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2020年7月 8日 (水)

2020都知事選・報道しない自由

先の日曜日は都知事選であった。当初から小池百合子現職知事の圧勝が予想されていたので、選挙にあまり興味はなかったものの、投票は国民(都民)の権利であるととももに義務でもあるから、小雨模様の天気をついて近所の小学校の投票所に行ってきた。さて誰に投票するかと迷ったが、小池氏は築地市場の豊洲移転に際しパフォーマンスばかりが先行し、巨額の税金を無駄に使ったし、今回のウイルス騒動ではやたら聞きなれない英語を連発したりとどうも好きになれない。では誰にするかと思案の上、消去法で維新の会から出馬した小野泰輔候補に投票する事にした。多くの野党の支援があった宇都宮候補やれいわ新撰組の山本太郎候補などは論外、東京出身の46歳で東大法学部を卒業し熊本県副知事をしたという小野氏には特にこれと云った目玉の政策はないが、若さと経験を買っての一票である。


予想したように投票締め切りの8時になると同時に勝利速報がテレビで流されるほどの大量得票で小池氏が圧勝し、都民はウイルスやオリンピック対策に関して彼女に信任を与えることになった。あとは自分が投票した候補を含め、各候補者が地域別にどう善戦したのかの興味が湧いて、東京都選管の速報値を加工してEXCELの一覧表(下のアイコン参照)を作成してみた。これを見ると1位の小池氏は各地区で満遍なく得票を得ているが、都心部より郊外の人気がやや高いことがわかる。私が一票を投じた小野氏は、宇都宮・山本太郎氏のサヨク陣営に続き全体で第4位であったが、名前や顔が良く知られた両氏に対して無名なのに、彼らに肉薄する61万票を得ての大善戦であった。特に千代田・港・中央の都心三区では小池氏に次ぎ、2人のサヨク候補を押しのけて第2位になったのが注目される。これら都心三区は、高輪や白銀などの高級住宅街に多数の新築タワーマンション、そのほか古くからの自営業者の住民が混在する住む概してリッチな地域だと言えよう。


また新宿・文京・台東・江東・品川・目黒・大田・世田谷・渋谷などの準中心部において山本氏は小野氏に負けており、一時おこった山本ブームも陰りが見えてきたのが明確になった。タレント上がり、減税を主張する山本氏だが、人気先行であまり中身のない主張は、周辺部ではともかく、どうやら都内中央部の有権者には見透かされてきたといえよう。注目されるのが「在日特権を許さない市民の会」の初代会長などを務め、今回も中国人観光客の入国拒否などを呼び掛けて選挙戦に臨んだ桜井誠候補が18万票(前回11万票)を獲得し5位になったことだ。前回に比べて投票率が5%も低くなり、全部で30万票がなくなったにも関わらず桜井氏が7万票も多く得た結果には驚かされる。主要メディアに意識的に無視されてきた桜井氏の躍進を見ると、ネット時代の選挙が到来したこと、リベラルやポリティカルコレクトネスばかりに配慮し「報道しない自由」とばかり、偏っているメディアの在り方に一石が投じられたようだ。東京都の予算はノルウェーの国家予算と同じ規模の15兆円だという。都知事・都議会の今後の活発な活動に期待したい。

2020東京都知事選結果
Excel
(アイコンをクリックするとファイルがダウンロードされます)
参照元データ 東京都選挙管理委員会事務局 東京都知事選挙(令和2年7月5日執行) 投開票結果

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

バルクキャリアー様、こんにちは。
パフォーマンス先行で中身がない小池都知事には、うんざりしています。
それにしても、小池氏に4年前煮え湯を飲まされた自民都連は、何故に今回独自候補を正々堂々と擁立しなかったのか理解に苦しみます、根性なしですね。

まぁ自分ファーストな小池氏は、そう遠くない将来に国政に転出するでしょうから、次回の都知事は派手でない実務型の人物を望みます(今回で言えば小野氏でしょうか) 
下記の書評記事で述べられているように、横暴な中共らと国としてきちんと対峙する為にも「憲法改正」は逃げてはいけないマターですね。ブログ主様の「保守」の意味を単なる理想でなく現実的・論理的に展開する姿勢に思わず膝を叩きました。

私も成果主義で小池さんには投票しませんでした。
小池さんには騙され、嫌いになりました。

次回は自民党もっとしっかりして欲しいとおもいます。
極論ですが都知事は大阪府知事と兼任でも良いかとも思いました。

丁寧な選挙結果の分析ありがとうございました。
参考になりました。
私は成果主義で小池さんには今回投票しませんでした。
同じ方に投票しました。また

極論ですが大阪府知事が東京も兼任すれば良いともおもいました。
次回は自民党しっかりして欲しいですね。

M・Yさん
お久しぶりです。コメントありがとうございました。

小池知事は、中央市場豊洲移転の際のポピュリストぶり、かつパフォーマンス優先にすっかり嫌気がさしました。我々の都税をこんな人に無駄に使ってほしくないと云う気持ちが今でもあります。それにしてもM・Yさんご指摘の通り都知事候補を出さなかった自民党にはがっかりです。

さてアメリカと中国とは今秋の大統領戦の結果に拘らず本気で対決に向かう事でしょう。日本はじめ西欧諸国はアメリカ側に立つことになるでしょうが、問題はかつての東西冷戦と違い経済的に各国が中国と深くコミットしてしまっている事です。どの国も早急に立ち位置を明確にする必要にかられる事になると思います。

そんな中、日本はアメリカ陣営の一画としても、安全保障をアメリカに完全に握られていて、健全な関係を陣営の中で築けるのか?伝統に根差した価値を重要視するのが「保守」ならば、日本人としての在り方、国家の独立や大計を考えるべきで、当面平和だから憲法論議が必要ない、など言う出口氏は保守ではないと考えます。

最近は彼のようにちょっと知識がありそうな人を「知の巨人」などともて囃しますが、こういう人達がどこまで本者なのか。学者が一生をかけても研究しつくせない古典を、一経済・教育人が多数読破したなどと云うのは専門家に対して失礼なのではと思っております。


船乗りさん

コメントありがとうございます。私は船乗りではありませんでしたが、実習期間中は船員手帳・船員保険被保険者でした。同じ業界の方にコメントを頂き嬉しいです。

大阪府知事が東京都知事を兼ねれば、というアイデアはたしかに面白いですね。ついでに愛知県知事も大阪府知事に兼任してもらいたいくらいです。 自民には公明だけでなく維新、それに一部国民民主を切り崩してポピュリズムではない、また中国・韓国とは一線を引いた政治をしてほしいです。

今後もお気軽にコメントをお寄せ下さい。

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