« 飛鳥Ⅱクルーズ再開 | トップページ | 武漢ウイルス下の東京六大学野球・2020年秋季リーグ戦 »

2020年9月22日 (火)

これぞネタバレ?半沢直樹

20200922
妻が飛鳥Ⅱの図書館で借りた「銀翼のイカロス」

サラリーマンが日ごろ感じる組織へのうっぷんを晴らしてくれる番組「半沢直樹」の第2クール、10回シリーズもいよいよ来週で最終回だ。主人公である半沢の活躍が痛快無比で、日曜の夜にこれを楽しみにしている視聴者がきわめて多いと話題となっているものだ。日ごろ、テレビはつまらないと不満を抱いていても、この番組は特別である。経営危機に瀕する帝国航空のメインバンク側再建プロジェクトリーダー半沢に対し、同航空への500億円の融資債権放棄を迫る白井国交大臣。それを拒否すれば銀行の過去のスキャンダルを明るみに出すと脅す白井のボスである箕部幹事長。その箕部が絡んだ過去の不正融資の証拠書類を、彼の圧力に屈して銀行の中野渡頭取が本人に渡してしまう、というのが9月20日までのストーリーである。信じていた頭取や大和田取締役に裏切られ「(箕部と頭取と大和田の)3人、1000倍倍返しだ~!」と半沢が叫ぶのが第9話のエンディングとあって最終回が大いに気になるところだ。


ということで、せっかちな私はあちこちネットで「最終回ネタバレ!」を探すも、台本の管理には秘密が徹底されているようで、なかなかこれというのにヒットしない。妻は原作の池井戸潤作「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」を前に飛鳥Ⅱの図書室で借りて読んだが、テレビドラマは原作からかなり脚色されているのでよくわからないと言う。では自分で考えるしかないので、連休を幸いビデオに録っておいた第9話の全シーンと各出演者のセリフを入念にチェックした。というのも、ここにきて劇中で交わされるごく普通の会話や登場者の何でもない仕草が、実は話の展開の重要な伏線になっていることが多いので、前回を再度見ればきっとヒントが隠されているに違いないと思い立ったものだ。それにしてもテレビドラマにこんなに入れ込むのも久しぶりだ。


さて何度かの会社合併を経験した私は、自分の出身母体に内在する問題をいかに新会社へ軟着陸させるかに腐心したが、「半沢直樹」で展開される合併に伴う葛藤や泥仕合はリアルに我が記憶に響いて「ああ、こういうのあるよね」と画面の前で頷くことしばし。銀行員だった妻も金融庁検査をはじめとする行内風景には「とても誇張されてるけど、ああ、そうだったと思うシーンが多い」と言う。このようにサラリーマンならほとんどが日常感じる「あるある」をベースにしながら、完璧な勧善懲悪の世界、一難去ってまた一難の展開、法律・コンプラインスぎりぎりの半沢の八面六臂の活躍、加えて出演の歌舞伎役者のツボにはまった好演などがこのドラマの魅力である。憂鬱な月曜を前に多くの勤め人が溜飲を下げる要素がテンコ盛りで、このドラマの視聴率が極めて高いのもさもありなんというところだ。


こうして第9話をじっくりと検証した後に感じた、最終回の我が推理である。頭取が箕部に渡した書類は実はコピーに過ぎず、原本は半沢によって世間に暴露され箕部は政界から放逐されると予想する。頭取も不正融資の責任をとって辞任。ポイントの一つはアンジャッシュの児嶋演ずる白井大臣の秘書・笠松だと思われる。東京中央銀行の伊勢志摩支店に乗り込み、半沢たちが調べた箕部に関連する帳簿を熱心に眺めるシーンは、最終回で彼が重大な役割を演じる伏線になっているはずだ。江口のりこ演じる白井大臣も最後は箕部ではなく半沢に有利に働くであろう。第9話で見せた箕部に対する不信顔もそうだし、テレビでは普段あまり見ない江口のりこをここまで引っ張るのは、演出側に大きな意図があるはずだ。最も大きなポイントが香川照之演じる大和田取締役に違いない。半沢と時に敵対しながらも時として心配そうに見守る役柄もそうだし、番組のスポンサーであるスバルと提携しているトヨタでは香川がいまCMの顔である。最後は彼のイメージを壊さない脚本が書かれる(ひょっとして頭取の後任)と思うのは考えすぎか?来週9月27日が第10話で最終だが、その最後はハッピーエンディングとはならず、またいずれ半沢が倍返しの逆襲で出てくることを示唆することでお開きになると思うが果たして如何に?

« 飛鳥Ⅱクルーズ再開 | トップページ | 武漢ウイルス下の東京六大学野球・2020年秋季リーグ戦 »

映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

バルクキャリアーさま

この記事も相まって半沢直樹の最終回は実に楽しみです、主人公の半分はバルクキャリアーさまの分身だと思って鑑賞しようと思います(笑)
さて、一昨日から沖縄に来ており今は那覇空港のラウンジですが、昨日訪れた奥武山公園の野球場併設の野球資料館で意外な展示を発見しました。沖縄野球界に貢献した人物や出来事が展示されておりオールドファンには懐かしい安仁屋宗八のパネル等に混じり1964年12月6日の全早慶戦のチケット(30¢)があったのです。
56年前のアメリカ統治下の沖縄において早慶戦が行われていたとは驚きです。わざわざそのチケットを展示するとは、それだけ早慶戦人気があり盛り上がったということでしょうね。※前記事の飛鳥Ⅱのクルーズ再開は鉄道も併せて楽しめるといいねです。

M・Yさま

沖縄は出張でしょうか。ご活躍を期待します。

安仁屋投手、いましたね。広島で活躍した横手投げのピッチャーでしたね。奥武山には野球資料館があるのですか?那覇に行く機会があったら訪ねてみたい、と思いました。

私はテレワークで主に家で仕事です。昨日は青森県にあるメーカーに面談を申し込みましたが、このウイルス騒動で青森に来る出張者と会うのも禁止なので暫く待ってくれと言われました。表立って会社で会うのが無理なら駅近くの喫茶店でもと誘いましたがNO。このバカ真面目さが日本人の特徴なのでしょうが、これを「皆が自主的にルールを守って感染防止に努める良き国民性」と呼ぶのか「同調圧力」と呼ぶのか、紙一重だと感じています。

ただテレワークだと目先の事務は進んでも、みな結局難しい課題や懸案の問題に取り組む意欲がそがれている気がします。ネット上でなく人と会う、話す、議論する、酒を酌み交わすことはやはり重要だと改めて思っています。それが日本人のビジネスの強さだと思います。


コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 飛鳥Ⅱクルーズ再開 | トップページ | 武漢ウイルス下の東京六大学野球・2020年秋季リーグ戦 »

フォト
2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想
無料ブログはココログ