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2020年3月19日 (木)

高輪ゲートウエイ

20200318
史上最速で桜の開花が報道されたように、東京にいつもより早い春がやってきた。陽気に誘われるまま、会社の昼休みにこの3月14日に開業した「高輪ゲートウエイ」駅までぶらぶらと散歩に行ってみる。「高輪ゲートウエイ」は山手線や京浜東北線にできた久しぶりの新駅で、駅名公募の際には「高輪」や「芝浦」「芝浜」と云う多くの応募名をおしのけ、とってつけたようなカタカナの名前が採用され話題になった駅である。近くにある江戸時代の高輪大木戸がゲートウエイの名の由来だとされるが、このあたり田町から品川の間は、山手線でも駅間距離が2.2キロと一番長かった区間で、その中間に新しい駅ができたことになる。

もっとも新駅が造られた場所は、その海側(東側)にJRの広大な車両基地が広がっており、当面そちら側からはアクセスができない変則的なところである。開業当初に出入り口が設けられたのは山側(高輪側)のみで、その近隣は泉岳寺などの寺社のほかは高級住宅地街が広がり、それほど多くの人が利用するとは思えない環境だ。またほど近い場所に京急・都営地下鉄の泉岳寺駅があるので、新駅を造っても、利用者が少なくて有名な京浜東北線の上中里駅(北区)のようなことになるのではと危惧される。しかし新駅の地区は近い将来、品川の再開発プロジェクトの一環として高層オフィス街の建設と就業人口の増大が期待されているそうで、それに対応してJRは世界へのゲートウエイの役割を担う駅を開きカタカナ駅名を採用したのだと云われている。

開業した真新しい駅に行くと、昼休みもあってか駅前は利用者より見物客が多く、高架の駅前テラスから風景を眺める人、駅舎をバックに記念撮影する人などが目立つ。ふと傍らを見ると3~4名の中学1年ほどの男の子たちの会話が聞こえてきたが、そのリーダーはよほどの鉄道少年らしく、開業した駅の事を自慢げに仲間に語っていた。昼のそよ風の下、聞くともなく彼の話を聞いていると、そのうちに鉄オタの性か、こちらも誰かにウンチクをたれたくなってきた。「よく知っているねえ~」と少年に声をかけ、「目の前に広がる線路にはかつて田町電車区や品川客車区、東京機関区があってね、新幹線ができる前の東海道線の特急や急行が整備されて運転されていたんだよ」とつい鉄の先輩風を吹かしてしまう。と、神妙に聞き入っていた子供たちの脇の中年男性がにこにこして割って入り「良くご存じですね、勉強になります」と答えてくれる。「あ、お父さんですか、これは失礼」と赤面の体であわてて話を切り上げ会社に戻ったが、知っている知識をつい偉そうに誰かに喋りたくなってしまうのは変わらぬ我が性癖なのだろう。

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