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2020年10月29日 (木)

飛鳥Ⅱ2021年オセアニアグランドクルーズ中止 と 2022年オセアニアグランドクルーズ発表

20201029
11月2日横浜発の「飛鳥Ⅱ 30周年オープニングクルーズ 4日間」に乗船する為の、唾液を使ったPCR検査も無事パスしたことが分かった。ネットで検査会社のサイトへ行き、唾液採取時に入力したIDや暗証番号で紐付けられた個人結果と照合すると、夫婦二人とも「低リスク」との表示が出てきてまずは一安心である。ということでやっとクルーズ乗船の気分になってきたところに、旅行代理店と郵船クルーズからまた手紙が届いた。開封してみると「2021年オセアニアグランドクルーズ中止ならびに2022年オセアニアグランドクルーズ発表のお知らせ」とある。飛鳥Ⅱは2021年1月末から豪州・ニュージーランド・バヌアツなど南半球を巡るオセアニアグランドクルーズを41日かけて行う予定だったが、郵船クルーズの社長名で書かれた表題の文字を見てやはり延期かとため息が出る。


実は今年行われるはずだったワールドクルーズ乗船後に多分やってくるであろう喪失感に堪えられそうもないとかねてから訴えていた妻は、来春2021年早々に行われるオセアニアグランドクルーズも独断専行申し込んでいた。このオセアニアクルーズはアスカクラブ会員向けにバルコニー付きキャビンが大幅な割引価格で販売されるというという特典もあり、それに釣られた面もあったようだ。「まあキャンセルならいつでもできるのだから取り合えず申し込みましょう」という妻の常套文句に乗せられて、あえて反対はしなかったが、一方でこの大幅割引の適用を受けるには一般の支払い期限より半年以上も前にクルーズ代金を全額振り込まねばならなかった。郵船クルーズとしては予約を早く埋めたいという思惑と、早期の運賃受領が資金繰りの一助になるという目論見もあったのだろう。


そこに今春降って湧いたような武漢ウィルス騒動でクルーズどころではなくなった。まず2020年春のワールドクルーズが中止となり、これに乗船予定の乗客は、差額分を払えばすでに発表されている2021年のワールドクルーズに優先的に乗船できると発表された。そして今回は来年年頭のオセアニアクルーズの中止とともに、同じ行程のクルーズを一年後の2022年初めに行う(すなわち1年延期する)ので、2021年度の乗船予定客のうち希望者はそのまま翌年に振り替えるとの発表である。ただし2021年のオセアニアクルーズは全船700名募集だったが、2022年は感染予防のためバルコニー付き客室以上のみの400名分を販売するため、バルコニーなしのKとEキャビン予約客は相当の差額支払いを余儀なくされる。

 

それにしても代金を払い込んだクルーズが次々と中止になっても、返金を選択する他に翌年のクルーズに充てれば優先的にキャビンを融通するという商売もなかなか憎いやり方である。この点ではピースボートがキャンセルされたクルーズの返戻金を、この後の世界一周クルーズに目を見張るようなインセンティブ(2回目はタダなど)をつけてそちらに誘導し、なんとか返金しない商売をしているのが注目されている。「なんだか飛鳥もピースボート商法っぽくなってきたね」と妻と冗談を言っているが、親会社が三菱グループの発祥会社で世界に冠たる海運会社、かつてなら東証特定銘柄だった信用力抜群の飛鳥Ⅱだから大金を預けていても心配不要と云うべきだろう。

 

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