなかったし、痛みには大げさに反応するうえ血を見たりするのも嫌なほど気が小さい性分だったが、我が身に降りかかった災いを経験してちょっと人生観が変わったような気がする。先日、若い知人から一時的な血尿が出たため膀胱内視鏡検査を受けなればならないがどんな感じですか、と聞かれ「想像すると気持ち悪いだろうけど、それほど怖かったり痛かったりしないよ」と送り出したことがあった。後日「検査はどうだった?」と彼に聞くと「痛くて痛くて気が遠くなりそうでした」とのこと。こういうものは幾度も経験してみると違和感や怖さが薄れ、それだけ痛みも感じなくなるのだろう。あまり経験したくはない事とは云え、何事も慣れが平常心を保つには必要。これから年を経るにつれて怪我や病気、それに老化で医療行為とはより関わりが増えるだろうから、今回の入院や手術も人生の経験の一つだと思うことにしよう。


そもそも前立腺の事を意識するようになったのは10年ほど前、まだ50歳代後半時の会社の健診で血液検査の項目にPSAがあったことからである。PSAとは、主に前立腺がんが発生すると血液中に増加するたんぱく質のことで、前立腺がんのスクリーニングに用いられる腫瘍マーカーである。ふつう一般健診ではPSA検査は「オプション」扱いとなっているのがほとんどのところ、当時勤務していた会社の健診にはなぜか自動的にこれがセットされていた。もともと前立腺がんは欧米の白人に多いと云われていたのだが、日本でも高齢化や食生活の洋風化、PSA検査の普及もあって近年は前立腺がん発見が増え、今では胃がんを抜いて男性のがん罹患者では前立腺がトップなのだと云う。たまたま勤めた第三の職場の健診で、毎年自動的にPSA検査を受けられたのは今思うと幸運だったのかもしれない。


当時の検診結果を出してPSA数値を較べてみると、2009年は1.6、2011年2.1、2012年2.31、2013年3.07、2014年3.64と毎年確実に数値が上がっている。PSAが4.0を超えると前立腺がんの可能性が高くなるため泌尿器科を受診すべしと云われている中、2014年の3.64という値を前に「来年は確実に4.0を超えるな、何か考えなければいけないのか」と一抹の不安を胸に抱き始めた。そのころ会社の医務室に努める顔馴染みの看護師さんに「PSAが4.0を超えて病院で受診したらどういう事をされるの?」と聞くと、さらっと「生検と言って直腸側から前立腺に針を刺してがんがあるか調べたりします」と言われて思わず言葉を失い、本件については翌年の検査まで極力何も考えないことにした。 (続く)

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