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2020年12月

2020年12月31日 (木)

半日鉄道プチ旅行・相模鉄道・JR直通列車

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終点・新宿で折り返す海老名行き 相鉄12000系(新宿からJR線内は各駅停車扱い)


年の暮れだが今年は特に何の予定もない。こんな時にはまた一人で知らない鉄道に乗ってみようかと呟くと、妻は早く行ってらっしゃいよと大賛成の様子。「小人閑居して不善を為す」の夫が手伝いもせずに家でゴロゴロしていると年末の大掃除の邪魔らしい。それならばと昨日は開通してちょうど一年になる相模鉄道・JR線直通列車に乗りに行ってみた。相鉄というと神奈川県民の足という感じで都民にはあまり馴染みがない路線である。この機会にふだん縁のない相鉄線を経験し、併せ神奈川の県央から都内に直通する新規ルートの試乗をしてみようと思い立ったのだ。


と云うことで昨日の昼下がりの新宿発、小田急線の小田原行き快速急行でまずは海老名へ向かった。新宿から海老名までの40キロ余りを40数分間、いつも混んでいる小田急線も年末のためか外出自粛の掛け声のためか、車内はがらがらである。例によってかぶりつきに陣取れば、登戸までの複々線区間に続き多摩丘陵から相模原と伸びる線路は、ロングレールで道床も良く整備され、聞こえるのは運転士の指さし喚呼の声と風切り音だけという快適さ。前を見ているうちにあっという間に海老名に着いた。ここ海老名は相鉄線の始発駅で、近代的な小田急・海老名駅をおりて相鉄線のホームに立つと、乗降客が少ない上に駅が改造工事中でちょっと侘しい感じだ。


とは云うものの、相模鉄道は海老名から横浜駅まで25キロの本線と途中駅・二俣川(ふたまたがわ)から分岐するいずみ野線など合わせ40キロの路線を有し、通勤客輸送のために20米4扉の大型車で最大10両編成が走る今では堂々の大手民鉄路線である。この相鉄は横浜駅方面の混雑緩和と悲願の都心乗りれのために、本線途中の西谷(にしや)からトンネルを掘りJR貨物の羽沢貨物駅付近でJR線に乗り入れ、東海道貨物線~山手貨物線を経由して新宿までの都心に直通するルートをちょうど一年前に開通させた。さらに2022年度には西谷から東急東横線の日吉までトンネルで結び、東急目黒線経由で都営地下鉄・三田線やメトロ・南北線まで列車を直通するのだというから、いまや神奈川県民だけではなく首都圏の鉄道マニアに注目される私鉄だといえよう。


海老名駅のホームで時刻表を確かめると、年末年始は休日ダイヤで海老名発の新宿行き特急は一時間に2本しかなく、折悪しくちょうど出て行ったばかりだった。次の新宿行きまで30分もあるので、折り返しでホームに停車中の各駅停車に乗り、変貌中の相鉄線をじっくり見つつ二俣川(ふたまたがわ)で後続の特急を待ち合わせることにした。乗車した各駅停車の電車は8000系電車で、がらがらの車内でセミクロスシートを独占できるのが何とも気持ち良いのだが、走り出すと床下からは、油切れのギアが噛むかのような爆音が響いてくる。二俣川で特急の待ち時間に次々とやってくる相鉄車両を観察したところ台車の2つの車軸間の距離が長く、台車枠の外にディスクブレーキがついている変わった構造のものが多い。帰宅後に調べてみると相鉄線の在来車両は、直角カルダン駆動と云ってモーターが線路に平行に架装された今では珍しい台車ゆえの轟音と分かったが、乗ってみなければわからない事は多いものだ(現在の鉄道車両はほとんどが平行カルダン)。


二俣川から乗った特急新宿行き12000系はJR線乗り入れ用の新造車両で、こちらは平行カルダンになっているが、車両前面にはラジエーターグリルのような格子柄があって電車というより大型トラックのような顔つきである。相鉄の技術陣やデザイナーは他の鉄道とは一味違うものを目指す、という自負でもあるのだろうか。電車は羽沢から本来は貨物線用の港北トンネルと生見尾トンネルを経由して鶴見に至り、新川崎の貨物ターミナルを通過したのち、旧品鶴線(現在横須賀線などに使用)を通って蛇窪信号所から山手貨物線(埼京線)の大崎駅に乗り入れる。二俣川から新宿まで45分ほど、前方を見ているとこれまで何度か”貨物線の旅”で通った珍しい行程が多く、”かぶりつきファン”にとっては絶好のルートだと云えよう。トンネル続きで運転士の真後ろの大窓のブラインドが降ろされる区間も、空いた車内で前に立つ人もない側窓から前面展望をゆっくりと楽しめた。それにしても相鉄の車両が埼京線の線路を走る光景にはまだ目にしっくりこない。いずれ相鉄が東急線に乗り入れて、西武や東武の車両とネービーブルーの相鉄の車両が並んだらどんな気持ちになるだろうか。こうして家を出てから帰るまで4時間弱、料金も2000円もしない大人の遊びであった。


羽沢横浜国大駅 外側2線がJR線に接続する線路、トンネルに向かう内側2線は2022年度開通予定の東横線・日吉に通じる線路
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原宿付近の埼京線を走る相鉄車両(相鉄が原宿とは何とも奇異に感じる)
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2020年12月28日 (月)

2020年の年末(武漢ウイルスの一年)

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相変わらずメディアは武漢ウイルスの変異種が国内に入ってきただの、感染者急増だののニュースで溢れているが、煽るだけで見るのも馬鹿馬鹿しいテレビのスイッチはほとんどつけていない。仕事もほとんどの会社は書類はPDF送付で結構ですというので、書類を持ちまわる時間が省け、テレワークの日々ゆえ毎日ぐっすりと8時間睡眠ができてこのところ体調が良い。この時期の恒例、忘年会や年末の会食が今年は中止とあって胃腸薬や二日酔い回復ドリンクとも縁なしで、現役時代は軽く100を超えていたガンマGTPもいまは40くらい、その他の内臓の数値もすべて規定内に収まっている。テレビを見ず通勤時間も無くなって、余った時間は毎日のジョギング、週に一回の社交ダンスの練習、そのほかピアノを弾いたり読書をしたり、たまには家事を手伝ったりとのんびりの年の瀬でこれも悪くはない。


今年は、武漢ウイルス騒動で乗船を予定していた飛鳥Ⅱ2020年世界一周クルーズが延期になってしまったのは大いに残念であったが、楽しみは将来に持ち越しと心を切り替えた。一方で主治医の泌尿器科の先生からは「この夏は旅行の予定もないようだし前立腺癌を取ってしまいましょう」と言われて、全摘手術に踏み切った年だった。前立腺の癌は進行スピードも遅いと云われているので様子見ではどうですかと先生に尋ねていたが、「いやこれは手術しましょう」との専門家の知見に反対はできず時宜良しと思い切って手術したものである。いつも老人で一杯の泌尿器科病棟もがらがらとあって先生も好機と見たのだろう。幸い術後の検査も良好とのことで、ここ数年に亘る懸案事項、面倒なものが無くなりすっきりした年末だといえる。


海運業界も世界のウイルス騒動で一時荷動きが落ちたがその後は持ち直し、年の後半にはコンテナ船部門などは史上まれにみる好況ということで、こう見ると今年は自分にとってはそう悪い年でなかったことに気が付く。旅行するにしてもレストランに行ってもどこも空いており、予約もすいすいと確認がとれるのも良い。今冬は早くから雪も積もっているので、久しぶりに再開したスキーにまた行こうか、などと思っていたらキャンセル待ちだった「大人の休日倶楽部」の旅行「「船でしか行けない秘境の一軒宿『大牧温泉観光旅館』と2つの世界遺産『五箇山』「白川郷』」に空きが出たと連絡があった。1月半ばの寒い時期ながらGO TOも再開しているだろうし、自らの手配ではまず行かない冬の山の中も風情あって良いかと、さっそく参加を申し出ておいた。飲食業や旅行関係の方々はさぞ大変な一年であっただろうが、個人的には却ってゆったりと新春を迎えられそうな年末休みだ。

2020年12月22日 (火)

アーミテージ・ナイ 第5次報告書

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同盟重視のバイデン政権の誕生がどうやら確実になりそうな情勢の下、リチャード・アーミテージとジョセフ・ナイの二人の米国知日派の名前がまたメディアの紙面を賑わすようになってきた。一昨日(20日)の読売新聞朝刊「地球を読む」にはアーミテージ氏が、これまで安倍政権がアジアと周辺地域の安定に大きく貢献した事を高く評価し、日米同盟に於いて、もはや日本は従属的な立場ではなく「米国の指導者たちは戦略的思考の面でも日本側を頼りにしている」とする論考を寄せている。彼は日米同盟をいま責任の分担や負担の面から捉えるのではなく、これが「神聖な絆」であり「力の共有」であると述べ、「日本は幾つかの分野で先頭に」立っていると共に、日米の新政権が手を携えて多極的な世界の難局に立ち向かうことに期待を寄せている。


アーミテージ氏は元国務副長官で、海軍特殊部隊の一員としてベトナム戦争に参加、いくつもの修羅場と死地を潜り抜け、日本の外国当局と幅広く気脈を通じこれまで日米関係を切り盛りする役割を担ってきた。彼が、これまた日米同盟の重要性を常に発信してきた知日派のジョセフ・ナイ氏(元国務次官補)と共に過去に4回の「アーミテージ・ナイ緊急提言」を発表してきたのは良く知られる通りだ。私もかねてからわが国を取り巻く安全保障の分野で積極的に発言するアーミテージ・ナイ両氏の言動に興味をもっており、このブログでも両氏のレポートについて2010年12月21日「日米同盟 VS 中国・北朝鮮」及び2011年8月26日「アーミテージ・ナイ対談」でアップしてきた。


この12月になり、日米の新政権発足を好機としたのか両氏による最新(第5次)の超党派レポート(The US.-Japan Alliance in 2020・ AN EQUAL ALLIANCE WITH GLOBAL AGENDA)が米国ワシントンDCのCENTER FOR STRATEGIC & INTERNATIONAL STUDIESより出されたので、ボケ防止となまった脳内の活性化のために原文を読んでみることにした。と云っても提言は実質9ページほどで難しい単語もわずか数か所、かつ論理が一貫しているため主な内容を理解するのにさして骨が折れるわけではない。小説などと違って書き手の意図や目的をなるべく直截に読み手に伝えるこのようなレポートなどが、やはり頭の体操には良いなどと思いつつ読み進んだ。


レポートは冒頭で「中国の台頭とアジアの混迷の時代に日米安保がかつてなく重要であり、日米両国は同じ価値を共有する者として協力が必要である」ことが述べられる。さらに安倍政権の卓越した手法で集団的自衛権が認められTPPが発効し、インド太平洋構想が掲げられた事を多とし、菅首相とバイデン大統領はなるべく早い時期に会談を行うことが提言されている。次に地域と台湾問題での最大の脅威は中国であり、日米同盟はこれに対処しなければならないが、同盟国と同陣営はCOMPETITIVE COEXSITENCE(競争的共存?)の枠組みを構築する必要性を説いている(COMPETITIVE COEXSITENCEの部分は具体的な説明なし。競争するなかの共存の意味か?)。北朝鮮の非核化については短期的にはできないと覚悟するものの、抑止と封じ込めは可能で対話のドアを閉ざすべきではないとしている。


また限られた防衛予算のために日米の共同技術開発や同盟内で運用の効率化を図ることが求められるとともに、日本が米・英・豪・カナダ・ニュージーランドの諜報共有ネットワークであるファイブ・アイズに加入し、日米同盟を核としてアジアだけでなく欧州、インド、豪州などと網の目の連携が急務であることをレポートは提言している。このためには在日米駐留経費協定の締結を急ぎ、同盟は「重荷」ではなく「共有する戦略構想実現の手段」と捉えることが必要なのだという。朝鮮半島については、地域の安定のために過去でなく未来志向で米韓同盟の維持や日韓融和の必要性があることをレポートは示しているが、ただ私は、現実に米韓同盟から離脱しようとし、日本に対して過去の精算が終わっていないと理不尽に迫る韓国・文政権にとってこのレポートは「馬の耳に念仏」の類いに映るのではと危惧した。


最後に米国はTPPに参加すべしとした上で、経済技術協力や気候変動問題、5Gネットワークの構築などで、"The US-Japan alliance is positioned to lead in evolving multipower world"(日米同盟は多極化構造が進展する世界をリードする位置にある)と両国の役割に期待し、より対等な日米関係の構築・発展を目指すことを提言している。一読して感じたのは冒頭の読売新聞のアーミテージ氏のコラム通り、過去のアーミテージ・ナイ提言より一歩踏み込んで日本の立場をより持ち上げ、わが国のリーダーシップを今まで以上に期待していることだった。トランプ‐安倍の個人的な親密さをベースにした日米関係から、バイデン‐菅政権による同盟重視の関係へ変わる一方で、世界の警察ではいられない米国と中国の軍事大国化という現実を踏まえた提言であろう。しかし翻ってわが国の政治を見ると、国会では桜や学術会議で延々と無駄な時間を費やし、安全保障はおろか武漢ウイルス問題でも政府の施策を批難する一方で何ら現実的な対案を提示できない野党の存在がある。中共の覇権主義が世界を混沌に陥れようとする今、この提言に沿ったような戦略的な論戦を国会で聞きたいところだ。

 

2020年12月20日 (日)

鳴子温泉へ師走の旅行

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雪の露天風呂

この週末は宮城県北にある鳴子温泉に行って来た。温泉番付けなどで西の別府温泉などに対し東日本で常に上位に入る名湯で、雪景色を眺めつつ入浴を楽しみたいと思っての初訪問である。鳴子は源義経も利用したと伝えられる古くからの温泉で、日本に11ある泉質のうち9種類も湧き出ているそうだ。鉄道では東京から東北新幹線の古川駅または山形新幹線の新庄駅から陸羽東線で訪れるしかなく、奥羽山脈の山ふところに僅かに分け入った所にあるというのが名湯らしくて良い。武漢ウイルス騒動で列車も宿も空いている今こそ、我々のようなシニアにとっては旅の好機といえよう。ただ東北新幹線に乗車すると、中高年者の団体旅行や我々と同じく「大人の休日俱楽部」割引を利用したようなカップルが多数目につき、想像したよりも高い乗車率に少々驚いた。世の中すべからく自粛といいながら面従腹背、一筋縄で行かない元気な年寄りが多いというところだろう。


古川駅で東北新幹線を降り一時間に一本もない陸羽東線のディーゼルカーに揺られること40分余、鳴子温泉駅に到着すると駅のホームにはほのかに硫黄の臭いが漂っていた。雪の積もる駅前は少し前ならストリップ劇場やら射的場があっただろうと思われるいかにも温泉の街という風情で、今でも土産物屋やこけし販売店に並んでフィリピンパブが営業している。妻が検索で厳選した宿は「源泉かけ流し」「部屋食」「部屋トイレ」を満たした駅から徒歩圏内の「旅館 すがわら」で、比較的こじんまりした昭和の風情漂う木造の和風旅館である。館内は温泉熱による暖房が効いているものの、部屋の端にあるトイレ等は暖房が届かずマンション住まいに慣れた我が身にはちと寒い。もっとも妻は父親の実家のあった舞鶴の寒いトイレを思い出すと懐かしがっており、こんな体験も思い出の一部になるのだろう。


足湯も入れて9箇所ある館内の湯のうち、まずは夕食前にこの時間帯は男湯になっている「美肌の湯」に入る。冷えた身体を最初はヒリヒリする位に熱いアルカリ泉に浸し、露天風呂でチラチラと舞う雪の景色を眺めていると、武漢ウイルスや我が手術の事などこの一年の出来事が脳裏に浮かぶ。妻は女湯になっていた「摩天の湯」に「青色(すがわらブルーと呼ばれるらしい)になっているかもしれないから、明るいうちに」と急いで出かけていったが、戻るなり上気した顔で「青くなかったけど、露天の熱いお湯に浸かった瞬間一年の邪気が音を立てて体から出て行った」と絶賛している。さっぱりした後の念願の部屋食は、食べ切れないほどの皿に仙台牛のメイン料理で、妻はすき焼き、私はステーキだった。サービスで熱燗のお銚子が1本づつ付いたのをゆっくり呑みつつ地元のテレビ番組をつけっ放しにして、見るとはなしに見られるのも部屋食の醍醐味である(家では基本的に食事中のテレビは禁止されている)。ひさしから垂れ下がっていた雪庇が、突如ドドズズンと音をたてて落ちるのを聞きつつ、旅館の湯をいくつか巡ってほっこりと楽しんだ雪国の宵であった。「大人の休日倶楽部」で運賃は30%、GOTO トラベルで宿代は35%引き、その上に地域共通クーポン券でお土産代まで貰って、いまは旅をしなければ損々という感じだ。

仙台牛の部屋食
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2020年12月15日 (火)

皇居・北の丸公園の紅葉

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遅れてきた冬の到来を前に皇居北の丸公園の紅葉

ほぼ毎日するジョギングもいつも同じコースばかりでは飽きてしまう。ということで週に一日、天気の良い日は皇居・北の丸公園に向かう。園内にはあちこちに黄色に色づいたイチョウの木が見られるほか、一角には紅葉が見事な場所がある。ジョギングの足を止めしばし見事な初冬の色模様にみとれる。

初夏6月30日に「皇居・北の丸公園」でアップした写真と同じエリアの紅葉風景である。光線や木々の風情が季節によって変化するさまに驚かされる。これから東京は本格的な冬に入るのだろう。ポピュリズムに惑わされ、菅総理は年末・年始の”GOTO”も中止にしてしまった。今年の年の瀬から来年の正月はどんなことになるのだろうか。

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せせらぎの周囲の紅葉 都心にあり誰でも入れる公園でこの景色はみものだ

2020年12月14日 (月)

銀座に”バイヤー”と称する中国人観光客が増える

家から徒歩圏内である銀座をよく散歩するご夫妻とこの週末に会食した。「銀座にまた中国人が増えてきた。大きな買い物袋を持って銀座の歩道で会話している姿をまた目にするようになった」そうだ。2020年12月現在、中国人で来日できるのはビジネス目的の出張者などに限られており、一般の観光客は入国できないはずで、これは一体どういう事なのかとお店に尋ねてみたら「彼らは”バイヤー”(!)とのことで」と答えが返ってきたそうだ。なるほど確かに”買い物”をするのだからバイヤーと云えばそうに違いないが、銀座でワイワイ楽しそうに買い物をしている中国人の団体はビジネスで買い付けに来たプロのバイヤーには思えない。様々な抜け道を駆使してやったもん勝ちの中国人のことだ、まさに「上に政策あれば下に対策あり」であろう。メディアやいわゆる専門家・評論家が何のエビデンスもないのに「GO TOが悪い」と政府を批難しているが、その前に商用でもない中国人が偽の陰性証明書を持ち大挙して入国し、彼らが武漢ウィルスを拡散させる可能性もあるのになぜ問題にならないのか不思議である。


もう一点ニュースやワイドショーで毎日のように取り上げるのが、各地の「医師会」の会見である。どの医師会の会長も「まさに地域医療は危機的状況で国民は一層自粛せよ」と述べ、メディアはこれを水戸黄門の印籠さながらにありがたく聞けと放送している。しかし医師会というのはもともと医療業界の業界団体に過ぎず、医療費を削減するなとか、薬価が不適切だなどと、自分たちの懐具合や待遇改善を訴えるのが主目的の集団ではないか。経済界でいえば経団連のような財界組織、あるいは連合のような労組組織の医療版に過ぎないはずで、彼らがひたすらウイルス禍で医療崩壊が迫ると危機を煽ることにどうも胡散臭さを感じてしまう。医師会としては、切迫感を前面に押し立てることで政治による強権の発動を促し、労はなはだ多くしてあまり利益にならない武漢ウイルス医療から逃れ、もっと儲かる普通の医療を再開したいのが本音ではと勘繰るのだが、残念ながらその辺りはメディアから聞くことはできない。


医療といえば水虫治療の飲み薬に睡眠導入剤が混入し死者やけが人が出たと問題になっているが、この薬はジェネリック医薬品で、製造過程において人為ミスにより混入したと伝えられている。ジェネリック医薬品といえば確かに安価で医療費抑制には意味があるのだろうが、正規の医薬品と同じ製造工程で精製されているのか、正規品と薬効が全く同じなのかが疑問だったので、私は処方箋で薬を貰う際に薬局でこれを薦められてもずっと拒否をしてきた。行く度に「この薬は本当に成分が同じなのだからジェネリックにしたらどうですか」と薬剤師が何度も言うので、その薬局には行かなくなったこともある。この件についてはネットニュースで内科医のおおたわ史絵氏が、ジェネリックは多くのメーカーが算入し、例え有効成分が同じでも材料や工場が異なり監視の目が行き届かないなかで製造されるので、厳密には効き目や副作用が異なると述べているし、友人の医師も自分では絶対ジェネリックは使わないと言っているから、やはり薬は正規品を服用しようと思う。

 

2020年12月11日 (金)

小室氏と眞子さんネタ

芸能人の結婚やら離婚には全く興味はないが、小室圭氏と眞子さんの結婚騒動はネット・ニュースなどを面白おかしく読んでいる。クールな妻はこのトピックスにあまり興味がなさそうだが、妻の母と食事でもするとああでもない、こうでもないと会話が弾んでしまう。皇室ネタで盛り上げるのは平和な日本だからこそのこと、まあ我々一般人にはあまり関係ない世界の出来事ゆえ安心して論ずることができるのであろう。さて世間の悪評を一身に浴びる小室氏については、眞子さんの妹の佳子さんが姉の結婚を後押ししているようで、このことから察すると小室さんも仲間うちではなかなか評判が良いのではないか。姉の結婚がマズイと感じるなら、ふつう妹はなんらかの心配を表明するだろうが、妹が”女の直感”でお墨付きを与えるなら、彼もそう悪い人間とも思えない。いや、”女の直感”もうまく騙しおおせる人間というなら、小室さんも希代の人物でこれもまた今後の進展が見ものと云えよう。ここへ来て伊吹元衆院議長や西村宮内庁長官が小室さんに説明責任を求めるとのニュースが流れているが、これほど国民の批難を浴びつつも無言を貫けるとはなかなか胆の据わった人間であるのは間違いない。


眞子さんの結婚問題でおやと思ったことが二つある。一つ目は父親である秋篠宮が、結婚は両性の合意のみに基づくとする憲法24条の規定を引き合いに出し「本人たちがそういう気持ちであれば尊重すべきものだ」と述べたことで、これには大いに違和感を覚えた。彼は自分の判断の根拠として憲法を引き合いに出すことで、それを理由に自らの判断を一部放棄し親としての責任をそれにゆだねてしまったということになる。この結婚にはたぶん反対なのだろうから、「たとえ憲法がどうであろうと父親である自分は絶対許さない」と決意を述べるのが、娘を思う愛情ではないだろうか。自分の判断に自信がない証だろうが、言うに事欠き憲法に頼るのもいかがなものか。そもそも皇室の人間には憲法で定められている信教の自由、集会・結社・表現の自由、居住・職業選択の自由などはないのである。憲法24条が「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立し」とあっても、それが直ちに皇室に適用されるかは疑わしいし、皇室に関する事項を定める皇室典範では婚姻は「皇室会議の議を経ることを要する」との規定があるそうだ。国事事項が憲法に則って行われるのは是としても、皇室の家族問題までもがGHQが押し付けた今の憲法理念に依拠するかの発言を聞くと、次の天皇になる秋篠宮の考え方の基盤がどこにあるのか、そちらの方が不安になった。結局この問題は「人たらし」の小室氏に対して、秋篠宮と母親の紀子さんが肯定にしろ否定にしろ断固とした態度をとらず、憲法やら世評を持ち出して右往左往していることが解決を遠ざけているようだ。

 

第2点は今まで宮内庁はじめ関係者は一体何をしてきたかということだ。少し前は結婚や就職の際には身元調査というのがあって、近所のオバさんが「お宅の息子さんの事を探偵事務所が聞きにきたから『良い青年ですよ』と答えておいたわ、オホホ。息子さんは就職?それとも結婚でもなさるの?」などという会話があちこちで交わされていたものだ。当然の如く小室さんと眞子さんの婚約発表の際には、庶民より格段に厳しい綿密な調査が行われたに違いないが、なぜその時点で今巷間で云われる様々な風評がわからなかったのか。それにより結婚を止めとする判断が下されないどころか、週刊誌で小室問題が報道されるまでは関係者一同が祝賀ムードだったと記憶する。まさか今はやりのポリティカル・コレクトネスで「個人の出自や経歴、家族のことを調べるのは悪いこと」との「建て前」で、十分な調査が行われないままに婚約発表に至ったのか、よほど調査費用をケチッたのかと疑念が湧く。ことここに至っても二人の結婚を貫くなら1億4千万円と云われる支度金を放棄し、駆け落ち同然に手と手を取り合あい、社会人としての地道な生活を始めるしかないような気がするが、海千山千の小室氏と、世間も知らない一途な眞子さんの行方はどうなることやら。

 

2020年12月 9日 (水)

飛鳥Ⅱ「横浜スぺシャルクリスマス ON ASUKA Ⅱ」 露天風呂が最高だ!

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クリスマススペシャルのコニャック香る濃厚バニラアイス。ルビーチョコのソース、オリーブオイル、塩を順番にかけて変わる味を楽しむ趣向

この週末に飛鳥Ⅱの「横浜スぺシャルクリスマス ON ASUKA Ⅱ」に乗船した。クリスマスクルーズと云えば1~2泊と短く、かつ割高だったのでこれまで乗船したことはなかったが、今はどの船もロングクルーズを催行していないのだから仕方がない。YOU HAVE NO CHOICE BUT TO GO ABOARD M/V ASUKAⅡだ。今回のクルーズは横浜発着の2泊3日、ドレスコードは2夜ともインフォーマル指定なるも、初日の晩はクリスマスのスペシャルディナーが出されるのに合わせて乗組員は盛装、乗客にも男性にはタキシード、女性客にはカクテルドレスなどフォーマルな服装も薦める企画のクルーズである。メディアは「大阪と北海道でクラスター」だの「重症患者が過去最多」だの相変わらずの武漢ウイルス騒動ばかりで、テレビを見るのはもううんざりと陸上を離れ、ちょっとお洒落をして余裕で海上で過ごそうと思い立ったのであった。


とはいうものの「65歳以上は外出自粛を」などと脅かされまくりのウイルス禍の中、いざ乗船してみると今回は乗客が(現状の定員400名の半分である)200名にも満たず、船内はどこもクリスマスシーズンとは思えないほどゆったりしている。リオデジャネイロ港でほぼ全員がカーニバル見物に行った夜とか、徳島の小松島港で皆が阿波踊りに出掛けた後などは、きっとこんな静けさが船内に漂っていたに違いないと以前のことを思い出してしまった。しかしその分このクルーズでは食事やショーで行列になることもなく、これはこれで気持ちが良い。例によって乗船数日前の唾液によるPCR検査に加え、船内至るところで求められる検温などまだまだ厳重な感染対策が施されているものの、11月初めのオープニングクルーズの際はベンチのように窓に向かって横並びだったダイニングの窓際テーブルが、以前のような船横に対面する配置に戻るなど、この一か月の経験から対策も洗練されてきたようだ。


このクルーズでは、幸い天気も良く海も凪いで新島・神津島・三宅島など伊豆諸島の景色を船からじっくりと堪能できたが、今回とても印象に残ったのが改装後に新しくできた露天風呂であった。飛鳥Ⅱの露天風呂は最近のフェリーにあるそれと比べると広さも作りも本格的なものである。がらがらの露天風呂に入り、引き波の音に囲まれつつ、洋上の空気を頬に感じながら揺れる湯に身を任せるのは、まさに至福の時。ここでは外気に直かに接するためか船内の浴場ほど消毒剤の匂いが気にならない上、湯の温度もやや高めなのも気持ちが良い。船が針路を変えると、大きく開いた前面に望む青い海や伊豆の島々が刻々と景色を変えて、まるで風呂屋の壁画が目の前に展開しているようだった。駿河湾を航海中にここから富士山を眺めたら、日本一の風呂屋の壁画になるであろう。瀧総料理長の凝った「攻め」の味だったクリスマスディナーも堪能し、ロングクルーズ再開まで短くてもいいからまた近々乗船したいと思いながら下船した。

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露天風呂から眺める神津島

2020年12月 2日 (水)

内田 樹「日本社会の生きづらさに現状維持を望む若者」

何か格好のブログネタがないかとネットニュースを眺めていたら、経営が悪化して瀕死状態の朝日新聞のネット版AERAに、サヨク作家(最近はリベラルとも言う)内田樹のトンデモコラムがあって思わず吹き出してしまった。「日本社会の生きづらさに”現状維持”を望む若者」と題して、今の日本は若者ほど政府の主張に理解を示している現象について内田が変わった意見を開陳している。それによると、若い人にとっては今があまりにも生きにくい時代なので「これ以上悪くならないように」という願いが、若者をして現政権を支持し現状維持に向かわせるのだという。『生まれてからずっと年々日本社会は生きづらいものになってきた。であれば、これから先もさらに生きづらい社会になるに違いない。それならいっそ現状のままの方がましだ…というのは帰納的推理としては合理的である。より悪く変化するよりは現状維持』 なのだそうだ。


これを読んで感じたのは、リベラルの第一人者として最近さかんにメディアに登場するような人物でも、現状に対する認識や分析がこの程度のものかということであった。ごく普通に考えるならば、政府に理解を示し現状に肯定的な人は、大筋において今の生活に満足していると解釈できるだろう。彼の言うような、これから先もっと悪くなるくらいなら現状のままで行った方がまだよい、よって仕方なくいまの政府を支持するなどと云う飛躍した「帰納的推理」には感覚的にもどうしても辿りつかない。自分たちの考えたことが常に絶対正しいと考えるお花畑の脳内「妄想」がまずあり、それに基いた解釈からしか現実を見ないのが内田氏らサヨクやリベラルの思考方法である。間違っているのは若者とはまさに牽強付会の推論かつ愚民思想の表れというほかない。こんなリベラルの体たらくが若者を保守化させていることに彼らは気づいた方が良いし、きちんとしたリベラル野党の存在があってこそ、初めて民主主義が機能することに思いをいたしてほしいところだ。


この点でいえば、中共の王外相が訪日した共同記者会見で尖閣での領有権を主張し、日本の漁船が絶えず尖閣周辺の水域に違法に入っていると語った際に、すぐにその場で否定しなかった茂木外相のだらしなさこそ今こそ野党が追及すべき事案だろう。どうでもいいような桜や日本学術会議の問題をしつこく取り上げるのでなく、外交プロトコルにとらわれた挙句、直ちに反論をしなかった政府の弱腰についての論争を国会で期待したいのだが、野党やリベラルは中・韓が絡むと急にトーンが下がってしまう。習近平の国賓としての招待も取りやめになったのか、単に延期されたのかいまだ不明のままだ。米国が中共利権べったりのバイデン政権となった場合、日本は中国に対してどう向きあうのかなど問題は幾らでもあるのに、野党の劣化でまともな議論が聞こえてこないのが寂しい限りだ。リベラルや野党はもう少し賢くなって欲しい。「これから世の中が悪くなるから」政府が支持されるのでなく、「リベラルや野党がだらしないから」若者は政府に期待するのだ。

 

2020年12月 1日 (火)

★貨物線乗車の旅★お座敷列車「華」で満喫 首都圏ぐるり旅 両国発品川行き

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早くも12月、師走となった。武漢ウイルス騒動で散々の一年になろうとしているが、こんな時こそオヤジたちは遊びまわりたいものだ。ということで、この日曜日は「びゅうトラベルサービス」の主催の「お座敷列車『華』で満喫、首都圏ぐるり旅(新金線・武蔵野貨物線・東海道線・高島線)」に乗車した。2019年の5月に「★貨物線乗車の旅★お座敷列車「華」で満喫 首都圏ぐるり旅 新宿発品川行き」(リンク:当時のブログ)を楽しんだシニア5人組と同じメンバーである。485系特急車両を改造したお座敷列車で、普段は通ることのできない東京周辺の貨物(一部専用)線を一日がかりで乗車するオタクのための企画だ。ただし今回は武漢ウィルス感染予防で定員152名のところ80名での催行とあって、料金は以前より高く設定されている。


列車は団体専用列車などにしか使われない両国駅の行き止まりホーム3番線から発車し、まずは総武快速線で稲毛駅近くの黒砂信号所で折り返し新小岩まで戻ってくる。総武線の新小岩から常磐線の金町までの約7キロがこのツアー目玉の一つ、貨物専用線の新金線(しんきんせん)の旅である。いつもは貨物列車だけが通過する新金線を「華」はしずしずと走って行くのだが、この列車を見に来たカメラ片手の多くの鉄道ファンが沿線から手を振ってくれるので、なんだか乗っているこちらも嬉しいようなこそばゆい複雑な気持ちになってきた。


金町からは常磐線と武蔵野貨物線を使い東海道線に乗り入れる行程となる。武蔵野貨物線には越谷・新座・梶ヶ谷と随所に貨物ターミナルが配置されており、この線路が都心を回避し東京から放射状に伸びる各線をつなぐ物流のバイパスとして機能していることがわかる。全国を走る貨物列車はこのようなターミナルでコンテナが積み下ろしされ、行先ごとに編成が組み直されるのだが、その光景を目のあたりにすると我々の知らないところで物流の網が緻密に組み立ててられていることが実感できる。東海道線に乗り入れた「華」は根府川で折り返し、横浜の高島貨物線経由、終点の品川に戻って来た。


朝10時から夕方6時前まで、吉川美南(武蔵野線)と根府川(東海道線)以外はドアも開かず、ただ東京の周りをぐるっと車内に缶詰の300キロの旅である。鉄&鉄子の5人組は例によって首都圏の全路線配線図やら貨物線の時刻表などを広げ、ウイルス禍といえども朝からの酒盛りテッチャン談義であっという間に時間が過ぎてしまった。旅客線から貨物線へ移る亘り線のポイントでは皆で思わず拍手をしてしまうなど、そうじゃないフツーの人から見たらちょっとおかしな集団であっただろう。ただ「華」もお座敷列車として改造されてから20年以上経過し、内装はだいぶ疲れている。以前にも指摘したとおり、車内のスクリーンを大型にして前面展望や沿線の案内、乗務員の所属や氏名、各線の歴史的経緯や役割などを流す程度のサービスは期待したいところだ。地方の第三セクターのイベント列車が頑張っているなか、JRやびゅうトラベルは一層奮起しテツを楽しませて欲しい。

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