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2020年11月 7日 (土)

飛鳥Ⅱ30周年オープニングクルーズに乗船して(食事・寄港地編)

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30周年ディナー・食の飛鳥Ⅱ

今回のクルーズで旅行会社から送られてきたGO TOトラベル・地域共通クーポンは夫婦2人で36,000円で、船内のショップや寄港地・清水などで使えることになっている。ただ清水にはこれまで飛鳥Ⅱ始め他のクルーズ船で何度か来ているし、このクルーズでは船内のアルコール類がフリーなので地域共通クーポンを何に使うのか悩ましかった。ふだん船内での費消といえば酒類の他にはフォトショップでの写真購入を思いつくところだが、今回は密を防ぐためか専属カメラマンも遠慮気味の活動で撮られた写真もごく少ない。という事で普段ちょっと気になっているものの、まあ買う程の事もないという飛鳥Ⅱグッズ、すなわち飛鳥のロゴ入り折り畳み傘やペンダント、それにルームフレグランスなどを妻はこのクーポンで購入していた。そのほか清水港にあるエスパルスプラザで静岡のアジの干物などをみやげに買ったのだが、こうして旅先でクーポンを使うことが政府の企図した経済立て直し策の一助だと思うと、少々迷うような買い物でも気軽にできる。


クルーズ2泊目、飛鳥Ⅱの30周年ANNIVERSARY DINNERはフォアグラのムースや鰆のスモーク、鮑のグリルなどに続き、メインが黒毛和牛のヒレ朴葉やき、またはラムステーキ、またはサーモンのパイ包みからの選択と豪華なコース料理であった。飛鳥Ⅱの料理について、かつては日程や乗客の年齢層次第とはいえ、総じて薄味でさっぱりしていると感じていたのだが、最近は味にメリハリが効いてとても美味しくなった気がする。この日も例によって我々2人ともふつうは1皿選択のメインを2皿づつ、サーフ・アンド・ターフで肉と魚の双方を注文して西口総料理長の料理を楽しんだ。このあたり、食の船と謳いながら何度尋ねても「お替りはできません」という冷たい返事が返ってくる”にっぽん丸”と、「なんなら3皿でも良いですよ」と言う飛鳥Ⅱの差が出てくる(食べ物の恨みは恐ろしい)。昼食も毎回、鰻重や海鮮チラシ、天ぷらうどんなど8点から好きなものを好きなだけ選んでも良いという太っ腹なメニューで楽しんだ。


寄港地は現時点でまだ受け入れてくれる港が少ないのか、3泊のクルーズにしては横浜に近い清水である。お馴染みの地なので、今回は東海道線で金谷まで行き大井川鉄道を楽しもうかと考えたのだが、これはあまりに慌ただしいのであきらめることに。ということで恒例の寄港地ジョギングは、ゆっくりと旧国鉄清水港線の廃線跡走り(往復15キロ)になった。往時の清水港線は、主に飛鳥Ⅱが着岸したマリンターミナル対岸の日本軽金属・清水工場で製造されるアルミナ(アルミニウムの原料)を、約20キロほど離れた同社の蒲原製造所まで運ぶための貨物線だったという。同線は赤字の旧国鉄の中でも数少ない優良な黒字路線だったとの事で、終点の旧美保駅に置かれた貨車や小型のディーゼル機関車がありし日の繁栄を偲ばせてくれる。すでにボーキサイトを輸入してアルミナをつくる工程は国内では見られないそうだが、クルーズ船で港から上陸すると空港や駅からのアプローチと異なり、その土地の歴史や産業の盛衰を身近に感じることが多い。こうしたクルーズの楽しみを改めて認識し、ウイルス禍からクルーズに日常が戻ってくる日が近いことを祈りつつ30周年オープニングクルーズを終えた。

旧三保駅跡のディーゼル機関車とホッパー貨車
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コメント

バルクキャリアーさま、こんばんは。

掲載写真の旧三保駅のホッパー車のタキ8450or8453は鉄道マニア垂涎の車輌ですね。寄港の清水港から廃線になった旧国鉄清水線を往復15㎞ジョギングとは「通」過ぎます。三保の松原からの富士山はさぞ美しかったことでしょう。

さて、本日の早慶戦は勝敗を超越した歴史に残る大熱戦でしたね。優勝監督インタビューで小宮山監督が、「今年の東京六大学野球リーグ戦はコロナ禍で開催も危ぶまれたが、「天皇杯」がかかっているので中止という選択肢はなく連盟本部及び各大学がコロナ罹患者を一人も出すことなく完遂することに意義があった、やれば出来る」との趣旨発言がありましたが、正にその通りと膝を叩きました。

早稲田、慶応両校が総力戦で次々に選手(特に投手)を繋ぐ展開は、伝統のタスキを繋ぐ「箱根駅伝」を彷彿させました。これは今回の飛鳥Ⅱのオープニングクルーズに見られる多少の制約があっても「日本のクルーズの灯は絶対絶やさない、次に繋ぐ」との心意気と同じではないでしょうか。

「本物」は障害があればあるほど際立ち「生き残る」のかなとも感じました。上手く表現出来ませんがガリレオ・ガリレイの「それでも地球は回っている」の感じでしょうか。今宵は仲間とほろ酔いですので乱文乱筆お許し下さいませ。

M・Yさま

タキ8450形式は日本で初めてエア・スライド式の荷物排出装置を搭載した貨車と初めて知りました。貨物倉の下から圧縮空気を吹き付けアルミナを流動化させることによって荷下ろしが容易になったとの事。貨車といっても色々工夫がされているのですね。

かつては清水でボーキサイトを外航貨物船から揚げアルミナを製造、造られたアルミナをこのホッパー車で蒲原まで運びそこでアルミニウムにしていたのですね。電力の塊であるアルミですが、日軽金は自社所有のダムをいくつか富士川に所有し、自社で水力発電した安い電力で蒲原の製造所を運営していたことを知りました。

駅や空港からの旅でなく、港から町に入ると新しい発見が多々あります。以前飛鳥で来た際は清水の一大勢力・鈴与組(運輸)と清水次郎長の関係なども知って目からウロコでした。

既に日本の諸立地条件ではボーキサイトからのアルミナ製造、そしてアルミニウム製造はコスト的に合わなくなっていますが、川上から製品までの一貫製造が日本の高度成長の原動力だったはず、このままの産業政策でよいのか、清水港の設備からいろいろな疑問が湧いてきました。

さて母校・慶應やまたもや後一歩及ばず残念でした。しかし10季も優勝のなかった早稲田の喜びはいかほどかと素直に拍手を送りたいです。こうして東大の含めた6校で切磋琢磨することにリーグの意義があるのでしょう。

飛鳥Ⅱは船内は絶対に無感染に保つから、乗客はウイルスを絶対に持ち込まないことを協力してほしい、という強い意志を感じました。ふだんはマスクなどにそんなに頓着しない私ですが、こちらも望んで乗船したのだから、船内では協力しましょうという気持ちで過ごしていました。こういうメリハリが日本で感染が爆発しなかった原因の一つなのでしょうか。

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