ジョギングを継続するには
完全テレワークになって2か月。週に一度はファイリングなどの為に事務所に行く以外は通勤の必要もなく、商談も面倒な事は「今や時期にあらず」で先延ばしされるため時間に余裕がある。おりしも気候がよく外で走るには絶好の季節とあって、ついついジョギングの距離や時間も増える。今日はまだ月の半分、15日目なのだが日記をみるとすでに今月は140キロほど走っており、このまま行くと月末には走行距離が300キロ近くになるだろう。昔は長距離の選手は月600キロ、多い月で800キロくらい走ると云われていたから、速さや練習の質はまったく違えどもかつての部活時代の半分近くは走っていることとなる。
考えてみれば中学3年で走り始めてから50年以上になる。まずは今でも毎日のように元気に走れることを、お天道様に感謝せねばなるまい。ただ日課のジョギングも、日によっては走ることが億劫で気がすすまない時がある。また走り始めても何故か積極的に身体が前に進まないような気がする日もある。そんな際にどうやって「走る気持ち」をキープするかは、ジョギングを続けるにあたり腐心する事だと云える。まず実践するのは、同じ走るのでも、日々の気分によって走る目的を変え、違うコースを走ることだ。かつて学生時代に、当時バリバリ順天堂の沢木監督を招いて話を聞いたことがあり、同僚が「飽きずに長い距離を走るにはどうすれば良いのですか?」と質問すると「まずは400米のトラックを何十周も走りきれるようになってからそんな事は考えなさい」と言われてしまったが、競技するわけでないジョガーならまず嫌にならないような動機付けが必要と云えよう。
という事でジョギングを無理なく継続するのは、走るコースを日々変えることだろう。桜の季節には花見ができる場所まで走ってみる、新緑の頃は公園まで走って行くなどのほか、たまには郊外まで走って行き、帰りは電車にするなど目先を変えることで気分転換がはかれる。ガイドブック片手に都内・近郊の名所、旧跡を訪ねて走るのも良き気分転換の機会である。都内でも10キロも走れば、さまざま場所に江戸時代の遺構や歴史的な遺跡が発見できる。最近はそういう場所に説明版や案内の掲示なども整っているので、じっくり往時の気分に浸るのも良い。その他に自分一人で決めたコース上(私の場合には皇居周回コース)で目標タイムを設定し、タイムトライアルをするのも刺激になる。その記録を取っておくと1年前、5年前、10年前に同じ季節の同じコースでどの位で走れたのが判り、それが練習の励みになったり、反対に自分の老化を実感できたりするものだ。
最近実践しているのが坂道を「喜んで」上る事である。坂道は傾斜の先を見ずなるべく足元だけを見つめて上ると、心理的な負担が少なく感じるものだが、逆に勾配を「意識」し、これを「克服」するように思って走ることにしてみた。というのは65歳を過ぎて体幹、特に大腿四頭筋や腸腰筋が衰えると云われるので、坂道はこれらを鍛える絶好の機会ととらえ、むしろこれを迎え入れる気持ちにしてみたのである。上りながら体幹に意識を集中してみると、人間は嫌いなものでも積極的に立ち向かい、それに意義を見出せば辛さも半減することが今さらながら判る。また腕ふりも走るセオリーに反し、前後ではなく時に左右に振ってみると辛さが和らぐということを最近感じている。ただ、どんな日でも走り終わった後のごほうび、缶ビールの栓をプシュっと開けゴクンと一口飲む場面を想像する事が、走り出す一番のモチベーションになっているのは間違いない。
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エシレ ですか
ひとっ走りで 行けるなんて、、。うらやましいです
美術館の行きがけに寄ったら、長蛇の列 帰りに寄ったら欲しいものがなくてガッカリでした。 さいたま
投稿: | 2020年5月16日 (土) 15時19分
さいたま さん
コメントありがとうございます。
今日は雨のため走るのをどうしようか悩んでいるところです。
エシレはいつも並んでますよね。ただこの騒動になってからは大分緩和されています。
もっとも人気のガトーエシレはいまだに開店してすぐに売り切れているようです。
投稿: バルクキャリアー(ブログ主) | 2020年5月16日 (土) 15時35分