武漢ウイルス騒ぎはそろそろやめにしませんか
前立腺の全摘手術から早くも3週間以上が経った。帰宅してから友人たちにメールをすると「実は俺も手術したんだ」という返事が結構あった。どうも我々の年代では少なくとも2割以上の男性が、前立腺に問題があって手術をしたり検査を経験しているみたいだ。私の場合はロボットのダビンチによる手術で、以前より入院期間もかなり短くなったようだが、それでも入院とは何とも退屈なものであることを実感した。ことに今は武漢ウイルスの院内感染を防ぐために、家族でも入退院と手術日以外は入院患者への面会謝絶とあって、時間のたつのがより遅くて困った。たぶん日本中の病院で入院患者への面会禁止が行われていると思われるが、武漢ウイルスは世の中あらゆる場面で迷惑をまき散らしているのだ。武漢で新しい感染症が発生したという情報を隠蔽し、世界中にウイルスをばらまいた中国の態度には怒りを覚えるのみである。
とは云うものの、もうこの騒動もこの辺りで終わりにしないか、というのが今の率直な思いである。日本では武漢ウイルスによる重症者や死者が欧米諸国より極めて少ない中、何度もこのブログで書いているように、経済を大きく疲弊させてまでこの大騒ぎを続ける意味があるのだろうか。そう念じていたら、やっとここにきて一部の雑誌でも、私の思いと同じ論調が散見されるようになってきた。我が愛読誌の一つである月刊「HANADA」10月号は、国民全員PCR検査やれと一つ覚えの放送を連日繰り返していたモーニングショーの玉川徹らを「まだ懲りないバカのクラスター」と名指しし、彼らが「恐怖を煽るデマ、自粛警察を生む倫理操作」を拡散していると断じている。週刊新潮も8月に入ってから「怖いのはウイルスよりも集団ヒステリー」「ゼロリスクと叫ぶ偽善者たち」とワイドショーほか、ウイルスに過剰反応するポピュリストの知事たちを非難する記事を連載し始めた。昨日は新聞を広げると週刊ポストの広告に「岡田晴恵、玉川徹は恐怖の伝道師、モーニングショーは自粛警察の総本部」とある。高齢者や基礎疾患がある者以外は大した感染症でないことがわかってきた武漢ウイルスを必要以上に騒ぎたて、引き続きウイルスをネタに『商売』をしようとする「バカのクラスター」がまだ国内に多く巣くっているのである。
私もマンションのエレベーターには「マスクを着用してください」とあるのでエチケットとしその中ではするし、通勤電車や地下鉄の駅、それに狭い店などではマスクを着用してきた。外出後の手洗いやうがいも、この春からはきちんとするようになった。それでも「ジョギングにマスクがいるのか(5月3日)」でアップしたようにジョギング中や広い道・公園を歩くときにはマスクはしない。黙って近くを通り過ぎただけで感染はしないだろうし、何より暑いさなかに鬱陶しいものが顔についているだけで不愉快である。ということで昨日は退院後久々にジョギングを再開しようと皇居前の広い道でゆっくり走り足慣らしをしていると、向こうから歩いて来たマスクの男性にジロっと睨まれ、いきなり「チッ」と舌打ちされた。状況からしてこちらに何も思い当たる節がないから、その男性はマスクなしで1米くらい脇を走る私を見て、俺のそばで息を吐くな、とでも言いたかったのだろう。そう云えば先日、地下鉄でマスクをつけて普通に会話をしている二人連れ男性に「車内で会話をしないでください」とヒステリックに叫んでいたおばさんもいた。どこにでもワイドショーに感化されたような神経症的な自粛警察がいるものだ、と改めてバカのクラスターたちの罪に腹がたった。武漢ウイルスの大騒ぎはそろそろやめて、経済活動に飲食・旅行、スポーツや文化活動をふつうにやりませんか。
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バルクキャリアーさま、こんばんは。
コロナ脳に侵された近視眼的でヒステリックな人々を「バカのクラスター」と呼ぶのですか、言い得て妙で面白いです(笑)
最近はだいぶ減ってきたとは思いますが、未だにモーニングショーの「玉川・岡田」コンビの非科学的な主張を付和雷同的に信じる人がいるのは嘆かわしいですね。PCR検査をしても3割は陽性を見逃すわけですし、一旦陰性と判定されても次の日にはウイルスに感染する可能性もありPCR検査が「免罪符」には絶対なり得ないことは自明であります。それを「全員PCR検査」しろとかの主張は狂気の沙汰です。
皇居ランで睨まれ、舌打されたとは災難でしたね、この猛暑でマスクしてランニングすれば命の危険があると考えるのが普通ですし、そもそもランニングにマスクは必要ないと私も思います。神聖なる皇居前にも自粛警察がいるとは取り締まらないといけないですね(笑)
死亡率が極めて高いエボラ出血熱と同列の指定感染症2の扱いをいち早く解除して、インフルエンザ並みのカテゴリー5に見直し経済活動を活性化して欲しいです。
安倍総理の跡目の菅さんは経済最優先、是々非々の姿勢でやってくれそうなので期待しております、GO TOの東京追加も近いのでは。今から浦和の鮨屋で旨いツマミと酒で商談(密談)ですが、都心方面に一献傾けながらバルクキャリアー様のいち早い術後回復をお祈り申し上げます。
投稿: M・Y | 2020年9月 2日 (水) 19時00分
M・Yさま
お見舞いありがとうございます。
PCR検査を国民全員に実施しろ、というのも(ものの順序を逆にした完全に馬鹿げた意見ですが)一つの意見で良いでしょう。しかし普通に考えれば、重症者や死者が欧米に比べて極めて少ないのだから、経済を回復させることを重視すべきという意見も多いはず。まあバカのクラスター、テレビ朝日のワイドショーに両論を取り上げろというのも無理な注文なのでしょうね。それほど視聴者をなめ切った番組作成の姿勢だと私は思います。
結局この種の番組の視聴者である高齢者が煽られて自粛自粛となり、ますます自宅にこもってワイドショーに傾倒し、結果視聴率が上がるというのを狙っているのかも知れません。(テレビ朝日はそこまで賢くないか)
さて菅さんには経済再優先で、ことに当たってほしいですね。ただ媚中の二階派の後ろ盾がある、というのがちょっと気になるところではあります。
M・Yさんは商談に寿司屋、羨ましい。古い日記を見ては、私にもそんな時代があったなあと回顧にふけることがあります。
今が花、存分にご活躍されることをお祈りいたします。
投稿: バルクキャリアー | 2020年9月 2日 (水) 22時31分
バルクキャリアー様
何時も楽しく拝読しております。キッカケは飛鳥2、世界一周のブログを拝見してからです。小生も予約していた2020年がコロナで中止となり現在は2021年にそのまま予約が移っておりますが現在の状況からすると、日数の長さと寄港地の多さから、来年の3月下旬の出港はかなりハードルが高そうです。 同じクルーズ船上でお会いできるチャンスがあるかと実は楽しみにしておりました。 武漢ウイルスの御考察、ご同慶の至りです。 グアムでのにっぽん丸の事故では楽しく御考察拝聴致しました。
毎回のコメントに関心していた小生ですが、実は私もダヴィンチにお世話になり前立腺全摘をした身ですので何か変に親しみが湧いて来ました。 今後とも切れ味の良いコラム期待しております。 前立腺摘出は男の第4コーナーです。これからです!
暫くは軽く体を動かす程度にしておき快癒を楽しみながら船旅の事でもお考えください。
投稿: Halfway to the stars | 2020年9月 3日 (木) 21時15分
Halfway to the starsさま
コメントありがとうございました。
たしかに今のままでは飛鳥Ⅱの2021年ワールドクルーズの催行は難しいと思います。ただ中国や欧州では自国内クルーズが限定的に再開されたそうですから、これからクルーズに復帰する船も次第に増え、ふと気が付くとあの騒ぎはなんだったのだろう、という日が来るかもしれません。希望は捨てないでおきたいと思います。そして船上でお会いするできる日が近いものと祈っております。
前立腺手術は友人に経験者が多数いるので、当初は気楽に考えていましたが、手術のリスク説明を聞いたり輸血同意書などにサインを求められたりする段になって急に怖くなりました。しかし手術で完全にうまくとってしまえたそうで、これからはこの問題に悩まされることもないと考えると嬉しいです。尿漏れパッドは何とも嫌なものですが、お尻の筋トレなどで徐々に改善しているかと。クルーズ船から見る船の引き波や、青い空と白い雲を想像して術後回復に努めています。
またコメントをお待ちします。
投稿: バルクキャリアー(ブログ主) | 2020年9月 3日 (木) 21時46分